増毛小学校旧校舎は昭和11年に移転し新築竣工した
木材は深川市納内の一等材で建設されたとのこと。
昭和53年には開校100周年となる 児童数は462名
平成13年には歴史的建造物として北海道遺産の指定を受ける
平成24年に小学校が旧増毛高校校舎に移転し76年の歴史を閉じる。
児童数は148名になっていた。
平成29年、ふるさと納税を活用し体育館屋根の葺き替え工事が行われた。
平成30年、「歴史の部屋」を昭和30年代の教室をイメージして公開。
閉校後からこれまで旧校舎は増毛町の特産である甘えびをうたった「えびまつり」に併せて内部の見学会を行っていた。
今年はコロナ明けで4年ぶりの祭りが5/27,5/28で行われ内部公開も久しぶりに行われた。
そこから6月から9月までの日曜日も公開されるようになったとの情報を見た。
このありがたい話を聞き、早速増毛まで行って来ました。
旧校舎は何と言っても道内で「現存する最大、最古の木造校舎」です。
ただでさえ現存する2階建木造校舎は少ないのに、この大きさです
パッと思いつくのは 当別町の「旧弁華別小学校」
栗山町の「旧雨煙別小学校」※補修済
などだが規模が違いすぎる
教室棟と体育館でぐるりと四角に囲み中庭がある
体育館がまた大きい。
車は進入口付近の体育館横に停めたが
正面まで行って良かったかも知れない。
いや、やはり校舎を見上げながら歩くのもヨシだ。
校舎正面の写真は帰館時に撮影した。
横側の一部だけ草刈りがされていたが正面は草ぼうぼうで
草をかき分け入るのは抵抗があったが、ここまで来たのだ。
堂々たる2階建て校舎
正面に3つの玄関を設け、シンメトリーで美しい
校庭なので昔は草が無かった もっときれいに見えたと思うし
葉のないころなら中央の樹木ごしに中央玄関も見えていただろう
かといってこれを草刈りするのは容易ではない。
体育館は両側に伸びるバットレスが印象的
他の木造体育館でもよく見る光景だがこれほど見事に現存しているのは
なかなかないはず。
次から中庭の光景を。
関係者の方がいたので窓を開けてよいか確認をして撮った
2階からと1階から。
中庭は当時は樹木はあったがこんなに大きくなく
地面は、もちろん雑草は無かったとのこと。
2回目の訪問で中央の入り口から中に入ることが出来た。
用意されていたスリッパに履き替える
すぐに関係者の方が来られて、名前、住所、電話番号などを記載する。
パンフレットをいただき注意事項を見ながら自由に見て回る
一応ルートはあるが戻っても、何周してもOKだ。
【保健室】
手すりに大きなすべり止めが
【作法室】
【図工室】
※頑丈そうな防火扉
※増毛山道の資料室 2つの教室を使用している 興味のある方にはたまらないだろう
【児童会室】
【物品庫】
【教材室】
あ~懐かしい! OHPだっけ?
【図書室】※図書室は見学不可だったか?
【教室】
※体育館への渡り廊下は上部が古い!
【体育館】
非常に見ごたえのある体育館であった 特に天井のトラス構造が素敵すぎる!
【家庭科室】
【資料室】他の閉校校の記念の品や校章、アルバムなど多数
【歴史の部屋】昭和30年代の増毛小学校を再現
※ここの教室の窓枠は木製のままだった
【放送室】
【理科室】
【給食室】
※ここは残念ながらここでストップ
【校長室】
隣の職員室は関係者の方が使用しているので見学せず
トイレも新しい職員用トイレ(見学者が使える)以外は見学できず。
見取り図やルールを書いたリーフレットをいただけるので
ルールに基づいて見学をすること。
処々にいる関係者の方から詳しい話を聞くのが楽しいですよ
今回はテンションが上がりすぎていくつかのポイントを見逃すと言うドジを。
もう今年は行けないと思うのでいつか機会があったら宿題を終わらせたい
関係者の方には本当に感謝いたします。
※帰途に増毛の海を見下ろす