幕別町には「道東の建築探訪」(2007年発行、北海道新聞社)において
1軒の掲載があります
撮影日はすべて2024年3月
「㈱ニッタクス十勝工場・事務所・倉庫」 道東の建築探訪 NO82
所在地:幕別町新町
建設年:大正2(1913)年
指定等:なし
旧名称 「新田帯革製造所製渋所事務所」
元々は柏の樹皮から採るタンニンを皮革のなめし剤として抽出する工場と
事務所を大正2年に建設した。
その後に新田ベニヤ製造所となり、日本でベニヤ板発祥の地となった。
見学当日は朝から土砂降りであり、敷地入り口に守衛棟らしき建物があるので
外から見える場所だけで撮影し早めに切り上げた。
「旧事務所」はレンガ造りで特徴のある換気塔がそびえる
ファサードも印象的だ。
隣接している「旧新田帯革製造所製渋工場」は大正2年の建築
正面に見える工場は「旧新田ベニヤ製造所十勝工場加工室」大正11年建築の木造2階建て
その隣に見えるのが「旧新田ベニヤ製造所十勝工場煉乳工場」で昭和7年建築、RC造3階建
「牛尾建材センター」 旧幕別村役場庁舎
所在地:幕別町幸町
建設年:昭和3(1928)年
指定等:なし
帯広市から国道39号線を幕別町に東進し猿別川を渡ったところに古い建物がある
シンメトリーなこの建物が村時代の旧役場庁舎だった。
外観は大きな改装は行っていないようで昔の姿を留めている
すっきりした車寄せのある玄関に連続する縦長窓
屋根にぽっかりと出た換気口など役場らしく無駄なものは無い造りだ。
現在は資材倉庫として民間利用のようだ。
※撮影はすべて2024年3月