札幌・北海道のレトロ建物大好きおぢさん日記

札幌(北海道)のレトロでモダンな建物を見たり撮影するのを趣味としています。

札幌ハリストス正教会顕栄聖堂

2025-02-04 18:22:19 | 札幌市豊平区

 

「札幌ハリストス正教会顕栄聖堂」

 

所在地 豊平区福住2条2丁目3-1
建築年 昭和46年(1971年)
指定等 なし
開館時 不明

 

ハリストス教会といえば函館があまりにも有名だが
札幌にも素敵な教会がある(道央には他に小樽と苫小牧にあり)

今話題の新スーパーが入る旧エスパの裏手にあり、双方からお互いが見える。

 

福住の閑静な住宅街にあるので静かに見学したい

特徴のある建物は住民のランドマークになるだろう

一角をぐるりと廻れるがまたの機会にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


2025年2月4日撮影

 

以前は中央区南7条東1丁目にあったが、札幌オリンピックによる道路拡張工事のため移転
その後、昭和46年(1971年)8月に新築の教会が竣工し現在に至る。

当時は豊平川に架かる橋は今より少なく、豊平橋の南に現在ある「南7条橋」はこの昭和46年の完成だ
教会は道路拡張と「南7条橋」と引き換えに移設したということだろうか?

 


下は現住所で見れる一番古い住宅地図かと思う
※ 昭和33年度地図 ●印が教会

下部分は豊平川

また左ハジの空白は現在の中央区を東西に分ける創成通りになり創成川がある

当然だがまだ「南7条橋」はない

 

現在この場所にあるのは

マンションと「リンナイ」

 

現在の建物になる前にはここにはホテルがあった

「札幌ロイヤルホテル」

wikipediaによるとホテルの開業は昭和39年(1964年)とあり5月に開業している

数年前からの計画と建設期間があるので、札幌ハリストス正教会の移転時期は昭和30年代半ばから後半で?
福住での建設期間を鑑みても昭和46年の稼働まではどこかに一時移転していたのかと推測する。

札幌オリンピックの前に大型ホテル建設の必要性があったと思うので
(この時点では札幌グランドホテルしか大型ホテルは開業していない)
札幌市からも働きかけもあったのかも知れない。

ホテルは2010年~2011年で解体され現在に至る。

 

 

もう一度当時の住宅地図を

ハリスト教会の右側に縦に道路があり、一般住宅が並んでいるのがわかるが
その内の1軒が健在だ!(表札確認)

なんとなくだが、何があってもこの土地は売らん
そんな気概の人がお住みなのかなと思った

 

また「竹山食品」も昭和33年の地図で現在地にある

※会社の上の架線は国道36号線と電車が走っていた

 

 

最後にこちらのお宅もお名前がありました

 


堺町の建築探訪

2025-02-01 20:40:10 | 小樽市

 

今回は小樽市の「蔵」を目当てに堺町通りを歩いてきました

この通りは小樽観光のメインの一つで大勢の観光客でごった返していた。
特にアジア系外国人の比率が高く、日本人や欧米人がチラホラ見かける感じだった。

自分も観光客となり廻ってみたが、お馴染みの歴史的建造物も駆け足だが撮影したので列記して行きます。

 

「小樽オルゴール堂 本館」旧共成(株)

明治45年(1912年)建築

 

「旧共成(株)住宅」

建築年不明

 

「小樽オルゴール堂遊工房旧上勢友吉商店

大正10(1921)年 建築  ※建物裏側

 

「銀の鐘1号館」旧中越銀行小樽支店

大正13年(1924年)建築

 

「ツルハドラッグ 小樽堺町店旧戸出物産小樽支店

大正15年(1926年)建築

 

「北果楼・六花亭」

建築年不明

 

「北一硝子三号館」旧木村倉庫

明治24年(1891年)建築

 

 

「小樽ポセイ丼堺町総本店」旧橋谷㈱

昭和12年(1937年)移築

 

小樽大正硝子館酒器蔵

建築年不明

 

「奥野商店㈱」

建築年不明

 

「ふじ鮨小樽店」旧稲積倉庫㈱蔵

大正2年(1913年)建築

 

旧深谷電器店倉庫

大正期建築

 

 

旧久保商店

明治40年(1907年)建築

 

「たけの寿司」

明治43年(1910年)建築

 

「おたる瑠璃工房 運河店」旧金子元三郎商店

明治20年(1887年)建築

 

 

「小樽オルゴール堂堺町店」旧岩永時計店 

明治29年(1896年)建築

 

 

「オルゴール堂 海鳴楼」旧第百十三国立銀行小樽支店

明治26年(1893年)建築

 

旧北海雑穀(株)営業所

明治44年(1911年)建築

 

「旧板谷邸洋館」

大正15(1926)年〜昭和2(1927)年 建築

※堺町通りから見上げたもので下↓が全景


※上写真のみ2020年9月撮影

 

 

実際には未撮影の歴史的建物はまだあるが
今回は同行者と観光が主だったので見逃してしまった

撮影日は2025年1月26日