子宮頸がん治療のはなし+副鼻腔がんも少々

2004年の年末に手術しました。
不具合はありますが元気でやっていますよ!
不安な人は気軽にコメントをどうぞ!

ももさんからの質問に回答してみる

2010年09月17日 09時59分42秒 | 健康・病気

コメント欄で、高校生のももさんから、こんな質問が来ました。

こんにちは。はじめまして。
私は癌患者ではないのですが・・・
私は、大分県の高校に通っている高校2年生です。
今学校で子宮頸がんについて調べています。
調べていて、無料でワクチンの接種ができる県は
少ないということを知りました。
私は、無料でワクチンが受けられる県と受けられない県があることに疑問を持ちました。

そのことについて実際に子宮頸がんを体験している方の意見をお聞きしたいのですが、どう思われますか??
もしよろしければ、その言葉をみんなの前で発表したいのですが・・・

気分を悪くさせてしまっていたらすいません・・・。

 

もう高校生ということですので、大人の女性としてのももさんに対して、自分の考えることを書きますね。

 

まず、結論から言うと、格差はあっても別に何とも思いません。

なぜかというと、たとえば市県民税という税金は、市町村で払う金額が全然違います。
(大まかに言うと、大都市は安くて田舎は高いんだよー)

●追記●平成19年から

(所得金額-所得控除)×税率(10%)-税額控除

になったみたいですね。

また、名古屋市は給食があるのは小学生までですが、隣の市は中学まで給食があったり。

そういう意味で、市町村でいろんなことが違うのは当たり前なんですよね。

市町村で財政状況も子供の数も違うから、公費でできるところとできないところが出てくるのは当然のことだと思います。

だからこそ、お金の使い道を決める仕事をしている議員や市町村長を決める選挙は大事なんです。

 
 

それよりも、もっと考えて欲しいのは、このワクチンを打ったからといって、子宮頸がんが100%防げるわけではないということです。
現段階のワクチンは、70%までは抑えられますが、30%の人には効きません。

インフルエンザのワクチンと一緒ですね。

また、子宮体がんという、40代以降に多いがんは女性ホルモンが原因であるといわれていて、ウイルス感染が原因ではありません。
この子宮体がんになる確率は、ワクチンを打っても打たなくても一緒です。


だから、どちらかというと、20歳超えたら毎年検診のクセをつける方が、何かあっても初期で見つかるから、とても安全な方法なんです。

多くの市町村では子宮頚がん検診の無料チケットを配ったりしていますが、受診率は30%程度と低いのが現状です。

こういう現状では、ワクチンを打ったから検診に行かないという人が増えるほうが、手遅れの子宮頸がんの患者さんを増やすことになってしまい、ワクチンの意味がなくなっちゃうんです。

初期で見つかれば、今は将来赤ちゃんも産めるし、後遺症も全くないのにね。

 
 

私はこういう意見です。

もしも調べるんでしたら、子宮頸がんの検診を無料でできる格差も一緒に調べてみたらどうですか?

 

それから、少し前ですが、全国一律で子宮頸がんのワクチンは無料にするという法案を通すという新聞記事がありました。まだ本当に通るか分かりませんが、新しい動向にもチェックしてみてください。

 

 

さて。
がん患者の皆さんはどう思いますか?
時間があったらご意見などコメントいただければ、幸いです。

 

ももさん、いかがでしょうか。

この意見はみんなに伝えていただいて構いませんよ。


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11 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
●ももさん (rider)
2010-10-26 10:17:36
●ももさん
 
いよいよ明日ですか!
がんばってくださいね。
きっといい発表になると思います。
 
検診をしていても発見されにくいタイプのがんもありますが、ほとんどの場合は検診でごくごく初期に発見されるのが子宮頸がんの特徴だと思います。
 
彼氏ができて、性交渉を持つようになったら、ぜひぜひ年一検診に行ってくださいね。
 
大分の検診率のアップはももさんの手にかかっているぞーっ(*>▽<*)
 
 
(大げさw)
 
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お久しぶりです。 (もも)
2010-10-25 22:06:35
お久しぶりです。
参考になるコメントをこんなにくださって本当にありがとうございました。

発表の日もいよいよ明後日まで迫っていて、いろいろ準備が大変でばたばたしていますが、皆さんのおかげでよい発表ができそうです。


子宮頸がんのことを調べたり、皆さんの意見をきいたりしていたら、自分が20歳になった時は、必ず検診を受けようという気持ちになりました。


この発表を見てもらって、私と同じ気持ちになってくれたらいいなと思います。


みなさん、本当にありがとうございました!!!
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●そらまめ屋のnicoさん (rider)
2010-09-20 21:02:13
●そらまめ屋のnicoさん
 
私もね。
一切検診をしないクチだったので、このザマですよ。
今は、なるべくおかしいなと思ったら、先生に相談しつつ検査するようになりました。
 
高校生の子に検診をって言うのは迷うんだけど、彼氏ができたら絶対に年1の検診をしてもらいたいなーと思う。
特に若い子に。
 

>学生時代は学校が行う健診で、就職してからは企業の福利厚生の一環でやる検診で検査を義務付けるのが最も確実なのではないかと思います。
肺のレントゲンや胃のバリウム検査なんてやらんでいいから。


検診率を考えたらそうすべきだよね。
胃とか肺は、自分でお金出して行っても、別に恥ずかしくないしさ。
 
 
日経新聞に載っていたけど、専業主婦の4割は、何の検診も受けていないらしいの。
そのせいなのか、50台でガン死する割合の多いこと!
 
 
もっともっと自分の「死」について考え欲しいな。
 
そんなふうに思いました。
 
ということで、nicoさんも検診に行ってね。
行きにくかったら付いていくぞっ。
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ももさんみたいな高校生がいてくれてほっとしまし... (そらまめ屋nico)
2010-09-20 17:54:13
ももさんみたいな高校生がいてくれてほっとしました^^

私はガン患者、ガンサバイバーのどちらでもないけれど、子宮があるので他人事ではないよなといつも思っています。
でも、婦人科の門をくぐるのは確かに億劫です。今すぐどうこうって症状があるわけではないからと、後回しにしがちです。
それが命取りになると判っていても、です。
若い娘さんだったらなおのことでしょう。

学生時代は学校が行う健診で、就職してからは企業の福利厚生の一環でやる検診で検査を義務付けるのが最も確実なのではないかと思います。
肺のレントゲンや胃のバリウム検査なんてやらんでいいから。
問題は専業主婦や自営業の方々の検査の機会をどうするか、ですよね。
個々の理解と危機感に頼るしかないのがもどかしい・・・。

せめてワクチンを接種したときに、ワクチンですべて防げるわけではないことや、検診の重要性を伝えて欲しいなと思います。
返信する
●nakaさん (rider)
2010-09-20 15:00:42
●nakaさん
 
そーなのよー。
巡業先でワクチンの話をすると、知らなかったという声が非常に多いんですよね。
 
マスコミが一番ダメ。
 
私も検診嫌いで、結局Ⅱ期まで行っちゃったクチなので。
ワクチンへの過剰期待は、命の危機なんだということを知って欲しいなぁと思いました。
 
後、線ガンとか肉腫とか、原因がよく分かっていないタイプのガンについては、ウイルスじゃないもんね。
効くわけがないよ~
 
ということも、きちんと知った上で、打つなら打てばいいし、打たなくて検診するのもいいと思うんだよね。
 
まずは検診。そして、なっちゃった人に対してもサポートが欲しいなーと思うよ。
そっちばっかり無料にしないでーっ!
 
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ももさんのような高校生がいるのというのにちょっ... (naka)
2010-09-20 11:12:01
ももさんのような高校生がいるのというのにちょっとおどろきました。^^とても良いことですね。
確かにワクチンのことはマスコミ等でも取り上げられるようになって認知度は増していますが、内容が正しく伝わってない事がとても心配です。
riderさんや皆さんも書いていらしゃいますが、ワクチンは子宮頸癌の原因とされるヒトパピローマウイルスの70%に有効なワクチンで、30%のウィルスには効果がないということと、子宮頸癌の中でもヒトパピローマウイルスが原因ではない腺がんやその他の病気も増えているということはあまり触れられていない事実です。
ワクチンへの補助金は良い事だとは思いますが、ワクチンさえ打てば100%安心みたいなイメージは良くない。女性にとっての婦人科の検診はかなり恥ずかしく勇気が必要なことだと思います。(私も嫌であまり受けていない人間でしたから、とても後悔しています。)
けれど検診はがんだけではなくて、他の様々な病気まで早期に発見してくれるとても大事なことなんですよ。
ももさんには頑張って検診の大切さを伝えていってほしいなぁ~と思います。p(´∇`)q ガンバレー!
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●ももさん (rider)
2010-09-18 20:23:27
●ももさん
 
検診率、低いですね。。。(汗)
せっかく無料なのに、もったいないよー。
 
高校生という若いときに、こういうことを知ってもらうのは本当に大切なことだなと思います。
 
今、子宮頸がんは20代がものすごく多いって、看護師さんや先生が言います。
そんな若いときに子宮をとっちゃったら、本当に悲しい思いをするんですよ。
 
そしてまだまだ、子供が生めないなら結婚しないといって、一方的に別れを切り出されたっていう女性も多いんですよ。
 
現実は他の部位のガンの人より、倍辛い思いをしなくちゃならないんです。
 
ももさん、がんばって!
分かることであれば、何でも教えちゃうから!
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みなさんありがとうございました!! (もも)
2010-09-18 19:22:28
みなさんありがとうございました!!
私自身、検診よりもワクチンの方を重要視していて、検診のことが頭から抜けていました。
それと、ワクチンを打っても100%予防できるわけではないんですね。。。

昨日、市役所に行ってきました。
私の住んでいる別府市では、対象年齢を決めて、それに当てはまっている人だけに検診無料のクーポン券を配布していますが、受診率は13%~15%でとても低いそうです。これだけでも、どれだけの人が
このがんのことについて知らないのかがわかります。

みなさんのおかげでみんなの前で良い発表ができそうです。この発表をみて、みんなが少しでも意識をしてくれたらいいなと思います。

これからまだまだ調べていくので、もしわからない事があればまたお聞きすることがあるかもしれませんが、そのときはまたよろしくお願いします。

本当にたくさんのご意見ありがとうございました。
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●かこかこさん (rider)
2010-09-18 12:59:02
●かこかこさん
 
やっぱりか~。
あれさー。
CMがよくないよー。
 
100%効くわけじゃないのを、もっと言わないとねぇ。
でも70%は防げるわけだから、意味がないわけじゃないし。
子宮頸がんになる確率はぐっと減るんだからねぇ。
 
だけど、線ガンについては発病の仕組みがよくわからんらしいんだよ。
 
だから、絶対に検診は欠かせないんだよね。
 
 
そういうことを知った上で、ワクチンをどうするかを決めることが大事だと思うんだ。
 
 
 
 
●madyさん
 
ありがとうございます!
市県民税、変わったんですねぇ。
それじゃあ、経理処理が楽になりましたねぇ。
昔は面倒だったんだよー。
事業所全員、住民票が1つの市町村じゃなかったことがあって(笑)
 
あ、そうそう。
名古屋は市県民税5%安いんですよ(*>▽<*)ノ
市長ががんばって下げたんです。

国民健康保険も引越しすると入りなおしなんですよね。
 
 
私もワクチンだけがどうのこうのという問題じゃないと思うんですよね。
もちろん有効なものなので活用した方がいいけど、検診をしないと手遅れになってから見つかるってことだもん。
 
でもmadyさん、よかったですね。
ならないに越したことはないですもんね。
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はじめまして。 (mady)
2010-09-18 09:09:18
はじめまして。
「重粒子 副作用」という検索でこちらにたどり着きましが(こちらのワードは義父の件です)実は私も頸癌の検査にひっかかりまして、数ヶ月に一度の精密検査を繰り返し、ようやく先月クラスⅡに落ち着いた経験をもっておりましたので人ごとではないので全部読ませていただきました。
高校生がワクチンについて興味があるのはいいことですね。
私自身も勘違いしていたことなのですが一部誤解があるようなので書かせていただきます。
市県民税は平成19年6月から全国一律10%と決まり格差が無くなりました。
一方で国民健康保険料は格差がありますが、こちらは人口が多い少ないに関係なく確か一番高いのは大阪府寝屋川、一番安いのは東京都の青ケ島村です。
話しがそれましたが、ワクチンと検診の両支えがとても大事ですね。
是非、ワクチン接種のお年頃の親御さんいは検診の重要性をお嬢さんに伝えて行って欲しいと思います。やはりこういうのは女同士が一番話しやすいとも思います。しかしだからとって男性にももっともっと子宮頸癌という病気を理解してもらわなくてはいけないと思います。

長くなり失礼しました。
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ちょっと読み逃げばかりしておりまして、申し訳あ... (かこかこ)
2010-09-18 00:53:26
ちょっと読み逃げばかりしておりまして、申し訳ありません。

私も、最近この話題に関して危惧することがありまして・・・

たまたま何人かの方(癌経験者ではない方)と、この話題についてお話する機会があったのですが、どうも、「ワクチンを接種する=子宮癌にならない」と、思われているようで、「子宮癌になる=ヒトパピローマウイルスが100%原因」と勘違いされてしまっているようなのです。

なにはともあれ、検診が早期発見に繋がることをもっとアピールすべきではないかと思います。
健保組合によっては、まだ有料でないと婦人科癌検診を受けれないところもあるので、検診の無料化に力を注いだ方が良いのではないかと思います。

私もたまたま婦人科検診が無料だったから命が救われた一人でもあるので(笑)!
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