では、煙草にさらされることがなければ、子宮頚がんとは無縁なのか? というとそうではありません。
煙草と子宮頚がんは因果関係がある(確率が高くなる)ということが確実だということが分かった、ということだけです。
吸っててもならない人はならない。
では、ウイルスに感染しなければいいのか?という答えが出てくるんだけれども。
まぁそうなんですがね。
しかしコレは不可能と言っていいと思います。
なぜなら、ウイルスというのはとてもとても小さい。
小さいって言っていいのかなというぐらい小さい。
「菌」はね、ウイルスと比べると何十倍も大きなものなんだそうです。
だから「除菌」「殺菌」「滅菌」という言葉があるように、殺す手立てがあるのです。(抗生物質)
しかし、ウイルスは体から排出されるのを待つしかないことが多い。
インフルエンザとかノロと一緒です。
一生のうちで、一度も風邪をひかない人がいないのと同様に考えてほしいと思います。
しかもね。
「粘膜」に住みたいウイルスだからね。
なにも子宮頸部だけに感染するわけじゃないのよ。
この話はまた後日詳しく。
実際に子宮頸部の細胞診でのHPV陽性を示すのは、20代で40%弱と一番多く、全体では20~30%の割合で発見されるようです。
●現在のワクチン
がん細胞から一番発見される確率が高いのが16型・18型のタイプで、現在の2価ワクチンはこの二つの型のみの抗体を摂取するものなので、ワクチンを接種してもがんにならないわけではありません。(ハイリスクと言われる型は15種類ぐらいあるしね)
ワクチンによって、研究者によって多少ばらついてますが、少なく見積もっても60%ぐらいはがん化するのを防げると考えていいんだと思います。
ワクチンを打てば子宮頚がんにならないと思っている人がまだいますが、これは大間違い。
医師の中には、主婦とか子持ちのお母さんや、あろうことか子宮頚がん患者にもワクチンを勧める人がいますが(←儲かるから)、はっきり言ってお金の無駄だと私は思います。
ワクチン代5万円あれば、市町村の無料枠をうまく使って検診したら、20年分ぐらい検診できるもんね。
次回、検診の話・・・に続く・・
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