札幌・北海道のレトロ建物大好きおぢさん日記

札幌(北海道)のレトロでモダンな建物を見たり撮影するのを趣味としています。

札幌市豊平区の建築探訪② ※2軒に再訪しました

2024-07-22 10:14:03 | 札幌市豊平区

 

「八紘学園栗林記念館」 旧吉田善太郎別宅 (札幌の建築探訪NO104)     
 
所在地 豊平区月寒東1条12丁目
建築年 大正初期
指定等 さっぽろ・ふるさと文化百選
開館時 2020年9月現在感染防止により一般公開はしていません
 

<再訪>

月寒、八紘学園の農産物直売所に行った帰りに様子を見てきた
やはり門は閉まっていて敷地に入ることは出来ない
これまで同様に金網越しにズームで撮るだけであった。

 
 
 
 
 
 
ちなみに同敷地内には珍しい「白レンガ」のリンゴ倉庫だったものもある
いつか見学会があった時に一緒に見てみたい。

2024年7月13日撮影
 
 
 
「同資料館」 旧吉田牧場畜舎サイロ      
 
所在地 豊平区月寒東1条13丁目
建築年 昭和18(1943)年
指定等 都市景観重要建築物
開館時 一般公開はしていません
 

<再訪>

 上記と同じ理由で再訪

今回は好天でサイロによく似合う天気だ
ここも中の見学は出来ないがいつかはその機会があると期待する

 

今回は時間が無くパスしたが、ここと上記の栗林記念館から国道36号線へ向かうと八紘学園の施設で木造の建物が並んでいる。

学校関係者以外は立入禁止だが、外側から見ることが出来る

2024年7月13日撮影

 

 

 

ここから過去記載

 

「ろいず珈琲館」 旧沼田家りんご倉庫 (札幌の建築探訪NO105)
       
 
所在地 豊平区西岡4条10丁目
建築年 昭和27(1952)年
指定等 札幌景観資産 国登録有形文化財
開館時 店舗による
休館日 店舗による
 
 

 
 
 
西岡、福住、清田には赤レンガの「りんご倉庫」が多く、そのほとんどは一人の職人の手によって昭和27年~30年の間に作られたようです🍎
 
 
現ロイズコーヒー西岡店は西岡水源地へ向かう左側の道路に面しており
よく目にしていた建物でした。
 
「ろいず」のひらがなの方が覚えがありますね
 
 
 
 
ロイズコーヒーさんは他店舗として伏見の旧小熊邸をカフェに利用、営業していました
一度だけ行ったことがありますが閉店は本当に残念😢
 
この上部に「沼」マークがあります
 
 
現在はカフェも止めてコーヒー豆売り専門店です
いつか美味しいコーヒー豆を買いに行きたいね☕
 
 
2020年9月撮影
 
 
 
 
 
「沼田家倉庫」       
 
所在地 豊平区西岡4条10丁目
建築年 昭和28(1953)年
指定等 
 
*現存していません(2014年解体)
 
ロイズコーヒーのすぐ近くでした
アーチ型の屋根や家紋、色タイルのアクセント、アーチ窓などのデザインが特徴的だったようですね

現在はお洒落なアパートが建っています。
 
*ストリートビュー2010年より
 
 
 
 
「札幌市水道局西岡水源地取水塔」 旧札幌衛戌地水道取水塔 (札幌の建築探訪NO106)      
 
所在地 豊平区西岡公園内
建築年 明治40(1907)年
指定等 国指定有形文化財
開館時 無し
休館日 無し
入館料 無し
 
 
 
西岡公園は水源地を中心に、湿地帯、山地、河原などがあり老若男女問わず
色々な目的で遊べる公園で広い駐車場があります🏞
 
私も子供が小さいころにはハイキングや川遊びによく来ていました
バードウォッチングの人も多いです🐦
が、奥地に行くにはヒグマとの対策が必要ですよ🐻
 
 
 
 
行ったときが悪かったか取水塔を囲むように工事のため通行禁止になっていました
 
 
 
それでも山側の路を進んで見えるところからズーム撮影
 
旧陸軍の水道施設として作られ、もう100年以上もここにいます
六角錐の赤い屋根に六角形の白い下見板張り、黒い窓枠と円柱形のレンガ基礎部分
 
今までは普通に見て何も思わなかったけど
歴史的な建造物だったのです
 
 
 
 
 
2020年9月撮影
 
 
 
 
 
 
「高倉家サイロ・旧住宅」 (札幌の建築探訪NO107)      
 
所在地 清田区北野6条4丁目
建築年 昭和7(1932)年
指定等 
 
*現存していません
 
北野たかくら緑地は旧高倉牧場オーナーの高倉さんが一部を緑地にしたもので
住宅街の真ん中で原生の自然を味わえ、近隣住民の憩いの場のようです🌳
住宅も隣接していますが、すでに新築されていました。
 
旧住宅は酪農住宅らしく腰折れ屋根を持つ住宅だったようです。
サイロは鉾状の屋根飾りと牛の風見鶏をつけた牧場のシンボルでした🐄
 
 
 
 
 
「農林水産省北海道農業試験場旧事務所」 旧農商務省月寒種牛牧場庁舎 (札幌の建築探訪NO108)      
 
所在地 豊平区羊ヶ丘1丁目
建築年 明治39(1906)年
指定等 さっぽろ・ふるさと文化百選
開館時 *現在感染防止のため部外者は入場できません
 
 
「同サイロ」 旧牝牛舎付属サイロ      
 
所在地 豊平区羊ヶ丘1丁目
建築年 明治41(1908)年
指定等 
開館時 *現在感染防止のため部外者は入場できません
 
 
「同玉葱黍庫」       
 
所在地 豊平区羊ヶ丘1丁目
建築年 明治42(1909)年
指定等 
開館時 *現在感染防止のため部外者は入場できません
 
 
 
上記3軒は同じ羊ヶ丘1丁目の
国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構 北海道農業研究センター」あるはずですが?
 
一般人は敷地内に入ることが出来ないのとセンターのHPには一切触れられていないので
現存してあるかどうかもわかりません。
 
メールで入場許可をもらおうとしたが感染防止のため不可でした💧
 
 
 
「札幌の建築探訪」では
国道36号からのアプローチ道路となっているカラマツ並木の突き当りにかつて庁舎が建っていた。
事務所は斜め向かいである の記述を見てグーグルマップを衛星から見てみた。
 
 
写真で見ると小さいが実際はズームが出来るので
赤〇の中の白っぽい四角の屋根が事務所と思われる
 
その斜め向かい(やや北)のいかにもの鋭角な三角地帯が空き地になっており旧庁舎があったのでは?
 
 
「サイロ」は旧庁舎の奥に1基のサイロの記述があるがこれは見つけることは出来なかった。
 
「玉葱倉庫」は旧事務所をまっすぐ西へ500Mの記述があるがこれも見つけることは出来なかった
 
 
事務所と倉庫は木造、サイロは石造りで外部の目に触れずに
ひそかに現存していたらこんなうれしいことはない
見学できるチャンスがあるまで注視していよう。
 
 
 
 

「旧光塩学園女子短期大学 西岡キャンパス」


※光塩学園女子短期大学開学二十周年記念誌より

所在地 豊平区西岡
建築年 昭和62(1987)年
指定等 なし
開館時 *学校のためなし(閉校)
 
 
学校法人 光塩学園は、昭和23年網走にて「南部服装研究所」として設立された
昭和28年に「光塩学園」と改称
昭和42年に「光塩学園女子短期大学」開学
昭和43年に「光塩学園女子短期大学附属幼稚園」開園
昭和62年に「光塩学園女子短期大学西岡キャンパス」が完成している。
 

このうち「光塩学園女子短期大学」と「光塩学園女子短期大学附属幼稚園」は
田上義也氏の設計によるものだ。
 
 

※北のまれびとより
 
 

※光塩学園女子短期大学開学二十周年記念誌より
 
これらは田上氏の設計年表にも記載されており
南区真駒内上町にある女子短期大学校舎は平成18年に新校舎に建て替えされ、付属幼稚園は平成30年に認定こども園に変わり
園舎も建て替えられている。

 
 
光塩学園女子短期大学開学二十周年記念誌」にはこのような記述があった
「短大校舎新築については学長が視察してきた北欧風の建物を参考にし、またそれまでの現場の経験を生かしてアウトラインを作り、その設計を田上義也氏に依頼した」とある。

その中で建築資金を北海道銀行の常務に申し入れに行ったとあるが、この頃の田上氏はすでにいくつもの北海道銀行各支店の設計をしており
北海道銀行本店ビルに事務所を構えていたころだ。
田上氏への設計依頼は北海道銀行が関わっていたのだろうかと推察する。

さらに記念誌には女子短期大学の建設に際し
「建築のほうは地階を終わり、1階のコンクリート打ち込みが始まり、田上氏のところの本間哲夫氏が戸田建設の森谷現場監督と相談しつつ毎日指揮にあたっている」

明治32(1899)年生まれの田上氏はすでに68歳になっており、実際の設計と現場確認は事務所のスタッフである?「本間哲夫氏」がしたのかも知れない?
 
そこで西岡キャンパスだが、設計は「本間設計」と記載されていた
「田上氏のところの本間哲夫氏」がその後に独立したのだろうか 昭和62年と言えば田上氏は87.88歳である
短大の建築で信頼を得た本間氏に依頼することはありえる話だ。
 
西岡キャンパスは現在は使用されていなかった だが何らかの使用用途があると思える
正面から見るファサードはどこかで見たような建物だった。
 
 
 

2023年3月撮影
 
 
 
 
例えば田上義也氏、昭和47(1972)年の作品に「イクサンダー大沼ユースホステル」がある

三角の大きな屋根、両側の2本の柱は西岡キャンパスでは階段室であろうか
 

※イクサンダー大沼ユースホステル
 
 
 
田上義也氏が師であるフランク・ロイド・ライトを思わせる設計をしたように
本間氏も師である田上氏の設計を参考にしたのだろうか
 
まぁこれも「田上氏のところの本間哲夫氏」が「本間設計」として独立し
この西岡キャンパスの設計をしたとの確証が何もない
なので勝手な憶測になるかもだが
 
これがまた楽しいのである。
 
 
 
 
 

札幌市豊平区豊平36号線付近の建築探訪②

2024-04-29 23:29:19 | 札幌市豊平区

 

前回の撮影は2020年4月~8月でした

今月4月に再び歩いてみて変わったところや、新しく気づいた建物などを載せて行きます。

 

 

ちょっと国道36号線から中に入るけど、下見板張りの元住宅を活用した
「ギャラリー犬養」<豊平3条1丁目>

かなりの築年数が経っている 
以前は国道36号線からも入れたが現在は柵が出来て
通行止めになっていた
昨年利用したが、雨天でもオープン前に3組待ちでその後も続々と…
超人気のカフェと言えるだろう

 

 

 

こちらは国道36号線沿いで、同じく<豊平3条1丁目>にある旧クリーニング店
この建物を左隣の建物との隙間から見てみたら石造りだった
これは札幌軟石を使用したものと思われる。

2020年4月撮影

 

今回の撮影では「よみがえるシルエット」「日の丸クリーニング」の表記が無くなり完全閉店したようだ

 

 


次に<豊平4条2丁目>にある「北陸銀行豊平支店」

これが2020年4月撮影時

 

そこの駐車場スペースに新たに出来たのは……

 

 

 

 

これは2021年に解体された「北陸銀行札幌支店」(中央区)の屋上にあった彫刻「鶴の舞」である

札幌支店は解体され、すでに現地では新しい札幌支店が新ビルで営業をしているが
「鶴の舞」の所在は分からなかった
よく参考にさせていただいている「札幌ノスタルジック建築散歩」様の情報により豊平店に移設されたのを知った。

 

解体年の2021年1月に撮影した旧札幌支店(中央区大通)

 

右上の彫刻が移設された
今回は低位置のおかげで彫られた文字が見れた

 

 

 

 

次にこちらは3階建ての建物が連なる<豊平3条3丁目>

2020年の時点では左から「はんこ屋」「フォトスタジオ」「空き家」「住宅」と4軒が連なっていた



 

それが今年4月の時点で「餃子無人販売所」「花屋(空き家)」「住宅」となった
餃子屋さんが「はんこ屋」「フォトスタジオ」の二か所のテナントに。

 

 

さらに戻り2021年6月の時点では「花屋」の前が「和菓子屋」になっていた
これは当時流行りのフルーツ大福の専門店だった
ブームは終わったようだね 花屋も短期で撤退した。

 

 

次に<豊平3条3丁目>にあったバイク屋さん



古着屋さんに代わっていた 

 

 

2020年時、右の茶色のビルは北海道の建築界で大正~昭和と活躍した「田上義也氏」の設計と思われる
「ちゅうしん豊平支店」 <豊平3条3丁目>



この時点ですでに閉店していた

 

次の写真は2021年6月に、解体後を撮った写真

 

さらに「ちゅうしん豊平店」の右側にあった飲食店ビル
傾いていて危険だなと思ったが、そこもすでに解体されて一緒にマンションとなる

2020年4月

特に左のビルは傾いていた

 

現在はマンションを建築中

 

 






前回はレポートしていないけど歴史のある寺院「経王寺」<豊平4条3丁目>
「札幌五大寺」の一つであると言われる

斎場の「北海斎場」も同敷地にあるが、この地はかつての
「豊平小学校」「豊平消防署」「豊平出張所」「豊平交番」などがあった。

 

 

 

 

 



豊平3条側に歴史がありそうな住宅があった
元醸造所であったらしい 外壁など新しいが造りや煙突に歴史を感じる素敵な住宅だ

 

 

 

<豊平4条5丁目> エネオスの隣には歴史的建造物がある

「旧片山醸造店蔵」昭和2(1927年)建築
現在はカフェとして当時の姿を見ることが出来る 
国道36号線沿いにこのような石蔵が現存しているのは珍しい。

 

 

 

その「旧片山醸造店蔵」(現:宮越屋珈琲)の道路をはさんだ並びにも古くからのパン屋さんがあった

「いとう菓子店」<豊平4条6丁目>

2020年時点では主に学校へ給食パンを製造、納品していた
一部は店頭で販売していたが、コッペパンが25円、ほかのパンは75円
おそらく札幌1安いパン屋であったろう

 

だが2021年6月に足場が設けられシートがかけられた

 

そして2021年7月

 

現在は駐車場と一部は一般住宅へと変わった
コロナ過で学校給食がストップしたのが痛かったのか少子化もあるだろうなぁ

 

 

 

まさかトヨタがいなくなるとは

<豊平3条6丁目>

2020年4月

 

2024年4月

青のラインが無くなり「何かが浮き出てきた」

昔はマクドナルドの店舗だった
マックも去って32年もいたトヨタも去ったか

 

 

<豊平3条7丁目>のカフェは横壁にアイスクリームの販売口を開設していた


2020年4月

 

現在

 

 

<豊平4条7丁目>にある現在の「焼肉きんぐ」

 

2020年時点でここは駐車場だった
※下記写真の左側 
奥にわずかに見える木造の建物は「冷蔵庫製作所」の看板があった
撮影をしておけばよかった…







右側の建物も味があるね
煙突もいい感じだ まだカフェは営業しているかな?
看板とか無いけど

2024年4月現在

 

 

 

 

 

<豊平3条9丁目>

ここにある「不二特殊鋼㈱本社」も古くからある会社




こちらの会社の裏手に歴史を感じる倉庫がある ※2020年4月



 

4年ぶりに見たら改築されていた

 

 



同じく<豊平3条9丁目>

「豊平硝子」のはずだが

2020年4月




表示がなくなった 
裏の工場は稼働していたが


2024年4月

 

 

豊平神社で終点だが境内の奥にレトロな建物がある

 

 


土俵もあり


「豊平神社ますかかみ會舘」と表示があった

 

 


そして真打で神社の横にある木造住宅


現役です 素敵です

 

 

以上です また変化があったら見に行きます

 


札幌市豊平区豊平36号線付近の建築探訪

2024-04-23 21:22:54 | 札幌市豊平区

 

年に一度は市内のいくつかの神社に参拝しますが
「豊平神社」(豊平13丁目)へ行ったついでに豊平1丁目から13丁目まで歩いてみた。


街の中心を貫く国道36号線の起点は札幌中央区の北1西3
札幌から千歳~苫小牧~室蘭までの一般国道。

豊平の古い人は「月寒通り」と呼び
私はタクシーの運転手さんが呼んでいた「サブロク」「サブロク線」と呼んでいる。


スタートは神社から1丁目まで歩き、折り返して13丁目の神社まで戻ってきた

中央区から豊平橋を渡り、住所で言えば千歳方面に向かって右が「豊平4条1丁目」
向かって左が「豊平3条1丁目」で3条と4条は変わらずに進むほどに丁目が上がる。




*この撮影のほとんどは2020年4月~8月です*

※次回は4年間の間に変わったところを載せてみます




まず「豊平4条1丁目」には大型ホテルの「プレミアムホテル ツバキ」がそびえ立っている



ここもラマダだとかルネッサンスだとか名前が変わって働く人は大変だ 以前は家具店だった

お向かいの「豊平3条1丁目」はローソン

昔は「オーケー」というスーパーマーケットだったそう


豊平は古い町だけど最近は大型のマンションが国道沿いに随分と増えて商店街というイメージは遠くなっていいる

その中でも昔からのお店や会社もまだあるわけで
ガラス屋さんや




クリーニング店は閉店したか



「3条2丁目」




1丁目と2丁目の間の通りは菊水~12号線まで続く「大門通り」と呼ばれている
その昔、すすきのにあった「遊郭」をそっくり移転させたのがこの大門通りで
菊水あたりがその中心地だったそうだ

戦後、法律によって「遊郭」は無くなり、今はその存在を知らしめるものはここにはない(跡地としての看板表示はもっと白石区側にあり)

住人にしてみれば無かったことにしたいのかも知れない?



「3条2丁目」





帽子屋さんがある



「4条2丁目」

はんこ屋さんも


歯医者さんも



「3条3丁目」

看板屋さんも


この1角は4軒だ とにかく3階建てが多いのだ

写真屋さんもはんこ屋さんも
これ早朝なのでシャッターは閉まっている(閉店したお店もあるかと…)





茶色いビル右の「ちゅうしん豊平店」は令和元年に閉店していた



このちゅうしんの隣が凄い!

特に左のビルは傾いている!

そして




こちらも閉まっているのだろう




「4条3丁目」

新しい建物も


ワシダさんは中古車業界の老舗




「3条4丁目」

バイク屋さん


パチンコ台屋さん


3階建てが5軒が並ぶ 真ん中は薬屋さんで閉店している


オフィス家具などのリサイクルショップ屋さん

もう1軒、3階建てのビルがあったが取り壊しされていた

空いて医療食品屋さん



美容室、リフォーム、空き家 やはり3階建て


向かいの「4条4丁目」は銀行やお寺などで3階建ての建物はなかった


この4丁目と5丁目の間の道路は手前の大門通りより交通量のある「菊水・旭山公園通り」





菊水方面から旭山公園まで南大橋を渡って繋がる幹線道路で、しかも手前右に南7条橋、左に平岸街道を分ける道がある

その平岸街道・南大橋方面へ少しだけ入ってみたら


やっぱりあった 3階建て



弁当屋さん


印刷会社 窓はありません


左は閉店した業務用クリーニング店






さらに36号線に戻る 5丁目です

「4条5丁目」
ガソリンスタンドの隣奥に歴史的蔵を利用したカフェ


パン屋さん

こちら業務用(学校給食とか)のパン屋さん
そうそう、建物の横に標識が





昔はここが豊平の役場だった
それとパン屋さんの,この中路が旧平岸街道だそう




続けます「4条6丁目」


ここは通信の私立高校を経営する池上学院さんの塾
以前は酒屋さんだったそうで 
池上先生とは一度だけ商談でお会いしたが、さすが一代で学院を築かれただけある強い個性の方だった
お亡くなりになりましたが

正面に窓は無いが横に回ると3階があるのかないのか❔


3階建てではないが通る度に待ち客が目に入る「トリトン」さん



反対側の「3条6丁目」には1軒だけ3階建て

不動産屋さん

隣のお寺の門が立派だ




「3条7丁目」 ここも面白い

3階建て4軒が連なる



カフェ屋さん、床屋さん


個人宅、洋服修理屋さん


北海道銀行豊平支店も3階建て


漢方薬屋さん

3条7丁目は交番で終了




「4条7丁目」です
国道沿いに銭湯があり





左はカフェですね 正面から見ると長方形だけど

横から見ると

このパターンの建物が多い



「4条8丁目」
豊平は古い町だけあって寺院が多い



老舗の丸富旅館 1階の食堂は宿泊者以外でも利用できる?



「3条8丁目」

ここも3階建て、4階建てが連なる




ビストロ、自転車屋さん


個人宅、床屋さん



4条8丁目にこんな標識が


ここにはその昔、定山渓鉄道の「豊平駅」があった
この右側の建物が駅舎でした。

突き当りの東光ストアが開業当初に駅舎があった場所

ちょっと別所にあった定鉄の路線図



ちなみに、現在も中央区内で走っている路面電車は
この36号線も走っていた
やはりここが終点で豊平橋を渡り今のすすきのと繋がっていたようだ

昭和44年に定鉄が、昭和46年に市電が廃止された。



「3条9丁目」
シンプルな社屋ビルだね


こちらの会社の裏手に歴史を感じる倉庫がある


新しい建物も3階建てがあるね



硝子屋さん




向かいの「4条9丁目」
生命保険会社も3階建て


新築も3階建て




「4条10丁目」

窓はないけど3階はありそう
王道だね

こちらも古くからの会社



「3条10丁目」はパチンコ屋さんやコンビニなど


「4条11丁目」まで来た
個性的な家も


ケーキ屋さんも

パティスリーフレール 何度か利用しているイイお店



「3条12丁目」
街並みに合わせて3階にではないでしょう




こちらは古いかな




ついにラスト「4条13丁目」

国道に面している土地が狭いのでしょうか


国道沿いラストはこちら

ラストにふさわしい豊平3階建ては餅屋さんだった


隣が豊平神社



4条側はセイコーマート


3条側はカーディーラーで豊平区豊平が終わりです



ここから先は「豊平区 美園」になる







推測ですが
この地は早くからの開拓で、36号線沿いは多くの商店などで賑わい
個人住宅は少なかったと思う

早い賑わいゆえ、建て替えが戦後くらいから始まり
古い建物が無くなっていった
歴史があるのに歴史的なものが少なく感じる街だ

そして市電も定山渓鉄道もこの街から無くなった

今はマンションや個人住宅が増えてお店や会社が減った
昔ながらの石造りの蔵も減ったよね


3階建ては、おそらく1階が店舗、2階が事務所・住居、3階が倉庫・物置ではないかと・・・
もう少しきちんと文献なりをみて勉強したらいいのだろうけどねぇ


前記したけど次回は今月撮影したものと変化を見る

 


札幌市豊平区の建築探訪① 

2021-02-25 00:07:33 | 札幌市豊平区

「札幌の建築探訪」はレトロ建物の参考書のようなもので
まずは掲載されている建物のコンプを目指した。

すでに解体されている建物はやむを得ずだが、どうしても見ることが出来ない建物もあった
いつか必ずチャンスはあるものと注視していきたいと思います。

 

こちらでは豊平区の掲載分と他にきになった建物を追加していきます。

 

 

「森安ミシン商会」解体済(札幌の建築探訪NO97)       
 
所在地 豊平区豊平4条1丁目
建築年 大正2(1913)年
指定等 
開館時 *現存していません
 
元は米穀店だった その後、森安ミシン商会さんが入っていた。
札幌市内側から豊平橋を渡り、右にプレミアムホテルTSUBAKIを見て、
隣の1階にリサイクルショップが入っているマンションの隣にあった(現在は駐車場)

石造りで2階の重さをすごく感じた 
もし地震が来たら1階が潰れるんじゃないかとハラハラしながら見ていた覚えがある。

この趣味になった時にはすでに解体されていて残念。
森安ミシン商会さんは現在は同じ豊平に社屋を構えています。
 
 
 
 
「点心飲茶吉屋」 旧片山醸造店蔵 (札幌の建築探訪NO98)     
 
所在地 豊平区豊平4条5丁目
建築年 昭和2(1927)年
指定等 
開館時 テナントによります
休館日 テナントによります
入館料 飲食店です
 
*現在は札幌に本店があり関東以北に20店舗以上を展開している
「宮越屋屋珈琲」さんが入っています
 
 
 
国道36号線と菊水旭山通りが交わる交差点のエネオスの隣にあります
ちょっとだけ奥まっているので千歳方面以外から来ると見えないか?
 
元は醸造店の蔵
屋号の「き」は片山家夫人の名前の一文字だそうだ。

「吉屋」の時に一度だけ利用したことがあるが、当時は意識していなかったので珍しいなくらいの記憶?
中華料理の使用は珍しいので続けて欲しかったけどね
 
入口だけ当時から改装したようだ
その方が飲食店として見た目が良いと思う。
 
 
2020年8月撮影
 
 
 
 
 
 
 
「北海学園旧北駕文庫書庫」 (札幌の建築探訪NO99)      
 
所在地 豊平区旭町4丁目 北海学園大学内
建築年 明治44(1911)年
指定等 
開館時 一般公開はしていません
 
 
 
「北海学園」は明治18年に創立された北海英語学校が始まり。
北海学園大学、北海商科大学、北海高校、北海学園札幌高校(旧札幌商業高校)があり
以前は高校2校は男子校だった。
 
北海高校は高校野球で今春のセンバツ甲子園大会に選ばれており甲子園の常連校としてすでに有名だ
北海学園大学は歴史もあり経済界などで活躍している人が多いが、
最近ではTEAM NACS(チーム・ナックス)森崎博之、安田顕、戸次重幸、大泉洋、音尾琢真を輩出した学校であることが有名。
 
 
旧北駕文庫書庫は正門から入って向かって右手すぐにある
平岸街道からは木々で見えずらいですが存在は確認できる。
 
 
明治44年の行啓を記念して開館した北駕文庫の書庫として建てられた
北駕とは当時の校長が行啓の名称「鶴駕」ちなんで付けたとのこと。
 
 
 
 
当時は平屋だったが大正期に2階を増築した
明治の風格漂うどっしりした倉庫です。
 
 
 
2020年9月撮影
 
 
 
 
 
 
「平岸天神太鼓道場」 旧中井家りんご倉庫 (札幌の建築探訪NO100)     
 
所在地 豊平区平岸3条2丁目
建築年 昭和10(1935)年
指定等 
開館時 一般公開はしていません
 
 
 
 
札幌の人なら、YOSAKOIソーラン祭りでの「平岸天神」チームは知っている人が多い
大賞10回の受賞を誇るYOSAKOIを代表するチーム。
 
 
「太鼓道場」は元はリンゴ倉庫
 
 
レンガ倉庫の後ろには石造りの倉庫もあった
 
 
昔の豊平区、南区は果樹園が多く、今でも西岡にはいくつかのレンガ造りのリンゴ倉庫が残っている。

この倉庫は平岸街道から1本中に入った通り沿いにある
太鼓の練習はレンガ倉庫では防音状態なのだろうか
通りかかった時にどこまで聞こえるのか聞いてみたいね。
 
 
 
2020年8月撮影
 
 
 
 
 
 
 
「沢田珈琲店」 旧平岸農事実行組合共同選菓場 (札幌の建築探訪NO101)     
 
所在地 豊平区平岸2条6丁目
建築年 昭和11(1936)年
指定等 
開館時 テナントによります
休館日 テナントによります
入館料 飲食店です
 
*現在は札幌に本店があり市内に10店舗を展開している
「サッポロ珈琲館」さんが入っています
 
 
 
 
石造り倉庫をリノベーションして飲食店にするのは札幌では結構お馴染み
サッポロ珈琲館はここ以外でも歴史や由緒ある古い建築物を利用している面白い会社だ。
 
 
ここは元はリンゴの選果所として建てられ2階は集会所だったそうだ
入口横の石細工の模様が素敵。
 
 
 
店内を利用したことは無いが、オープンは平成23年 軟石を使用し当時の趣をそのまま活かした店舗。

ここで飲むコーヒーはきっと美味いだろうな。
 
 
2020年8月撮影
 
 
 
 
 

 

「相馬神社本殿・拝殿」 (札幌の建築探訪NO102)      
 
所在地 豊平区平岸2条18丁目
建築年 昭和3(1928)年
指定等 
開館時 無し
休館日 無し
入館料 無し
 
 

 

 
 
相馬神社は平岸天神山の一角にあります
駐車場も広いので手軽な散歩やウォーキングにと地元民の利用が多い。
 
 
明治35(1902)年に福島県相馬太田神社よりより御分霊を奉遷し、大正5(1916)年に現在地に移築されている。
旧社殿は昭和3(1928)年に造営された。
 
 
御神木がすごい!
 
 
その後、現在の本殿は平成19年に改修されたもの
どうりでまだ真新しいですが一部は旧社殿の箇所がありそうだ。
 
 
 
 
 
 
 
平岸天神山へ行ったときは相馬神社へも行って見て
とても良いところだったよ。

 
 
 
2020年8月撮影
 
 
 
 
 
 
「つきさっぷ郷土資料館」 旧北部軍司令官官邸 (札幌の建築探訪NO103)      
 
所在地 豊平区月寒東2条2丁目
建築年 昭和15(1940)年
指定等 さっぽろ・ふるさと文化百選
開館時 10:00~16:00
休館日 4~11月の水・土
入館料 無料
 
月寒地区には旧陸軍の施設や史跡が多く残っている。
この記念館は、もともと旧陸軍北部軍司令官官邸として昭和16年に建てられたもので、赤いレンガの建物が特徴。
 
 
 
戦後は北海道大学の学生寮として使用されていたが、昭和60年につきさっぷ郷土資料館として開館した。
ここには、旧歩兵第25連隊をはじめ旧陸軍資料が数多く展示されている。
 
*札幌市公式HPより
 
 
 
以前から存在は知っていたけど入るのは初めて
まずは建物の外観が素敵だ
 
 
 
 
 
敷地内の正面左側のスペースが駐車場だが
あまり多くの台数は停めれない。
 
 
資料館は無料で入館できる

 
 
入口にいきなり金庫
 
 
階段手摺の造作なども見てください
 
 
 
一番驚いたのは競輪場があったこと
現在の月寒体育館がある場所だった。
 
 
軍関係の展示が多いのが特徴
 
 
 
 
 
「北部軍防空作戦室~月寒送信所」
北海道には珍しい第二次大戦の戦跡だった。
私もこの建物が面した通りを何度も通り、コンクリートのもの寂しい建物だなぁと思った記憶が…
保存運動もかなわず2008年取り壊された

 
 
 
 
 
別室には農耕や民具などテーマごとに部屋があります。
郷土資料館だけあって月寒の歴史がすごくよくわかること(古地図など)
軍関係の資料がたくさんあることなど見ごたえがある資料館だった。

階段の装飾や照明など当時の技術など細かいところも注目
秋の紅葉、春、夏の花々などがレンガの建物にきっと美しく映えると思う。
 
 
2020年8月撮影
 
 
 
 
 
 
「八紘学園栗林記念館」 旧吉田善太郎別宅 (札幌の建築探訪NO104)     
 
所在地 豊平区月寒東1条12丁目
建築年 大正初期
指定等 さっぽろ・ふるさと文化百選
開館時 2020年9月現在感染防止により一般公開はしていません
 

八紘学園は設立者の栗林氏が豊平区月寒の広大な吉田農場・牧場を購入し学校法人を設立した。
 
栗林記念館は旧吉田家の住宅を昭和20年まで住居として使用して
その後に記念館となる。
 
 
現在はコロナ過もあり見学は出来ません
よって門外からの撮影となった。

 
 
こちらは別の市道上から
 
夏は枝葉が多いので晩秋から冬がよく建物が見えるはず
白い外壁に上げ下げ窓、井型と菱組を組み合わせた桟割がモダンな印象を与る。
 
 
 
 
敷地内にはリンゴ倉庫もあるが、これが白レンガで珍しい
 
広大な庭や屋内を見てみたいので、学校の発信を注視しています。
早くコロナが落ちついてほしいものだ。
 
 
2020年8月、11月撮影
 
 
 
 
 
 
 
 
「同資料館」 旧吉田牧場畜舎サイロ      
 
所在地 豊平区月寒東1条13丁目
建築年 昭和18(1943)年
指定等 
開館時 一般公開はしていません
 
 
 
八紘学園には大人気の農産物直売所がある。
オリジナル乳製品、牛乳、ヨーグルト

特にソフトクリームの評価が高い!
 
 
その直売所と道路を挟んだところにある2基のサイロが目印
 
1基は吉田牧場時代のもの、もう1基は後から建てられた。
 
資料館とはいえ一般は立ち入り禁止のようです。
 
 
 
この周辺には学園所有のレトロな建物が多い
 
 
 
 
これらはすべて関係者以外立ち入り禁止区域なのでズームで撮影した。

栗林記念館、サイロ資料館、他のレトロ施設を見て直売所で買い物とソフトクリームを
食べたら充実した一日になりそうだね。
 
 
2020年8月、11月撮影