読書録「バカとテストと召喚獣11」4
著者 井上堅二
イラスト 葉賀ユイ
出版 ファミ通文庫
p28より引用
“ それならそれで疑問が残る。準備に一週
間もかかるのなら、どうして僕らの勝負に水
をさしたのだろう。あと少しで決着がついた
のに。”
成績で待遇がはっきりと分かれる学園を舞
台とした、青春ファンタジーライトノベル。
通算16巻目。
Aクラスとの試召戦争の決着を、寸でのとこ
ろで台無しにされたFクラスメンバー。ヒロイ
ン・姫路瑞希をかばって、とんでもないハプ
ニングに見舞われた主人公・明久を尻目に、
学園長は二年と三年の試召戦争について説明
を始める…。
上記の引用は、二年と三年の試召戦争の開
戦日についての一節。
学校行事として行われるのであれば、なおさ
らAクラス対Fクラスが始まる前に停戦させて
おけばよかったのにと思いますが。経営者に
はその立場でしかわからない苦悩があるのか
もしれません。
物語のクライマックスへ向け、大いに盛り
上がりを見せる巻。ここまでの主人公たちの
行動があってこその盛り上がりなので、通し
て読まなければ面白さはわからないのではな
いでしょうか。文章の味わいに好みが分かれ
るところかと思いますが、序盤や途中で読む
のを止めてしまうのは、惜しい作品だと思わ
れます。
ーーーーー
読書録「バカとテストと召喚獣12」5
著者 井上堅二
イラスト 葉賀ユイ
出版 ファミ通文庫
p171より引用
“ 努力が無駄になってしまって平気なわけ
がなかった。
やっていることが報われなくて何とも思わ
ないわけがなかった。
色々と辛いことがあって、泣くほど苦しく
て悲しくて。
それでも歯を食い縛って自分に出来ること
とを頑張り続けるなんて、それはどれだけ凄
いことだろう。
僕の目には、そんな姫路さんの姿がとても
尊いものに見えた。”
成績で待遇がはっきりと分かれる学園を舞
台とした、青春ファンタジーライトノベル。
通算17巻目、本編完結。
三年の戦術と味方との不和に苦しみながら
も、試召戦争一日目を乗り切った二年生達。
押し込まれた戦況を覆すために、本来の調子
を取り戻した雄二は作戦指示を出す…。
上記の引用は、ヒロイン・姫路瑞希を見て
きた主人公・明久の思い。成功を収めた人、
勝利を手にした人の後ろには、数多くの報わ
れなくとも踏ん張る人たちがいることは、忘
れてはいけないことでしょう。
本編完結巻。前巻の紹介でも書きましたが、
途中で読むのを止めず、全巻通して読んでこ
そ面白い作品だと思われます。
ただ、オチが酷い。面白いのですけれども…。
ーーーーー
読書録「バカとテストと召喚獣12.5」4
著者 井上堅二
イラスト 葉賀ユイ
出版 ファミ通文庫
p148より引用
“こうして見ると、リビングの中がもの凄く
華やかだ。この光景をクラスの連中に見られ
たら僕と雄二とムッツリーニの命はないだろ
うと確信できるくらいに。”
目次より抜粋引用
“僕と聖夜と渦巻く陰謀(前編)
僕と同志とスカートめくり
僕と聖夜と渦巻く陰謀(後編)
私と卒業式と贈る言葉”
成績で待遇がはっきりと分かれる学園を舞
台とした、青春ファンタジーライトノベル。
本編最終巻の後日談を描く、短編集第6弾。
通算18巻目。
三年生との試召戦争に勝利し、より良くなっ
た環境で授業を受けられるようになった主人
公達Fクラス。クリスマスが近づくも、その楽
しさとは縁遠いメンバーがほとんどの中、学
園長から一つの提案が出された…。(「僕と
聖夜と渦巻く陰謀(前編)」より)
上記の引用は、いつものメンバーが集まっ
てのクリスマスパーティでの主人公・明久の
胸の内。
クラスの男子の多くが、異端審問会員という
状況は、最後まで変わらなかった様子です。
自分が混ざることの出来ない楽しい空間を覗
いていても、苦しみが増すだけでしょうから、
世の中が浮かれている時は、静かにおいしい
ものでも食べているのが良さそうです。
本編・短編も含めての最終巻。主人公たち
の高校生活はまだ残っていますが、区切りよ
く終わりを迎えています。引き延ばせばまだ
まだ続きそうではありますが、ここまで以上
の話の盛り上がりを描くのは難しいのではな
いでしょうか。
表紙カバーの見返しにシリーズ一覧があり
ますが、表紙イラストの違う特装版も存在す
るようです。コレクターの方は抑えたくなる
一品かもしれません。
ーーーーー
著者 井上堅二
イラスト 葉賀ユイ
出版 ファミ通文庫
p28より引用
“ それならそれで疑問が残る。準備に一週
間もかかるのなら、どうして僕らの勝負に水
をさしたのだろう。あと少しで決着がついた
のに。”
成績で待遇がはっきりと分かれる学園を舞
台とした、青春ファンタジーライトノベル。
通算16巻目。
Aクラスとの試召戦争の決着を、寸でのとこ
ろで台無しにされたFクラスメンバー。ヒロイ
ン・姫路瑞希をかばって、とんでもないハプ
ニングに見舞われた主人公・明久を尻目に、
学園長は二年と三年の試召戦争について説明
を始める…。
上記の引用は、二年と三年の試召戦争の開
戦日についての一節。
学校行事として行われるのであれば、なおさ
らAクラス対Fクラスが始まる前に停戦させて
おけばよかったのにと思いますが。経営者に
はその立場でしかわからない苦悩があるのか
もしれません。
物語のクライマックスへ向け、大いに盛り
上がりを見せる巻。ここまでの主人公たちの
行動があってこその盛り上がりなので、通し
て読まなければ面白さはわからないのではな
いでしょうか。文章の味わいに好みが分かれ
るところかと思いますが、序盤や途中で読む
のを止めてしまうのは、惜しい作品だと思わ
れます。
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読書録「バカとテストと召喚獣12」5
著者 井上堅二
イラスト 葉賀ユイ
出版 ファミ通文庫
p171より引用
“ 努力が無駄になってしまって平気なわけ
がなかった。
やっていることが報われなくて何とも思わ
ないわけがなかった。
色々と辛いことがあって、泣くほど苦しく
て悲しくて。
それでも歯を食い縛って自分に出来ること
とを頑張り続けるなんて、それはどれだけ凄
いことだろう。
僕の目には、そんな姫路さんの姿がとても
尊いものに見えた。”
成績で待遇がはっきりと分かれる学園を舞
台とした、青春ファンタジーライトノベル。
通算17巻目、本編完結。
三年の戦術と味方との不和に苦しみながら
も、試召戦争一日目を乗り切った二年生達。
押し込まれた戦況を覆すために、本来の調子
を取り戻した雄二は作戦指示を出す…。
上記の引用は、ヒロイン・姫路瑞希を見て
きた主人公・明久の思い。成功を収めた人、
勝利を手にした人の後ろには、数多くの報わ
れなくとも踏ん張る人たちがいることは、忘
れてはいけないことでしょう。
本編完結巻。前巻の紹介でも書きましたが、
途中で読むのを止めず、全巻通して読んでこ
そ面白い作品だと思われます。
ただ、オチが酷い。面白いのですけれども…。
ーーーーー
読書録「バカとテストと召喚獣12.5」4
著者 井上堅二
イラスト 葉賀ユイ
出版 ファミ通文庫
p148より引用
“こうして見ると、リビングの中がもの凄く
華やかだ。この光景をクラスの連中に見られ
たら僕と雄二とムッツリーニの命はないだろ
うと確信できるくらいに。”
目次より抜粋引用
“僕と聖夜と渦巻く陰謀(前編)
僕と同志とスカートめくり
僕と聖夜と渦巻く陰謀(後編)
私と卒業式と贈る言葉”
成績で待遇がはっきりと分かれる学園を舞
台とした、青春ファンタジーライトノベル。
本編最終巻の後日談を描く、短編集第6弾。
通算18巻目。
三年生との試召戦争に勝利し、より良くなっ
た環境で授業を受けられるようになった主人
公達Fクラス。クリスマスが近づくも、その楽
しさとは縁遠いメンバーがほとんどの中、学
園長から一つの提案が出された…。(「僕と
聖夜と渦巻く陰謀(前編)」より)
上記の引用は、いつものメンバーが集まっ
てのクリスマスパーティでの主人公・明久の
胸の内。
クラスの男子の多くが、異端審問会員という
状況は、最後まで変わらなかった様子です。
自分が混ざることの出来ない楽しい空間を覗
いていても、苦しみが増すだけでしょうから、
世の中が浮かれている時は、静かにおいしい
ものでも食べているのが良さそうです。
本編・短編も含めての最終巻。主人公たち
の高校生活はまだ残っていますが、区切りよ
く終わりを迎えています。引き延ばせばまだ
まだ続きそうではありますが、ここまで以上
の話の盛り上がりを描くのは難しいのではな
いでしょうか。
表紙カバーの見返しにシリーズ一覧があり
ますが、表紙イラストの違う特装版も存在す
るようです。コレクターの方は抑えたくなる
一品かもしれません。
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