㊼「戸部農園店舗兼住宅・同種苗倉庫」
所在地 中央区南14西12
建築年 昭和5(1930)年
指定等
開館時 店舗に順ずる
休館日 店舗に順ずる
入館料 店舗に順ずる
西向きの洋館側は創建時から改修をされているようです。
サイディングが貼られているが当初は下見板張りだったそうです
こちら南側が和風住宅になるのでしょうがどこかお洒落ですね
こちらも壁がサイディングになているようです。
北側にはツタがこんもりと
建物は現在カフェ「ゆのん」として再利用されています
古民家カフェのイメージは外観からは伺えないけど、隣接している蔵とともにイベントが多いので地域の交流場所になっているようですよ
こういうのっていいですよね。
「同種苗倉庫」
所在地 中央区南14西12
建築年 昭和7(1932)年
指定等
開館時 入館できません
創建当時は野菜倉庫や種苗倉庫して使われましたが
今は地域交流スペース「らくら」としてイベントの開催など第二の人生?を歩んでいますね
建物も利用されて嬉しいのではと思います。
2020年8月撮影
㊽「K氏宅」
所在地
建築年 昭和7(1932)年
指定等
開館時 現存していません *(現在新築工事中)
2019年5月のストリートビュー掲載あり
少し前まで現存していたんですね~
変わった住宅なので見たかったなぁ
㊾「M氏宅」
所在地
建築年 昭和7(1932)年
指定等
開館時 現存していません *現在新築工事中
画像は2020年8月撮影のものです。
この時は小雨降る中、レトロモダンな建物を拝見出来ました が
翌9月に、偶然に通りかかったところ……
なんと解体工事中に出くわしました。
初めて撮影した建物の解体現場を見た物件になりましたね。
しかし
第三者には残念! でもご家族には今までありがとう
思い出をありがとう!って気持ちだったら良いなと思ってしまった。
㊿「M氏宅」
所在地
建築年 昭和7(1932)年
指定等
開館時 個人宅のため無し
休館日 個人宅のため無し
入館料 個人宅のため無し
*個人宅は名前、具体的な住所の未明記と敷地内進入厳禁を守ります。
この近辺は昭和初期に「伏見花園街」と呼ばれた分譲地区だそうです。
そういえば「花園病院」ってあるんだけどここの影響かな?
M氏邸は分譲以来、ほとんど手を加えていないようですね
またこのお宅のことで施主がインタビューを受けているのをテレビで見ました!
近隣にはその頃の竣工と思われる住宅を3軒ほど確認しました。
まだまだ現役で頑張れそうです
2020年8月撮影
51「N氏宅」 旧佐藤清一郎氏宅
所在地
建築年 昭和9(1934)年
指定等
開館時 現存していません *新築されています
2010年のストリートビュー未掲載なので結構前に解体、新築されたようです。
以前の写真では和風の平屋部分と洋館の2階建てに見えます。
洋館の1階部分に切り妻屋根があり、玄関、洋館屋根と3つの切り妻屋根が特徴ですね。
52「伏見稲荷神社」
所在地 中央区伏見2丁目2-17
建築年 明治40(1907)年に現在地
指定等
開館時 無し
休館日 無し
入館料 無し
伏見稲荷神社は明治19年に京都から札幌琴似に当時、分霊されたもの。
そして明治40年に現在地に遷宮されました
それ以来、この地を「伏見」と言うようになったそうですよ。
伏見稲荷神社といえば幾重にも重なる朱色の鳥居ですね
坂道を上がりながらの参道になります。
駐車場は上部にあり宮越屋珈琲から山側へ登って入ります。
鳥居をくぐりたい人は一度降りてからまた登るかバスやタクシー、徒歩利用になります。
藻岩山麓通りは交通量が多いので路駐は止めましょう。
ここから先、本殿は撮影禁止なので残念ながら撮影は終了です
最近は「映える」写真を求めて、他の参拝者の邪魔になる人が多いそうです。
他の人の迷惑にならないよう利用してほしいですね
2020年8月撮影
53「札幌市水道記念館」 旧藻岩第一浄水場
所在地 中央区伏見4丁目6-17
建築年 昭和12(1937)年
指定等 札幌景観資産
開館時 4月11日~11月15日(令和2年)
休館日 月曜日
(月曜が祝日の場合はその直後の平日)
入館料 無料
地図で見ると藻岩山麓通りの北から「札幌慈恵会病院」、「伏見稲荷神社」、そして「札幌水道記念館」の順に並んで見えます。
それだけ広大な敷地で、もちろん眺めが良い。
現在の浄水場が隣接しており駐車場は向かって左奥になるので間違えないよう(入口に守衛詰所があるので指示してくれるかも?)
駐車場から記念館に入る前に一度正面に立つと、堂々とした建物に圧倒されます
外観はとても綺麗で修復されたのでしょう
軟石のアプローチ階段とか見るべきものがありますよ。
記念館の外回りにも展示物があります。
昔実際に使用していたものですね
さて、水道記念館はその建物に色々と評価されています。
それでは中に入りますが、コロナ禍でもありマスク、消毒、それと記帳をしました。(現在は4月まで冬季閉館中です)
水をテーマとした建物だからかエスカレーターの両サイドは水が流れ落ちています。
幻想的なこんな通路もあるし
床がガラスで下が見えるようにと
この他にも展示物は見るものが沢山あり、正直ここまでの記念館とは思わなかった!
初めて行ったけど子供が小さいころに連れて行ってやればよかったなぁとちょっと後悔。
建物より広い前庭には水路が走り芝生があり市内が一望できる
上記したが子供を連れて中を見学して、ピクニック気分で弁当とか前庭で食べたら喜んだだろうなぁ…
こんないいところと歴史的な建物
春になったら伏見稲荷神社とセットでぜひ行って見ては?
2020年9月撮影
54「北星学園創立百周年記念館」 旧北星女学校女教師館
所在地 中央区南4条西17丁目
建築年 大正15(1926)年
指定等 登録有形文化財 さっぽろ・ふるさと文化百選
開館時 4月~10月 12時~17時 毎週 月曜日・水曜日・金曜日(但し、祝祭日は休館)事前に電話確認してください
休館日 上記以外
入館料 無し
「この建物は、1926(大正15)年12月、スイス人建築家Max Hinder(マックス・ヒンデル)氏の設計により、米国ミッションから派遣された女性宣教師の住居として現在地に建てられました。札幌市内で現存するヒンデル氏設計の建物は、この百周年記念館と北海道大学が所有する2棟の山小屋だけになってしまいました。」 HPより
ヒンデルさんの名前は聞いたことがあるけど、ここと山小屋しか現存していないのですねぇ
さて、私は事前に電話で確認をし当日はカミさんに付き合ってもらいましたなにせ女子高の中ですからね。
駐車場は南西側の入口から入ると保護者、外来者向けの駐車場があるのでそこでOk
後は目の前にある記念館に向かいます。
4方向から見てみます
「北向き」
「南向き」
「西向き」 ひし形の小窓がかわいい
正面玄関は「東向き」になります 地面の☆型がいいね
この建物は賞とか
登録をされています
中に入ったら係の方がいて記帳した後は「ご自由に見学ください」とのことでした
1階は共有スペースですね 食堂とか。
これは貴重品ですね
2階は先生たちの住居で個室が中心です
ちなみに3階も住居フロアですが見学は出来ません
廊下ピカピカ
100周年記念館なので思い出の写真とかが多い
歴史的に貴重でもあります。
1989年に修復工事がされたので外、中とも綺麗でした
でもそこかしこに歴史を感じるものがあり、展示品などもOBではないのに楽しめました。
記念館は、その色から「かぼちゃ館」と親しまれており広く市民にも公開しているので、まだ行ったことがない人はどうですか?
れんがの堀は隣家との境にありますが一番歴史を感じた建造物かも
2020年8月撮影
55「大原宅」
所在地 中央区南6西20
建築年 昭和2(1926)
指定等
開館時 現存していません *現在はマンションになっています
1998年発行の「札幌の建築探訪」には写真が載っています。
とても大きな2階建て洋館と広い庭には池も見えますよ
2010年のストリートビューには載っていないのでその間に取り壊し~マンションが建設されたようですね
現存していれば素晴らしいお屋敷だと思います。
56「S医院」 現S氏宅
所在地
建築年 昭和5(1930)
指定等 札幌景観資産
開館時 個人宅のため無し
休館日 個人宅のため無し
入館料 個人宅のため無し
S氏宅は以前はここで開業医をされていました
関係ないかもですが、それ以前から札幌駅隣のビルで同じ名前の医院がテナントであり体調不良の時は大先生に診察していただいたので何か親しみがあるんです。
邸宅の特徴は何と言っても円筒形の部分の外観ですね
ただ木々が多くパッと見ではわかりづらい
建物は北海道の洋風建築初期を代表する建築家「田上義也」の設計です
特徴的な要素を持つ、北海道の気候風土に根ざした洋風建築を数多く残しています。(田上さんの現存する建築物は後に特集します)
竣工時の写真がありましたが、大きく改築されています
ただ円筒形の部分は同じなので愛着があるのでしょうか。
*田上義也建築集より
2020年8月、21年1月撮影
57「K氏宅」
所在地
建築年 昭和3(1928)年
指定等
開館時 現存していません *現在は新築されています
先のS氏宅と道路を挟んだお向かいです。
*ストリートビュー2010年より
3つの異なる切り妻屋根が特徴のお宅ですね
現存していたら絵になった家のはずです。
58「大谷氏宅」 旧相内宅
所在地 中央区南1西28丁目
建築年 明治40(1907)年に現在地
指定等
開館時 現存していません *現在はブライダルビルになっています
「札幌の建築探訪」の発行時1998年は現存しており、その後にレストランに改築、そして取り壊し、ビル建設となったようですがレストラン時代もほとんど知らなくて
あんな一角だから目立つはずなんですけどね ブライダルビルは相談で行きましたが、こちらも「田上義也」の設計です。
59「北海道神宮直心亭」 旧札幌神社斎館
所在地 中央区宮ヶ丘474
建築年 昭和6年(1931)年
指定等
開館時 一般公開していません
北海道神宮の神門に向かって左手に建っています
廻りは柵が張られ近づくことも出来ません。
ただ実際には茶道や将棋の会などに使用されることがあるようですね
白壁が美しい
本殿とは違い木々の中にひっそりと佇んでいる感じ
おかげで静かにゆっくり撮影を出来ました。
2020年9月撮影
60「新山宅」
所在地 中央区宮の森2条11丁目
建築年 昭和17(1942)年
指定等
開館時 現存していません *チャペルウェディング→宮の森ミュージアムガーデン 現在は閉鎖中になっていました。
特徴的な外観で、目の前が北1条通りなので2階からは札幌市内が一望出来たでしょうね
設計の「猪俣勝雄」は田上義也の弟子と伝えられています。