カナディアンロッキーで暮らす

カナディアンロッキーで暮らす茶道とカルトナージュ愛好家の日々

カナダ(ロッキー)の郵便&宅配便事情

2013-05-13 17:00:44 | 出たっきり邦人・メールマガジン



        〓カナディアンロッキー発〓

     『My スロ-ライフ 』 by Junko 

               No.38
           
    ☆★☆カナダ(ロッキー)の郵便&宅配便事情★☆★

カナディアンロッキーも、やっと新緑の候を迎えています。
4月末から2週間、バンクーバーに出かけていて、配信が遅れました…。
あちらはほとんど毎日快晴で、気温もぐんぐん上がり、まるで初夏のよう。
出かける日の朝、ロッキーではうっすら雪が積もっていたと言うのに…。

もちろん、帰ってきたら春告げ草のクロッカスが咲いていて、ロッキーも
間もなく、初夏のように暑い陽ざしが続くことでしょう。
でも油断大敵!5月中は、上空の寒気がみぞれや小雪をちらつかせることも
ありますから、いつでも防寒グッズは身近に置いておく必要があります。

バンクーバーでは、日系プレイスというところでカルトナージュ講座を開き
4回に渡り、ハンドクラフトが大好きという方々に、カルトナージュの楽し
さをお伝えしてまいりました。

主婦の方、フライトアテンダントの方、他のクラフトを趣味と実益を兼ねて
楽しんでいらっしゃる方などなど、受講者は様々。
でも皆さん、手を動かしながら、色々とクラフトにまつわる情報交換もされ
私自身もバンクーバーのショップ情報をいただけるよい機会となりました。

特に私にとって嬉しかったのは、ラッピンググッズの卸店の情報。
せっかく丹精込めて作った物ですから、きれいにラッピングして差し上げる
と、いただいた方はさらに嬉しいものです。

こちらは不器用な人が多いのか、センスがないのか、ただ紙袋にポンと品物
を入れて、上からカラ─ティッシュを突っ込むだけですからね…。
日本は「包む」という文化があり、ラッピングは普通ですが、ペーパーレス
時代に過剰包装はとかく非難されがち…
でも、今注目を集めている「風呂敷で包む」は、本当に日本の美学だなぁって
思います。

さて、今日のタイトル「カナダの郵便&宅配便事情」ですが、まずはカナダ
の集配システムについてお話ししなければ。
カナダでも州や地域によって事情は異なりますので、ここロッキーでの郵便
事情になりますが、一軒家やタウンハウスは、各戸で郵便物を受け取るので
はなく地区ごとにメールボックス(20~30軒分)が設置され、集配人が
月─金、日に一度、戸別に郵便物を集配して行きます。

メールボックスの下には「Outgoing」というメールボックスがあり、日本の
道路脇にある赤いポストと同じように切手を貼った手紙類を投函しますと
次の日に収配人が持って行ってくれます。
その横に「Parcel Pick-up」といって個々の小さなボックスに入りきれない
A4サイズの封書とか小さな小包などはここへ入れてあり、鍵がポストに入っ
てます。取りだした後、鍵は「Outgoing」のボックスへ投入します。
個々のボックスのサイズは12×16/cm、「Outgoing」と「Parcel Pick-up」は
12×33/cmほどの大きさです。

集合住宅は、エントランスホールに軒数だけのメールボックスがあり、投函
と小包を受け取るシステムは同じ。
大きな小包が届くと、お知らせ票が入れてあります。
バンフは郵便局へ、キャンモアはSobeysというマーケット内にある郵便局へ
受け取りに行きます。

この地域では、Canada Postの職員が集配するのではなく、一般の中から集配
業務をやってくれる人を雇い、自家用車で集配に来るので、これもびっくり。
日本では普通郵便でも届かなかったなどということはまずないですよね。
でも、カナダでは普通郵便で送ると、誤配、紛失も、けっこうあります。

カルガリーの知人に本を2冊送ったとき、メールボックスに配達された時に
は本が一冊消えていたことや、番地の違う手紙が入っているなどは頻繁に起
こっています。

もちろん、プロ意識を持って集配に当たる人がほとんどだとは思いますが…
かなり誤配が多いことなどから見ても、どうやらこの国の郵便業務はもっと
向上させる必要があると感じます。

手紙や小包を安全に届けたいなら、トラッキングナンバーを付けます。日本で
言うなら書留ですね。
料金はもちろん高くなりますが、ウエブサイトで荷物の所在が追跡できるし
先方にいつ届いたかも確認できるので、良く利用します。
配達日もカナダ内であれば1,2日、USでも2,3日で届くシステムはあるのです
が料金は半端じゃなく高額なので使う人はあまり多くないと思います。

日本の宅急便などのように安くて迅速な配送システムがこちらにはありません。
フェデックス、UPS、DHL、などの配送システムはありますが、ピックアップと
デリバリーは時間指定など出来ず、いつドライバーが来るのか分からないので
通販などで商品を購入したときは、届く日はトラッキングナンバーがあるので
分かりますから、その日は家で9-5時待つしかないのです。
留守だったたら、4,5日間は再配してくれますから、そのうち受け取れます。

日本の細やかな配送システムを知っているだけに、なんと遅れた物流事情…
と、当初はびっくりでしたが、6年経って、今ではこれが普通なのと、何事も
スローなことに慣れて来ている自分に、驚くこともあります(笑)

ではまた来月!  

Junko@カナディアンロッキーでした。



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