札幌・北海道のレトロ建物大好きおぢさん日記

札幌(北海道)のレトロでモダンな建物を見たり撮影するのを趣味としています。

美瑛町の建築探訪

2023-05-21 11:10:47 | 東川町 美瑛町

1泊2日で東川町から廻って美瑛町に宿泊しました
北海道新聞社、2000年発行の「旭川・道北の建築探訪」に掲載された建物を中心に撮影をしています

 


「美瑛町農業倉庫1号、2号、6号」 旭川と道北の建築探訪 NO54

 

所在地:美瑛町本町1丁目 ※6号は栄町1丁目
建設年:大正8(1919)年 ※6号は昭和16(1941)年 
指定等:なし

※現在は1棟のみ健在で「道の駅 びえい丘のくら」として活用中

 

「道の駅 びえい「丘のくら」」

 

所在地:美瑛町本町1丁目9-21
建設年:大正6(1917)年 
指定等:なし

■利用日

 年中無休
(年末年始のみお休み12月31日~1月3日)
※12月30日は午前のみ営業

6月~8月 9:00~18:00 
9月~5月 9:00~17:00
香麦食堂11:00~14:30(LO)

 

この倉庫は「美瑛軟石」を使用し大正6年に建てられた3棟のひとつ
主に豆類の貯蔵庫として使われたとのこと。

上記の「旭川と道北の建築探訪」の建物である。

 

「美瑛軟石」は大正5年から昭和44年頃まで採掘され、広く使用された。
その後、2棟は解体され残ったこの蔵を町の歴史承継、中心部の商業活性化の中核とし平成19年に「道の駅」として登録された。

 

補修は当然されていようが、中は美瑛町の特産物が並び
雰囲気の良い販売所である

天井を見上げると梁がありやはり蔵ということを実感できる
また美瑛軟石が表面の外観も綺麗であり重厚さはあっても
劣化は中々認められない。

 

 

外観上部に見える2階部分の明り取り窓は後付けのようだ。

 

両側(短辺側)の出入り口は以前はシャッターであったが長辺側の形に改築され
鉄扉に変わっている
この鉄扉はどこで使用していたものかは不明。

 

 

今回は未確認だったが裏側の出入り口(現在の道の駅入り口の反対側)の上部に以前の農業倉庫の文字がかすかに残っているはずだ。


2023年5月撮影

 

 

 

「JR美瑛駅 駅舎」 

 

所在地:美瑛町本町1丁目1 
建設年:昭和27(1952)年 
指定等:なし

 

美瑛駅は元々は明治時代に木造で建設されたもの
開業は明治32(1899)年。

それを昭和29年に美瑛軟石で改築したのが現在の駅舎である。

旧国鉄時代に石造りで建てられた駅舎は珍しいとのことだ。

 

駅周辺の商業施設は、屋根勾配を揃える、高さ制限、ファサードに美瑛軟石を用いるなどの建築協定を定め、統一感ある街並みとしている。
※一部wikipediaより

駅前の通りに行けばその統一感がよくわかる
このような統一感がある商店街の街並みは浦河町もそうだと記憶がある


駅舎前には小さなロータリーがありタクシーが複数台、客待ちをしていた
やはり観光地の駅だけあるのだろう。

この味のある駅舎は大事に後世まで残してほしいものだ。

 

 


2023年5月撮影

 


東川町の建築探訪

2023-05-12 20:45:11 | 東川町 美瑛町

1泊2日で東川町から廻って美瑛町に宿泊しました
いくつかの建物は北海道新聞社2000年発行の「旭川・道北の建築探訪」
に掲載された建物が含まれます。

 

まずは東川町から

「北の住まい設計社」旧東川町立第五小学校 道北の建築探訪 NO51

所在地:東川町北5線東7号
建設年:昭和3(1928)年 
指定等:なし

【北の住まい設計社 東川ショールーム】
Open 10:00〜18:00 水曜定休

【カフェ&ベーカリー】
水曜定休(ベーカリーのみ火曜・水曜定休)
■ベーカリー・食品館
Open 10:00〜18:00
■カフェ
Open 11:00〜17:00
食事-14:00 L.O / デザート・ドリンク-16:30 L.O

 

東川町の閉校小学校は2校と他の街に比べて少ないほうだ

旧第五小学校は平屋の教室棟と体育館が現存しており、
北の住まい設計社の工場として再活用されている。

場所は街の外れと言ってよいだろう
廻りには人家が少ない場所にある

元々木々に囲まれた場所に学校があったのかは未調査だが
木々越しに見る現存校舎はなんとも味があり素敵だ。

古い建物なのでもちろん補修や塗装直しや窓の白枠などをして
見栄えが良くなっている。

 

もう一つの第四小学校も第五小学校に似た素敵な校舎だったが
閉校後に体育館が焼失し、校舎も解体された。

 

 

 

 

 


2023年5月撮影

 

※北の住まい設計社の敷地内から旧校舎側へは立ち入り禁止である

 

 

 

 

「東川町郷土館」旧東川町役場庁舎 道北の建築探訪 NO52

所在地:東川町東1丁目16番2
建設年:昭和24(1949)年 
指定等:東川町指定 有形文化財

■利用日

 5月1日~6月30日 日曜日のみ開館

 7月1日~8月31日 月曜日休館

 9月1日~11月3日 日曜日のみ開館

 ※冬期間(11月~4月)は休館

■開館時間:10時00分~16時00分

 

役場や公園が周りにある閑静な場所に郷土館があった。
隣に町の駐車場が広くあるので見学しやすいのも特徴。

濃茶の下見板張りに窓の白枠
左側の切妻屋根と2層を彷彿させる窓枠など見ごたえ充分の建物であった。


訪問時期は残念ながら日曜日のみの開館だったので中の見学は出来なかったので
いつか再訪したいものだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


2023年5月撮影

 

 

 

 

「明治の家」旧尾田家住宅 道北の建築探訪 NO53

所在地:東川町東1丁目15番 羽衣公園内
建設年:明治44(1911)年 
指定等:東川町指定 有形文化財

■利用日:予約制 ※冬期間(11月~4月)は休館

■電 話:教育委員会 生涯学習推進課 0166-82-2111

 

元は明治28年に香川県から移住した尾田家の農家建築である。

昭和62年に町に寄贈され現在地に移築復元した
当時は藁葺屋根であったが瓦敷きにされたようだ。

尚、外壁からは香川県の農家住宅様式を伺えるとある。

 

 

 

 


2023年5月撮影

 

「明治の家」に並んで建つ「相馬妙見宮」も町の指定文化財である。

 

 

 

 

 

「イーストリバーハウス・居酒屋大勝」

所在地:東川町西町1丁目1-9
建設年:不明 昭和初期? 
指定等:なし

 

大通りに面しているので、すぐに目についた
テナント?で2軒のお店が営業をしているようだ。

木造下見張りは補修こそあれ、古い時代の建物に感じた
レンガの煙突もあり、道路に面した奥側にはお洒落なテラスサイド的な造りもあった これは後付けかと思うが。

 

 

 


2023年5月撮影

 



 

「古民家」

所在地:東川町東町
建設年:不明 昭和初期? 
指定等:なし

 

東川町の中心部にあり、付近をグルグルと廻っている時に目に入った。

窓が多いので遠目にも内部にものが入っており生活感があるのがわかる
ただ実際に人が住んでいるかは未確認だった。

連続する窓や出窓のあるファサードがとても素敵だった。

 

 


2023年5月撮影