20120611近況
夕食にちらし寿司を食べる。
少し甘目の味付けが、優しい印象を受ける一品だった。
上に乗せられていた具材は、
鯛のデンブ
きぬさや
炒り卵
と彩りの鮮やかなラインアップ。
鯛のデンブは市販のピンクに着色されたものではなくて、家で
作られたものだったので茶色だったが、このほうが美味しいし体
にはいいと思う。
市販のものが使われていたならば、彩りはもっと鮮やかだったか
もしれないが、やはり手作りのものにはかなわないのではないだ
ろうか。
白いご飯の上に茶、黄、緑と三色が綺麗に散りばめられていて、
梅雨時のうっとうしい曇り空ばかり見ることが多いこの時期に、
見た目で気分が晴れる彩りだと思う。
お皿に盛りつけられた状態でとても綺麗だったので、食べるた
めに崩すのが少々もったいないような気がした。しかしいつまで
も眺めていても空腹は満たされないので、鑑賞は程々にしておい
て食べることにする。後で考えれば、写真にとって残しておけば
良かったなと思うが、空腹に追い立てられてそれどころでは無か
った。
そうして空腹を満たすことと味を楽しむことに専念するため、
どうしても後から色々考えてしまうことになる。お腹が空いてい
ると頭も回らないし。
食べ終わってから思ったのだけれど、いりゴマを上からふりか
けると香ばしくて美味しかったように思う。あとは刻み海苔なん
かもふりかけたらきっと美味しかったに違いないと思ったが、思
った時には大抵皿の上に食べ物は残っていない。ジレンマ。
だからといって、先にある程度空腹を満たしてしまっては、せ
っかくの調味料が台無しになってしまう。空腹という調味料の難
点は、後から調整が効き難いところだと思う。
いっとき流行った寒天なんかを使ってお腹を満たせば、カロリ
ーを気にすること無く空腹感を調節できるのかもしれない。
けれど、食事の直前や食べ始めてトッピングに付いてアイデアを
考えるところで、最高の空腹感を感じられるように調節するのは、
至難の業だと思う。
そこまで自分の内臓の状態をコントロールする方法があるなら
ば、ダイエットの決定版としてベストセラーになりそうな気がす
る。
けれども多分きっと、万人に当てはまる空腹感の調節方法とい
うのは出来ないのではないかと思う。食べたものの消化速度や胃
液の分泌量などは、それこそ個性の現れるところで千差万別だろ
うから、結局自分で少しずつ探っていくしかないのかなと思う。
個性は体に現れるとは養老孟司氏の著作に書かれていたように
記憶しているが、だからダイエットに関する著作はいろんな種類
のものが出続けて、いつまでも売れ続けるのかなと思います。
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