札幌・北海道のレトロ建物大好きおぢさん日記

札幌(北海道)のレトロでモダンな建物を見たり撮影するのを趣味としています。

小樽 蔵めぐり ⑪ラスト

2025-01-28 19:39:29 | 小樽市

 

参考図書は資料として素晴らしくかなりの軒数が記載されておりました
今回が最終になります。

*参考図書「小樽 蔵めぐり イラスト帖」2017年6月16日発行
*一般住宅の名前・住所は略で 地図は載せません

 

 

「村住邸蔵」 

 

色内1丁目
建築年:明治30年
木骨石造3階建て

 

村住邸蔵は小樽市の歴史的建物が立ち並ぶ色内町にある
蔵は旧塚本商店の隣にある「旧梅屋商店店舗」の裏にある

その「旧梅屋商店」の蔵として建造された

店舗は洋物店だそうで倉庫として使用したのだろう。

ちょうど裏へ抜ける小路と駐車場があり蔵が良く見えた
店舗建物の屋号に「三」の文字が見えるが創業者の「村住三右衛門」からとったのだろうか?

石造り3階建ての立派な蔵だが、ただ窓近辺の痛みが見てわかり今後が心配な蔵だった。

 

 

 

2025年1月撮影

 

 

「薬師神社蔵」 

 

清水町9丁目26
建築年:昭和初期
木骨石造2階建て

 

薬師神社は清水町の坂の途中にあり、その坂から垣間見ることが出来た
敷地に入れば見えるような位置ではなかったと思う 通行する車に注意だった。

神社自体は明治35年の創建で現在地に明治末期に移設した

蔵が多い小樽市でも神社にあるのはここと住吉神社だけだそうだ
中には祭礼用品があるのではと言われる。

 

 

 

2025年1月撮影

 

 

 

「小樽大正硝子館酒器蔵」 

 

堺町3-17
建築年:不明
木骨石造2階建て

 

小樽市堺町は現在の小樽観光になくてはならない町だ
昔は古くからの問屋や商店が多く、蔵も多い地域だった

その蔵を活用して様々な営業をしている
昨今では外国人の方が日本人観光客より多く見える

その中でこの蔵は表通りから正面は見えず、地味な位置にいる
横側と正面上部だけが見えるくらいであとは使用者しか見えないか?

建て主は不明だが「仙」の屋号が見えた。

 

 

 

2025年1月撮影

 

 

 

「旧深谷電器店倉庫」 

 

堺町4-1
建築年:大正期
木骨石造2階建て

 

この蔵は正面が堺町通りに面している
以前は深谷電器の店舗や蔵などが堺町通りに他にあったとのこと

通りの運河側には北一硝子や六花亭など中、大規模な倉庫が多いが
山側は土地が狭いので2階建てにしたのだろう。

長く磯寿司が営業していたが現在は閉業し、店舗は閉まったままだった。

 

 

2025年1月撮影

 

 

※本掲載の物件ではないが前記の「村住邸蔵」のすぐ後ろに
もう1棟蔵があった
やはり屋号が「三」なので同じ建て主であったと推測する

 

 

この一角が「村住家」の所有だったのだろう

 

2025年1月撮影

 


小樽 蔵めぐり ⑩ 

2025-01-28 09:35:32 | 小樽市

参考図書は資料として素晴らしくかなりの軒数が記載されておりますが、全軒訪問が近づいてきました。
次回が最終になり、その後は町ごとにまとめていきます。

*参考図書「小樽 蔵めぐり イラスト帖」2017年6月16日発行
*一般住宅の名前・住所は略で 地図は載せません

 

 

「A氏邸蔵」 

 

富岡2丁目
建築年不明
木骨れんが造2階建て

 

富岡町は港を見下ろす絶好の土地で、古くから豪商や実業家や支店長クラスのお屋敷が多かった町。

特にこの蔵がある地域は急こう配の坂がある
ゆえに海方面の眺望は素晴らしいものがあるだろう。

以前は近辺にも蔵はあったが、みんな解体された
れんが造りの蔵はとても映えて地域で目立つ存在だ。

 


2021年4月撮影

 

 

「H氏邸蔵」 

 

富岡1丁目
1926(大正15)年建築
木骨石造2階建て

 

この蔵は小樽商大に向かう地獄坂の途中にある
ただよく見るには中通りに入らなければならない。

富岡町のこの地区もお屋敷などが多い地区で
H氏邸のお向かいにも素敵な木造建築住宅がある。

蔵は写真を見てもらうと分かるが、屋根から両側に下がる部分がカーブして
柔らかい雰囲気を出している
これはあまり見たことがないねぇ。

 

 


2023年8月撮影

 

 

「小樽第一興産倉庫」 

 

富岡1丁目1-12
明治時代建築
木骨石造2階建て

 

於古発川沿いにあり、すぐ先は国道5号線とJR陸橋が交差する。

小樽第一興産が取得する前の情報は不明だが、取得後は備品、商品の倉庫として現役である。

少し赤みがかった色合いは小樽軟石の特徴とのこと。

 

 


2021年12月撮影

 

 

 

「旧大阪屋呉服、質店 蔵」 

 

銭函2丁目3-4
1925(大正14)年建築
木骨石造2階建て

 

現在はストアハウス大坂屋で営業しておりレトロな2階建てのカフェ・喫茶で人気がある。

場所はJR銭函駅と銭函海水浴場へ向かう道路沿いなので目立っているだろう。

建主の大坂屋にちなんでカフェの屋号は大坂屋から変えていない
現在の持ち主も店主も大坂屋自体とは関係がないらしい。

解体を検討中に喫茶として営業したいから貸してほしいと申し出たようです
おかげで銭函地区唯一の石造り建築が残った。


 


2022年2月撮影

 

 

 

「佐野邸蔵」 


住ノ江2丁目

1911(明治44)年建築
木骨石造2階建て

 

母屋が別所に移転し独立してしまった蔵。

住ノ江町は住吉神社の西側にある高台の街で海方面がよく見渡せる
そのためかお屋敷なども多い地区であった。

蔵はいくつかの人の手に渡ったがその中にニシン漁場の親方がいたそうで
今でも蔵には漁網があるようだ とのことです。

 

 


2023年8月撮影

 

 

「旧山田商店 蔵」

 

末広町
1921(大正10)年建築
木骨石造2階建て

 

旧小樽市立手宮小学校の入り口で撮影をしていると、振り返ると石蔵が目に入った。

思い出したのは未撮影の蔵で家の陰になるので見ることが出来ない蔵があったこと
これはその蔵ではないか

確かに家の陰で全景を見ることは出来なかったが
屋号までは見えた
その屋号が「山田商店」から取った「や」であることがやっと判ったのだ。

 

 

 


2022年12月撮影

 

 

「U氏邸 蔵」

 

東雲
大正時代建築
木骨石造2階建て

東雲町はこの蔵あたりまでが平地で、あとは水天宮までの坂道に住宅がある。

建築時のここは料亭だったらしく、蔵はその名残かも知れない。
現在は月決め駐車場となっていた。

現所有者が取得したのは昭和34年だそうで、質店を営んでいたので
質蔵としてちょうど良かったのでしょう。

 



2022年2月撮影



「旧寿原邸文庫蔵」

 

東雲町8-1
1912(大正元)年建築
木骨か石造コンクリート仕上げ平屋

 

この邸宅は大正元年に当時「小豆将軍」で有名な高橋直治によって建てられ、
昭和9年に寿原外吉の所有となり昭和61年に小樽市に寄贈されたもの。

邸自体が小樽市の歴史的建造物に指定されており
ここ数年はNPOの努力により内部の無料公開をしている。
公開期間中は車は下の旧堺小学校グラウンドに停めてよいことになっていた。

和室や映画「Love Letter」で有名になった洋室と蔵の中も見ることが出来る
当時の豪商が建てたのは石造りのコンクリート仕上げだった。
大正元年にそのような高価な蔵を建てたのは特筆すべきことかも知れない。

内部は漆喰で仕上げている。
見せていただけるうちに、もう一度拝見したい。


 


2020年10月撮影

 

 

 

 

「M氏邸 蔵」

 

東雲町9-15
明治時代建築
木骨石造2階建て


以前は母屋があったことが壁の跡でわかる
蔵だけが残されたのは耐久からかも知れない。

水天宮方面から小樽市内に向けて下る一方通行路にあり
狭くて停車も出来ない。
すぐ裏が旧堺小学校のグラウンドなので、旧寿原邸とセットで見学が出来たらいい

他に旧光亭や旧板谷邸など見るべき歴史的建物が多い地区にある。


 


2022年2月撮影

 



「旧板谷邸蔵」

 

東雲町1-19
1927(昭和2)年建築
石造り2階建て

 

小樽の古い蔵は木骨石造りが多いが、旧板谷家の蔵は石造りである
これはやはり豪商ならではだろう。

水天宮から小樽市内に下る途中には旧寿原邸、旧光亭など歴史的名家が
あるが、旧板谷邸もそれに負けない建物である

和風の母屋に洋館が続き、蔵で終わる 小樽港を一望できる豪邸だ。
現在は背後に大きなマンション、横にホテル棟を新築し「海宝樓クラブ」として営業している。

宿泊すると朝食は洋館で食べれるようだ。



 


2020年9月撮影

 

 

 

「旧村住家別邸蔵」

 

相生町
1902(明治35)年建築
木骨れんが造2階建て


小樽の蔵は石造りが多いが、この蔵はれんが造りである
しかも100年以上建っているのに実に姿勢がよい蔵だ。

邸宅も歴史の趣がある
水天宮のすぐ下にあるので天狗山方向の眺めが良いかと思う。

現在の所有者は呉服関係の方だが、蔵は住居の一部として活用しているようだ。


 


2021年3月撮影

 

 

「旧宮下邸蔵」

 

若松2丁目
1909(明治42)年建築
木骨石造2階建て


現所有者の曽祖父が建てた邸宅と蔵
若松の住宅街には細い路地と密集した住宅街があり、この蔵がある場所もそうだ。

廻りとは違う柵がある邸宅と蔵は目立つ存在だ
正面からではなく裏手の方からも見えたのは、おそらくかつてはこの手前に別の家が建っていたのだろう。

蔵には貯蔵用の半地下があり、基礎には当時珍しい太い鉄筋を使用している。

一族で代々使用している邸宅と、堂々とした蔵はこれからも眺めたいものだ。


 


2022年2月撮影

 

 

「旧渡辺米穀店蔵」

 

潮見台1丁目
1916(大正5)年建築
木骨石造2階建て


この蔵は札幌から小樽への国道5号線から見える というかこの方向からしか見えないはずだ。

そこで近くで車を停め、国道5号線に沿う歩道から撮影した。
蔵は建築主の商売でコメ蔵として建てられたようだ。

100年を超える蔵の現在の所有者は、かつて1階を書庫にしようとしたら重さで
床が抜け落ちそうになった
その工事の時に基礎にかなり厚いコンクリートが敷かれていて珍しいと言われたそうな。

出窓の下見板張りに魅力を感じるし また母屋も和風住宅でよく管理されていると思う。

 


2021年9月撮影

 

 

「和光荘蔵」

 

潮見台2丁目4-1
1922(大正11)年建築
鉄筋コンクリート2階建て

 

和光荘は小樽を代表する洋風住宅で、元は北の誉酒造の野口氏が建築主だ
その建物から木々越しに眼下に自分の酒蔵が見える場所に建っている。

和風住宅も蔵も連なっているが、やはり有名なのは洋館であろう
すぐ下にある潮陵高校では卒業アルバムのクラス写真はこの洋館をバックにして撮った。

対して蔵についてはほとんど触れられずにきたようだ
鉄筋コンクリート造りは珍しく3階建てに見えるが2階建てである。

参考図書にあったが、確かにこの洋館の横には重厚な石造りより
この方が似合うのだろう。

さて私が撮影させていただいてから、数か月後に立入禁止となった
かつては入場料を取って内部見学をしていたが当分は難しそうだ。

だが貴重な歴史的建物の内部はぜひとも見たいのではないか。

 

 


2020年9月撮影

 

 

 

 


札幌の古民家(蔵・倉庫)飲食店の建築探訪③ 

2025-01-11 18:07:26 | 古民家飲食店

ここでは、いわゆる古民家カフェとか食堂、レストランなど飲食店や食品を扱う店舗を載せていきます。

ほとんどの店舗には入ったことが無いので外観が中心となり、正確な情報がないお店もあります
私が見て気になったりレトロだなぁと思うお店、たまたま通りかかったら古いけど面白い建物であったお店など

そういうことでお店自体の情報や内容は各HPなどでどうぞ(笑)

(これまでの建築探訪で紹介した建物はダブるので載せません)

 

 

「旧鎌田志ちや」

住所:中央区南10条西9丁目1-30

 

札幌市の中では比較的、木造下見板張りの家屋が見られる中央区
その住宅街の中に「旧鎌田志ちや」がある。

確かに昔の質屋はちょっと人目に付かないような中小路にあった

 

 

昔の建物らしく建物の前に堀があるのもうれしい
以前の看板をそのまま使用していたりしている

小さめだが蔵があるのも素晴らしい
現在はギャラリーに活用している。

 

建築デザインの会社が使用しながらカウンターだけで飲物を出している
食事系は無いし女性が好む店では無さそうなので、男性の一人客がちょっとコーヒーを飲みながら音楽を聴いて帰るような店舗だと思う。

 

2024年9月18日撮影

 

 

「ギャラリー犬養」

住所:豊平区豊平3条1丁目1-12



豊平区でも豊平は札幌でも早くに開けた町で
古くは国道36号線には電車が走り、その前は馬車が走っていた。

その関係で豊平川に近い1丁目には馬具を扱う店が多くあり、菊水方面へ向けて遊郭もあった
古くからの建物が多かったので1960~1980年代に建て替えが済、
今はそのころの建物が解体、新築されている。

「ギャラリー犬養」の店舗は築90年以上と言われ、木造板張りの家屋である

中小路を入った先にあり、そこだけが異空間のような佇まいだ

 

 

内部はある程度のリフォームはされているが、そこかしこに古き良き時代を思わせる。

2023年5月21日、2024年12月20日撮影

 

 

 

「MORIHICO ROASTING&COFFEE」

住所:白石区菊水8条2-1-32


築60年の旧ボイラー工場を活用したカフェ。

森彦グループは札幌市を中心にいくつも個性的なカフェを展開している
この店舗は以前は「プランテーション」という名前だった

プランテーションといえばコーヒーの大規模栽培も有名だが
植民地時代の名残りでもあり、時代に合わせて店名を変えたのかも知れない。

 

 

 

 

元々は工場なので広い面積に高い天井を活かし、コーヒーの焙煎と販売スペース、キッチンを1階にし、2階にカフェスペースを集約している。

お洒落で個性的な店舗が多いので内部はどこまでが工場時代のものなのかは不明だが
随所にそれらしい造作も見られる。

 

 

 

 

 

屋根裏部屋もある

2019年6月29日、2024年9月27日撮影

 

 

 

 

ここから過去レポート

 

「珈房 サッポロ珈琲館 本店」

住所:西区八軒1条西3丁目1-63


2022年4月撮影

 

元北海道工業試験場の建物を活用したカフェ。
工業試験場は大正12年から西区のこの地に設置され随時研究棟が建設された
その後、昭和52年に現在の北区(北大敷地内)に移転している。

JR琴似駅付近は昔は工場が多く、すぐ近くに缶詰工場もあり、今も現存している事務所が歴史的建築物になっている。
店舗に隣接している道警の琴似庁舎が広い敷地を持っているので試験場の名残かも知れない。

建物は庁舎を改装したものであり、特に内装にそれが見られ天井も高く、当時を彷彿とさせる箇所もある
庁舎らしく箱型だが玄関が印象的だ。

サッポロ珈琲館は平成元年に工房をここに移し現在に至る
市内でも北円山店、平岸店、月寒店など歴史的建物をリノベーションして活用しており
レトロ建物が好きな人には素晴らしい会社であるといえよう。

 

 

 

「カフェレストラン 薫月」

住所:北区北25条西8丁目3-15


2021年8月撮影

 

薫月(かおるづき)は札幌北高のすぐ横にある住宅街のレストランであり
いわゆる古民家である。

玄関廻りは綺麗に塗装され窓枠は白枠に。
印象的なのは一部2階建ての窓が正面を向いており、ハーフティンバーと窓の桟が印象的で
この桟のスタイルは木々で見えないが1階の窓にもありそう。

薫月は2004年にオープンしているイタリアンのお店で味の評判が良さそうだ
飲食店がリノベーションをしてくれると利用しやすく中が拝見出来る。

コロナ過が少し落ち着いたらぜひ利用したいものだ。

 

 

 

「ル・クレエ」

住所:東区北13条東3丁目1-3


2021年7月撮影

 

「ル・クレエ」は南向きの一方通行に面しており、天使大学、天使病院が隣にある。
店舗は2007年にオープンしており、建物は昭和初期に建てられた民家をリノベーションしたものである。

北区の「薫月」と似ているところは、2階の窓とイタリアンということ。
特に西向き正面玄関側にある2階の丸窓とアーチ型の窓が印象的だ
また南側に廻ってみると中小2つの菱形窓もある。
これらはリノベ後に取り付けたと思うがどうか?

過去に2度ほど利用しているが、特にランチはリーズナブルでコスパ良く
味も良いと思う。

古民家はちょっと暗さがあるくらいが落ち着ける
その点では申し分ないと思うが。

 

 

 

「ル・パティシエ・フルタ」

住所:東区本町1条2丁目1-10


2021年1月撮影


東区はタマネギが名産でタマネギ倉庫が各町にある
ここは1940年代に建てられたタマネギ倉庫であった。

所有者は法邑家で倉庫の後にアトリエ、カフェの「品品法邑」を営業しており
今も表示は残っていた。
すぐ近くにギャラリーもあり、かつてはカフェも併用していたので以前は何度か利用したことがある。

カフェ時代の壁は白く塗られたり、絵が描いてあったりしたが
2016年に現在のお店がオープンしてから目立つ色になった。

ル・パティシエ・フルタのオーナーシェフはいくつかの賞を取る実力者で札幌のスィーツ界では有名だ。

 

 

 

「Nancy」

住所:中央区南15条西8丁目1-32


2021年8月撮影

 

この建物に関して情報は無く建築年も所有者も結局わからなかった
だが特徴あるファサードと壁の状態、何より上部にある屋号により古いものと判断した。

元々店舗が面している通称「東屯田通」は札幌でも歴史のある地区で
商業の盛んな地区である。

ネットでは分からなかったが、何かの手がかりが無いか探してみる
カフェナンシーはアンティークショップも兼ねており、固定ファンがいそうなお店だ。

 

 

 

「ありんこ研修所」

住所:中央区北4条西7丁目1


2021年8月撮影


建物は木造2階建て、店舗兼住宅として昭和10年頃に建てられたようだ
京王プラザホテル札幌の前にあり賑やかな駅前で歴史のある姿を遠慮気味に誇っている。
正面は塗装や修繕されているようだが横や裏に廻ると痛みがわかる。

「ありんこ」は1978年設立で「おにぎり」の製造・販売店である。
1989年にこの店舗がオープンし、昼は近隣の会社員で賑わっていた。

現在は研修所として営業はしていない。

 

 

 

「ヤキニクネコスタイル」

住所:中央区大通西14丁目3-20


2021年2月撮影

 

昭和中期に建てられた民家をリノベーションして営業をている
大通西14丁目という立地にビルではなく、このような民家が残っていたことに驚く。

中通りに建っている建物は現在の壁色からしてとても目立つ
ここ数年は飲食店が数店入っていたようだ
壁の色や中通りに面した細長い小さな窓は改装したもの。

ヤキニクネコスタイルは記憶違いでなければ同オーナーが猫を見ながらの飲食店から
猫を見ながら焼き肉にチェンジしたものだ。

 

 

 

「円山バル 地球防衛軍」

住所:中央区南6条西17丁目2-6


2021年7月撮影

 

こちらも情報は少なくて、推測だがこの店舗は昭和初期~戦後すぐくらいまでの住宅建築?
店舗前には木々が多く全景は撮っていないが桜の時期には綺麗だそうだ。

玄関や窓上部の細かい格子桟がお洒落に見える
中も見てみたいが場所柄お酒が飲みたくなるね。

お店は2006年頃から営業しているようでスペインやイタリアンが中心だ
長らく続いているのは味と雰囲気が良く固定客がいるからだろう。