この文章は全てフィクションです
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「オレヴァホ・ラフ・クノダイスキーの口伝66」
アシターニャ・ベロデルナ
古来より痛み止めとして利用されていた
薬草でありながら
暗殺に使われてきた
大変危険な毒草である
致死量は成人で
体重1kg当たり10から13mg
致死量摂取後24時間前後で
突如麻痺症状が全身に及び
心肺停止で死亡する
また
摂取した毒が致死量に至らず
一命を取り留めたとしても
四肢に麻痺の後遺症が残るのである
この毒で死亡した死体は
必ずだらりと舌を出していたそうで
ここから名前が付けられたという説が有力である
文献によると使用法は
地上部を根元から刈り取り天日干しにし
乾燥したものを粉末にして
煎じ液を薄めて傷口に塗るというのが
痛み止めとしての使用法である
毒として使われる場合は
その粉末を色の目立たない料理に
そのまま入れて使用されたそうである
毒草の入った料理を食べて
おかしな味がしないのかと
疑問に思う人もいるかもしれないが
そこがこの毒草の厄介な所
無味無臭なのである
ただ一つの問題である色も
先ほど言ったように色の濃い料理に入れられると
まるで判らなくなるのである
使用されたのは大体夕食のようである
夕食に毒を盛り
相手が食べたのを確認してから
毒を盛った本人は24時間の余裕をもって逃走出来たそうである
また
宿根性の野草で
成人なら苦もなく登れる山の中腹に
普通に自生しており
入手も簡単な事から
余りにもこの方法による暗殺が頻発し
18世紀に入って
撲滅運動が推し進められることとなり
絶滅することとなった
しかし相手は生命力の強い野草である
世間的にはこの世から消滅したことになっているが
一体どこで生えているかなど
到底誰も把握できるものではないだろう
きっと
人の目の届かない所で生きていると
私は思うのである
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この文章は全てフィクションです
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「オレヴァホ・ラフ・クノダイスキーの口伝66」
アシターニャ・ベロデルナ
古来より痛み止めとして利用されていた
薬草でありながら
暗殺に使われてきた
大変危険な毒草である
致死量は成人で
体重1kg当たり10から13mg
致死量摂取後24時間前後で
突如麻痺症状が全身に及び
心肺停止で死亡する
また
摂取した毒が致死量に至らず
一命を取り留めたとしても
四肢に麻痺の後遺症が残るのである
この毒で死亡した死体は
必ずだらりと舌を出していたそうで
ここから名前が付けられたという説が有力である
文献によると使用法は
地上部を根元から刈り取り天日干しにし
乾燥したものを粉末にして
煎じ液を薄めて傷口に塗るというのが
痛み止めとしての使用法である
毒として使われる場合は
その粉末を色の目立たない料理に
そのまま入れて使用されたそうである
毒草の入った料理を食べて
おかしな味がしないのかと
疑問に思う人もいるかもしれないが
そこがこの毒草の厄介な所
無味無臭なのである
ただ一つの問題である色も
先ほど言ったように色の濃い料理に入れられると
まるで判らなくなるのである
使用されたのは大体夕食のようである
夕食に毒を盛り
相手が食べたのを確認してから
毒を盛った本人は24時間の余裕をもって逃走出来たそうである
また
宿根性の野草で
成人なら苦もなく登れる山の中腹に
普通に自生しており
入手も簡単な事から
余りにもこの方法による暗殺が頻発し
18世紀に入って
撲滅運動が推し進められることとなり
絶滅することとなった
しかし相手は生命力の強い野草である
世間的にはこの世から消滅したことになっているが
一体どこで生えているかなど
到底誰も把握できるものではないだろう
きっと
人の目の届かない所で生きていると
私は思うのである
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