札幌・北海道のレトロ建物大好きおぢさん日記

札幌(北海道)のレトロでモダンな建物を見たり撮影するのを趣味としています。

増毛小学校 旧校舎

2023-06-29 20:26:30 | 増毛町

 

増毛小学校旧校舎は昭和11年に移転し新築竣工した
木材は深川市納内の一等材で建設されたとのこと。


昭和53年には開校100周年となる 児童数は462名

平成13年には歴史的建造物として北海道遺産の指定を受ける

平成24年に小学校が旧増毛高校校舎に移転し76年の歴史を閉じる。
児童数は148名になっていた。

平成29年、ふるさと納税を活用し体育館屋根の葺き替え工事が行われた。

平成30年、「歴史の部屋」を昭和30年代の教室をイメージして公開。



閉校後からこれまで旧校舎は増毛町の特産である甘えびをうたった「えびまつり」に併せて内部の見学会を行っていた。

今年はコロナ明けで4年ぶりの祭りが5/27,5/28で行われ内部公開も久しぶりに行われた。

そこから6月から9月までの日曜日も公開されるようになったとの情報を見た。

このありがたい話を聞き、早速増毛まで行って来ました。

 

 

 

旧校舎は何と言っても道内で「現存する最大、最古の木造校舎」です。

 

ただでさえ現存する2階建木造校舎は少ないのに、この大きさです
パッと思いつくのは 当別町の「旧弁華別小学校」

 

栗山町の「旧雨煙別小学校」※補修済 

 

などだが規模が違いすぎる

教室棟と体育館でぐるりと四角に囲み中庭がある
体育館がまた大きい。

 

 

車は進入口付近の体育館横に停めたが
正面まで行って良かったかも知れない。

いや、やはり校舎を見上げながら歩くのもヨシだ。

 

校舎正面の写真は帰館時に撮影した。
横側の一部だけ草刈りがされていたが正面は草ぼうぼうで
草をかき分け入るのは抵抗があったが、ここまで来たのだ。

堂々たる2階建て校舎
正面に3つの玄関を設け、シンメトリーで美しい
校庭なので昔は草が無かった もっときれいに見えたと思うし
葉のないころなら中央の樹木ごしに中央玄関も見えていただろう

かといってこれを草刈りするのは容易ではない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

体育館は両側に伸びるバットレスが印象的
他の木造体育館でもよく見る光景だがこれほど見事に現存しているのは
なかなかないはず。

 

 

次から中庭の光景を。
関係者の方がいたので窓を開けてよいか確認をして撮った
2階からと1階から。

中庭は当時は樹木はあったがこんなに大きくなく
地面は、もちろん雑草は無かったとのこと。

 

 

2回目の訪問で中央の入り口から中に入ることが出来た。

用意されていたスリッパに履き替える
すぐに関係者の方が来られて、名前、住所、電話番号などを記載する。

パンフレットをいただき注意事項を見ながら自由に見て回る
一応ルートはあるが戻っても、何周してもOKだ。

 

 

 

 

【保健室】

 


手すりに大きなすべり止めが

 

【作法室】

 

【図工室】

 


※頑丈そうな防火扉

 


※増毛山道の資料室 2つの教室を使用している 興味のある方にはたまらないだろう

 

【児童会室】

 

【物品庫】

 

【教材室】


あ~懐かしい! OHPだっけ?

 

 


【図書室】※図書室は見学不可だったか?

 

【教室】

 



※体育館への渡り廊下は上部が古い!

 

 

【体育館】


非常に見ごたえのある体育館であった 特に天井のトラス構造が素敵すぎる!

 

 

【家庭科室】

 

【資料室】他の閉校校の記念の品や校章、アルバムなど多数

 

【歴史の部屋】昭和30年代の増毛小学校を再現


※ここの教室の窓枠は木製のままだった

 

【放送室】

 

【理科室】

 

【給食室】


※ここは残念ながらここでストップ

 

【校長室】

 

隣の職員室は関係者の方が使用しているので見学せず
トイレも新しい職員用トイレ(見学者が使える)以外は見学できず。

見取り図やルールを書いたリーフレットをいただけるので
ルールに基づいて見学をすること。

処々にいる関係者の方から詳しい話を聞くのが楽しいですよ

 

 

 

今回はテンションが上がりすぎていくつかのポイントを見逃すと言うドジを。

もう今年は行けないと思うのでいつか機会があったら宿題を終わらせたい
関係者の方には本当に感謝いたします。

 

※帰途に増毛の海を見下ろす


増毛の建築探訪⑤ レトロストリート

2023-06-26 20:32:06 | 増毛町

先日の日曜日、25日に増毛町に行って来ました。

主目的は増毛小学校旧校舎が、今年は6月~9月の日曜日だけ
内部見学が出来るからです。

 

朝から最高の天気で気分は上々
オロロンラインを北上し、道の駅「あいろーど厚田」で一休みだが
10時前だというのに大混雑になっていた。

 

これはもしかして増毛はどうかなと思ったら途中で車が激減
断崖せまる海沿いと長いトンネルを安全運転で快適に増毛に到着。

 

まずは昼食をと、2年前に増毛に来た時から気になっていた
古民家の「cafe' de SOBA 凜」

すぐに満席となり忙しく築何年とか聞けなかった 残念
蕎麦は手打ちで美味しかったね。

 

続いて「国稀酒造」

 

向かいに「ましけジャム工房」

 

それとラーメンの「麺屋 田中商店」

 

お食事処の「志満川」は休業していたけど住宅部分が素敵だ

 

志満川の住宅と繋がっている「今野鉄工」の3階部分

 

前回は閉まっていて見れなかった「千石蔵」

 

 

 

 

 

 

 

レトロストリートのランドマーク「旧商家 丸一本間家」

有料で内部が見れるがパスした。

 

隣の「倉庫」

 

 

向かいの「二号倉庫」

 

「旧増毛館」

 

ラーメンの「こころ」

 

向かいに「旧山形屋」

 

「風待食堂 観光案内所」

 

「旧冨田屋旅館」

 

「旧増毛駅」

 

ここで折り返しになります。

駐車場はこの駅跡地に無料の臨時駐車場が出来るので助かるし
結構な台数が停めれて安心です。

建物は歴史的建物やネットや書籍に載ったもの、
また自分で見てレトロだなと思ったものを掲載しました。

昼食場所が一苦労で人気の寿司店はじめ行列が出来る店が多い
今回も予想通り、結構な観光客数だった。

札幌から北上する車より内陸から留萌経由が多いかもね
観光客は夏場の土日が多いので飲食店は常時開けているのは難しいか…

 

次回は主目的の「増毛小学校旧校舎」です。

 

 


増毛の建築探訪④ 潤澄寺 龍淵寺 増毛湯 本間質店蔵 増毛町の閉校

2021-11-25 10:51:13 | 増毛町

 

⑯「東本願寺大谷派潤澄寺」*道北の建築探訪128

 

所在地:増毛町畠中町3丁目106
建設年:明治30(1897)年

北海道近代建築研究会著の建築探訪シリーズには寺社仏閣なども記載されている
増毛町から2軒の寺院と2軒の神社が記載され、前項に厳島神社の訪問記録を載せた。

今回は2軒の寺院である(神社のもう1軒は舎熊神社であり訪問は後日に譲る)

まずは潤澄寺
建設は石狩湾を挟んだ小樽市で数多く手がけた伊久治三郎氏により建てられた。

寺院建設には一般住宅などと違い専門的な要素が多い
古い建物なので改築や補修は当然あるだろう
このお寺は正面から見る本堂が堂々として素晴らしい

また両側に白石を敷き詰めて石庭を表し気品があるように思える
鐘釣堂も見事で本堂と重ねてみると寺だけではなく
増毛という町の歴史の重みも感じる。

 

 

 

 

 

2021年11月撮影

 

 

 

⑰「曹洞宗龍淵寺本堂」*道北の建築探訪129

 

所在地:増毛町畠中町4丁目4-145
建設年:明治27(1894)年

龍淵寺の本堂は明治27年の建築で
増毛町に現存する寺院の中で最古である。

ここは小樽市の正法寺の末寺として創設されたとのこと
ここにも石狩湾を挟んでの当時北海道で最も栄えた小樽市との関係性がある。

堂々とした門が素晴らしい
本堂は古い建物ゆえ補修したばかりのようで新材が目立った
だが年数を重ねていくと周りに同化していくのだろう。

裏には水が流れる素敵な庭が道路に面しているが
部外者は入れないようだ。

 

 

 

2021年11月撮影

 

 

 

⑱「増毛湯」

 

所在地:増毛町畠中町3丁目101-2
開業:明治39(1906)年
建設年:


増毛湯の建設年他の詳細は分からなかった
開業が明治なので新しくとも昭和戦前までに建てられたのではないかと推察する。

ギャンブレル屋根が印象的な銭湯玄関は左右で男女の入口が別で
中に番台があったのだろう。

表示には「男」だけで女の文字は消えていたようだ
少し斜めにした入口とタイルが当時を思わせる。

建物の左が施主の住宅玄関と思われるがすでに板張りがされていた
もし居住しているとすると銭湯入口を玄関にしているかも知れない

いつかは不明だが残念ながら現在は閉業したようだ。

いずれにせよ古い建物の銭湯は道内中でも貴重であり
私も幼少時は古い銭湯を利用していたので
可能であれば中を見てみたいものだ。

 

 

 

 

 

 

 

2021年11月撮影

 

 

 

⑲「旧本間質店質蔵」

 

所在地:増毛町畠中町3丁目
開業:
建設年:


旧本間質店はおそらく増毛町史をよく見れば情報が載っている

左下の入口は現在はシャッターだが創設時はどうであったか
窓の多い独特な蔵である

写真の屋根は後付けで普通に切妻屋根であった
質店の蔵なので隣接して店舗、もしくは住宅があったのだろう。

情報では蔵の真向かいに昭和の古民家を利用した宿泊施設があったが
更地になっていたのが残念であった。

 

2021年11月撮影

 

 

 

⑳「増毛町の閉校」

 

*詳細は「木造校舎・廃校」にて記載します

「増毛町立別刈小学校」

 

 

「増毛町立岩老小学校」

 

 

「増毛町立歩古潭小学校」

 

 

「増毛町立雄冬小中学校」

 

2021年11月撮影

 

以上で増毛町の建築探訪は終了です
予想以上に撮影箇所が多く、増毛町の魅力を再発見しました。

 

 


増毛の建築探訪③ 国稀酒造 増毛レトロストリートの建築物 厳島神社 旧北海道銀行増毛支店 秋田藩元陣屋第一台場跡の古民家 

2021-11-23 21:25:24 | 増毛町

 

⑪「国稀酒造」*道北の建築探訪121

 

所在地:増毛町稲葉町1丁目
開業:明治15(1882)年
建設年:大正7(1918)年


国稀酒造は本間家創業者が手掛けた醸造事業であり
現段階で日本最北の酒蔵である。

近年、本州から東川町に移転したメーカーがあったが増毛町のほうが緯度が上だ。さらに下緯度に旭川と新十津川がある。

以前は増毛町に酒蔵が7つもあったようだが現在は国稀のみ
増毛町といえば国稀という人も多いのではないか

 

 

 

 

 

 

店舗の正面は歴史を感じる印象的な造りで大正7年の建築である
内部は国稀だけではなく和小物や地物の果物も委託販売をしていたり
地元の特産物商品も販売しているので観光客への対応が充分。

 

 

 

 

奥へ行くと名物の試飲コーナーがあり、こればかりはドライバーは涙を呑む
高倉健主演の映画「駅 STATION」に内部が使用され展示もある。

昔の造り酒屋の住まいが伺えるように内部を公開しており
建物より歴史を学び楽しめる場所だ

駐車場の反対側の裏手は見学より業務作業用スペースかと思われるが
垣間見える倉庫など一層の歴史を感じることが出来るはず。

現在は「国稀酒造株式会社」として独立した会社になっている。

 

 

 

2021年11月撮影

 

 

 

⑫「増毛レトロストリートの建築物」



cafe de soba 凛

いわゆる古民家カフェになるのだろうが2階の窓が素敵だ
塗装や外壁などに補修をしていると思うが、古民家は客からの見た目重視と
事業者の補修をせねばならない部分がうまく一致出来たら良い建物になるのだろうなと思った。

 

 

 

 

麵屋 田中商店

元は何の倉庫、蔵だったかは不明
このようなラーメン屋さんとしての再活用はいいアイデアかと思う
他の街にも古い蔵や倉庫を使用したラーメン屋さんがあるが、どれも風情があるね。

 

 

鰊漬け倉庫

この倉庫は「cafe de soba 凛」の手前、レトロストリートに面して建っていた
現在は営業していないようだが妻部分に鰊漬けを扱っていただろう名残りがある
漁港であり港町にはやはり石造りの建物が似合う。

 

2021年11月撮影

 

 

 

⑬「厳島神社」*道北の建築探訪127

 

所在地:増毛町稲葉町3丁目
建設年:明治32(1899)年
指 定:増毛町指定文化財(本殿)北海道指定有形文化財


厳島神社がある場所は、増毛町庁舎の向かいで坂を登れが増毛小学校旧校舎がる位置だ
本社殿は拝殿と覆屋に囲まれた本殿および社務所で形成される

街の有形文化財第一号に指定される状態の良い本殿でもある
外部からは彫り物の見事さが見てとれるが内部の壁や天井に描かれた絵は
芸術作品のようだとのこと。

出来れば一度見てみたいものだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

2021年11月撮影

 

 

 

⑭「旧北海道銀行増毛支店」

 

所在地:増毛町稲葉町2丁目35-1
開業:昭和8(1933)年
建設年:昭和8(1933)年
廃業:?


現在の北海道銀行は昭和26(1951)年に創立されており、この建物の
旧北海道銀行とはまったくの別物である。

明治後期に創立され本店は小樽にあった(建物は現存)
その後、昭和19(1944)年の戦時統制(一地区一行)により北海道拓殖銀行に吸収された。

増毛支店は現存する古民家の一つで以前は土蔵もあった
その後は理容院が開業したようだが現在は空家のようである。




*増毛町史より

 

 

 

 

 

2021年11月撮影

 

 

 

⑮「秋田藩元陣屋第一台場跡の古民家」

 

所在地:増毛町弁天町4丁目83-3
建設年:

台場とは砲台があった場所
その昔は対ロシアへの守備として増毛には2か所の砲台があったその一つ
場所は増毛灯台の直下の高台にあり港を一望出来る場所だ
その台場に1軒の古民家がある
現在は空き家のようだが台場と何かの関係があるのかも知れないと思い撮影した。

現在は台場があった記の看板が無くなっていた これも何かあったのだろうか

 

 


増毛の建築探訪② 増毛館 山形屋旅館 本間家店舗・住宅 千石蔵 旧小林廻船問屋

2021-11-20 10:41:54 | 増毛町

 

⑥「旧増毛館」*道北の建築探訪124

 

所在地:増毛町弁天町1丁目21-1
開業:昭和7(1932)年ころ
建設年:昭和7(1932)年ころ
廃業:平成10(1998)年 *現、ぼちぼちいこか増毛館として営業中


増毛町のレトロストリートにある駅前旅館である

ファサードが印象的で漆喰モルタルの外壁と半円の2階上げ下げ窓、1階には菱形の窓を配し
アーチ型の玄関など凝った意匠になっている。

旧増毛館から町が土地を買い取りドミトリー民宿の「ぼちぼちいこか増毛館」が営業している
左端の突出部分をカフェに改修し、人気を博している。

 

 

 

 

 

 

2021年11月撮影

 

 

 

⑦「旧山形屋旅館」

 

所在地:増毛町弁天町1丁目
開業:昭和8(1933)年
建設年:昭和8(1933)年
廃業:?


増毛館の向かいにある古くからの駅前旅館

昭和8年の建設が近辺の建物に多いのは大火で焼けた後の建設が多いからのようだ
外壁や内部の補修はあったようだが、訪問時では営業をしているようには見えなかった。

玄関屋根と中央の屋根、2階の上げ下げ窓がレトロ感を誘っている。

 

 

 

2021年11月撮影

 

 

 

⑧「本間家旧呉服店店舗・旧住宅・文書蔵」 *道北の建築探訪123

 

所在地:増毛町弁天町1丁目27
開業:明治26(1893)年
建設年:明治26(1893)年上棟
指定:増毛町指定文化財


本間家は増毛を代表する豪商で名家である

レトロストリートでもひと際目を引く建物群は多くの観光客が見学をしている。

元は佐渡出身の本間氏が小樽の呉服店に勤務し独立して増毛に店を出した
他に荒物や醸造、海運、不動産業、ニシン漁などで事業を拡大した。

呉服店舗は石蔵で他に住宅と二つの土蔵がある
平成9(1997)年に町文化財に指定後、大規模修復を経て2000年に一般公開された。

有料ではあるが、ここはぜひとも内部を見たいところ
訪問時は今年の公開が終了したため叶わなかったが機会があれば見学したい。


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

増毛館との間の倉庫もレトロ感ありです

 

2021年11月撮影

 



⑨「千石蔵」

 

所在地:増毛町稲葉海岸町53
建設年:明治末期


元は本間家の倉庫として建てられたもので〇に一の屋号が入っている
場所は本間家呉服店舗を海側に曲がると左にある。

鉄の扉も木造の扉も重厚さが目立つ蔵だ

現在は国稀酒造が活用し資料館としてニシン漁船や関連品を展示している
こちらは無料で見学が出来、カフェもあるので一服出来そうだが、
やはり今年の見学は終了したようだった。

 

 

 

2021年11月撮影

 

 

 

⑩「食堂志満川店舗・住宅 / 今野鉄工所住宅」 *道北の建築探訪122

 

所在地:増毛町稲葉町1丁目1
建設年:明治25(1892)年


この2軒は元は同じ所有者で繋がった建物である
本間家の向かいに位置し食堂はレトロストリートに面している

小林氏は本間家と同時期に廻船問屋を開業しここに店舗兼住宅を構えた
その後、鉄道開通により廃業し昭和50年ごろに住宅を分割したようだ。

食堂は現在も営業しており人気店である
隣接した方の住宅棟は和洋折衷の造りで昭和の初期ころに改装したと思われる
玄関廻りが秀逸である。

石蔵もあり由緒ある場所のようだ。

 

 

 

 

 

海側の住宅棟の所有者は別人である
一見普通の家に見えるが、先の千石蔵側から見ると3階の意匠が気になる

和風の本間家に対抗して造られたといわれ、内外部とも洋風になっている
正面から海が見える また山側は上げ下げ窓でシンプルにしている。

 

 

 

 

2021年11月撮影