原作は朝日新聞に連載された、映画「HOME 愛しの座敷わらし」です。 (梅田ブルク)
水谷 豊さんは五十過ぎて地方支店に飛ばされる、フツーのサラリーマンです。
引っ越して来た家は、田舎の古い民家で、奥さんや子供たちは 「いやだ、こんなとこ!」
ばらばらの家族に、囲炉裏を囲んで水谷 豊さんが話します。
「みんな一緒に、家族で居られる時間は、それほど長くない…」
思わずうなずいて、去年、ひとり娘を嫁にやった私は、また泣いてしまいました。
家族五人で入ったレスランで「六名様ですね」と言われ、
顔を見合わせてみんなで「はいっ」と答える、ファンタジックなラストに星☆☆ふたつです。
家族五人で、なんで六名様やねん…と思う人は、映画館へ行きましょう。
(「相棒」シリーズの和泉 聖治監督 109分)