お散歩しようと外へ出た途端、隣のお姉さんの声。
本当に飛びそうな位にグルグル尻尾を回すんだよ
かりなはリードを引っ張り走る。もちろん、大好きなお姉さんの元へ。
かりなのしっぽは千切れそうな程、ブルンブルンと回っている。
残念ながら、隣のお姉さんは、かりなの事を余り好きではないようだ。
あの力任せの愛情表現では、辟易するだろう。
嬉しい…ただ嬉しくて突進して行くものだから、たまったものではない。
大抵の人は押し倒されそうになる。恐ろしい破壊力だ。
今日も遠くから「行ってらっしゃい」とけん制された。
余りにも、嬉し過ぎると言う愛情の激しさが、かりなの愛を阻害する。
哀れ、かりなの愛。
その激しくプロペラのように振った尻尾で、遥か彼方に飛んで行け❗️
♫アンアンアンとっても大好きカリえもん
本当に飛びそうな位にグルグル尻尾を回すんだよ