フクちゃんやらかし事件簿。
フクは、マイペースで少し鈍臭い猫だった。
ある日の事。
夜、部屋のベッドで寝ていると、廊下での物音に気付いて目が覚めた。
「えっ…何の音?」
耳を澄ます。
すると
「カッポカッポ…」
と、何やら怪しい音。
電気を点けて、恐る恐る廊下を覗くと、フクが廊下をカッポカッポと闊歩していた
「フクちゃんっ、どうしたと⁈」
な、なんと!
フクは左前足に、猫缶を履いてカッポカッポと音を立て歩いていたのだ!
フクがお腹を空かせて倒したのか?活発なクロ(一緒に飼っていた黒猫の黒豆)が遊んでいて倒したのか?台所の空き缶入れが倒れ、猫缶が散乱していた。
ちゃんと洗っていたので、多分後者の方だと思う。
鈍臭いフクは、散乱していた空き缶を踏んでしまったのだろう。当時はパッ缶ではなく、缶切りで開ける缶だったので、踏んだはずみに蓋と缶の間に前足を挟めてしまったらしい。
うまい具合に挟まっていて、痛くはない様だ。ただ、歩きにくさと歩く度にカッポカッポと鳴るのが嫌みたいで、取って欲しくて廊下をウロウロしていたらしい。
ひとりでは取れないので、母を起こした。
カッポカッポと歩くフクを見て、慌てるどころか2人して笑った。
フクは恨めしそうな顔で、早く取れと言う様にニャーと鳴いた。
こんな感じで歩いていた
⭐︎おまけの話⭐︎
このブログの2022年5月のユリゲラーの回。
落ちていたスプーンが変な風に曲がっている画像をあげたのだが、警察の実録みたいな番組の事件現場で、この形状で曲がったスプーンが映っていたのだ。
かなりヤバいヤツかも