カナディアンロッキーで暮らす

カナディアンロッキーで暮らす茶道とカルトナージュ愛好家の日々

京都の秋を楽しんでいます

2018-11-16 10:18:00 | 出たっきり邦人・メールマガジン
NO.100


いかがお過ごしですか?
10月の配信を、諸々あって、スキップしてしまい、お詫びいたします。
9月レイクオハラへ3泊で出かけて帰った後、夫が急に体調を崩して
救急外来へ4日続けて通い、少し元気を取り戻したところで、友人でも
ある医師に状況を相談したら『直ぐに日本へ強制送還だ!』ということ
で、帰国の翌日から3週間の入院治療を受け、本当にラッキーなことに
寛解と言われるまでに回復して退院することができました。

カナダで、糖尿病と知らされ、びっくり仰天!数日間、夫はもう自分は
ダメかもしれないと覚悟するほどしんどくて辛い日々を過ごしました。
インスリンを2度注射して、血糖値は少し下がって来て、何とかご飯が
いただけるようになり、気力も出て来たので、いまだ!と、送り出し
ました。

私は元々10月末に帰国する予定だったので、今回は2人とも帰国中、
犬のお世話をしてくださる人を探さなくてはなりませんでした。
幸い、ご近所に住む日本人のご家族や友人が協力してくれ、チームを
組み、交代で面倒を見てくれることになりました。
夜は泊まり込みでお世話をしてくれる人も見つかり、私も安心して
予定通り、先にマカオに住む息子家族と数日を過ごしてから、日本
に到着。夫はまだ入院中で、三食昼寝付き状態だったので、これも
問題なくクリア。

文頭にも書いたように、急性だったので、まだ身体中の機能が衰え
ておらず、しっかり治療をしていただき、脳のCTを始め、ほぼ全身
くまなく検査を受け、お陰で3週間後には「寛解」という非常に安定
した良い状況で退院することができました。

カナダにいたらここまで至れり尽くせりはまず無理、相当悪化して
から検査、治療、というのでは、今回のような早期回復は望めなか
ったと感じます。

退院してから2週間、薬は飲んでいますが、体調に変化もなく、血色
も良くなったので、夫は数日前、先にカナダに帰国しました。私より
残して来たワンコのほうが心配だとか…

ということで、やっと私は自分の時間を持つことができ、ここ2-3日
は毎日 早朝散歩を楽しんでいます。
早朝と言ったのには理由があります。8:30 を過ぎると、どこも観光客
でいっぱいになってしまうので、静かにあるきながら紅葉を楽しむに
は、早起きするしかないのです。

銀閣寺、法然院、永観堂、南禅寺は徒歩圏内なのですが、今年は夫が
いる間に「伏見稲荷」の頂上(233m) まで頑張って登ってみました。
帰路、千本鳥居をくぐりながら山を降りる途中から、海外からの旅行
者にたくさん出会いました。完全に日本人観光客より、海外から来て
いる人々の多さに これまたびっくり!

こんなにも京都が人気なのかと驚きますが、2020年のオリンピック
を控え、 益々京都観光の需要は増すばかりと、チョット恐ろしくさえ
思えて来ます。バス乗っても聞こえてくるのは外国語ばかり、マナー
の悪さも目立ちます。優先席、絵が書いてあるのでわかりそうなもの
ですが、平気で若い子が座っていて、お年寄りが乗って来ても携帯
に夢中…。英語で注意してもわからない人も多く、また困るのは大き
なトランクを混み合うバスに載せると、邪魔になるし、降りる人が
つまずいたり…この先増える一方の海外からの観光客に対して、どの
ように地元の人たちと共存して京都を楽しんででもらうか、ルール
作りと、それを徹底させる、大きな課題が残されていると感じます。

京都の紅葉は、昨年同様、来週半ばあたりが最も綺麗そうです。
23-25日は連休になるので、ライトアップの寺院 は恐ろしいほどの
人出ではないかと予測しています。
深まる日本の秋、あともう少し楽しんで帰国します。