先日、鹿児島の川内にて、がん患者が抱える問題について講演する機会をいただきました。
講演が終わった後、知り合いの方ががんになり、免疫療法がいいと聞いたんだけどどうなの?という質問をされました。
病院名を聞くと、先進医療に指定された病院ではなかったので、それは効かないどころか何百万単位でお金を吸い取られて、なおかつ効かない治療なので、絶対に行っちゃだめですよ!と答えました。
私はこの人のために川内に行ったんだ!と思いましたよ!
わたくし、全力で阻止いたしましたっ!(‘へ´)ゞビシッ
これについては、私の主治医も患者さんの中でいたらしく、末期でなかなか治療効果も厳しい患者さんに、600万円の治療の先払いをさせたらしいんだが、riderさんはなんか聞いたことある?と聞かれたことがある。
先生は定期的に血液検査もしているので、「その治療で効果ありそう??」と聞くと、全く・・・という返信。
免疫細胞療法については、先進医療で指定された病院でする治療だけが先進医療に該当します。
民間の医療保険で、先進医療特約を付けている人は、特約の規定に沿ってお金ももらえます。
だがしかし!
そこら辺のクリニックでやっているのは、先進医療でも何でもない自由診療です。
民間の先進医療特約でもお金は出ません。100%自腹です。
自由診療は先進医療とは雲泥の差があるのです。
もしも、資産が潤沢で、患者さんを少しでも長生きしてもらうためにお金を使いたいのなら、こういった効かない自由診療ではなく、看護師やドクターを数日間雇って、家族や信頼できる人と旅行したり、料理人・栄養士などを雇って、栄養状態をおいしく管理するなど、楽しいことをするためにお金を使っていただきたいと思っています。
生活の質が向上することが、寿命を延ばすということは論文でも発表され、その考え方はスタンダートになりつつあります。
どうか、自由診療を選択したいと思ったときは、周りに相談してください。
主治医やかかりつけのクリニック先生、看護師さんなどなるべく多くの医療関係の人に相談してください。
そしてどうか、少数意見ではなく多数意見を選択してください。
どんな期であろうと、人生は楽しむためにあると思います。
そーゆー気持ちにさせるんだよね、うまく。
体験談とかさ、広告塔とか。
この記事みたく分かりやすく伝えてくれる人がいないとですよね。
記事の内容、何かの機会にお借りしていいですか?特に最後のほう、気持ちとして大事かと。
いいですよーっ(>▽<)
こういうのに手を出しちゃう人は一部なんだろうけどね。
ネット上での間違った情報は、意外と一番上に来ているとか言う話もあるしね。
ほんとに正しい情報を手に入れていただきたいです・・
ちょっと今日は(も?)呑みすぎー!
全否定するのはどうかなぁ・・・
病は気からっていうじゃんか。本人が効いてると信じてれば、イワシの頭もなんとやらだよ(^_^;)
旦那にヤイヤイ言われて、一時は私もやってみようかと思ってたよ。
病院が家から近かったしね。
今は知らないけど、当時は新患受付の曜日が決まってて、ものすごい長蛇の列ができてたよ。全国から集まるからすごい人数。本人よりも家族がとりあえず話を聞きに来る場合も多かったみたい。ハスミワクチンってけっこう有名だったしね。だけど、あの列に並ぶのかと思っただけで行く気がしなくなった(≧▽≦)幸い再発しなかったから、そのまま忘れてたけど、もし再発してたらどうしたかなぁ。わからんね。
そういう事かなぁ。
自分らしくサバイブするって…
なんか・・・
いろいろとあったんですね。
いつでもお待ちしておりますよーっ!
●ビビの助さん
これの問題はね。
1.患者ががんを治したいと思っているに対して、
2.がんに対して効果がないことを知っているのに、「治る」あるいは「小さくなる」という期待を持たせて提供している
というのが問題だと思うんだ。
少なくとも、「この治療は治験もちゃんとしていないような段階であり、場合によっては重篤な副作用が出るコトもあり、効いたためしがないけどやる?」とちゃんと言っていれば問題ないさ。
ちゃんと治療していたら治るものなのに、100%こーゆー方向へ行って、全身にがんが転移して、どうにもならなくなって、また病院に戻ってくるケース、先生1人につき年に1人以上はいるって言ってたよ。
先進医療で認定されている免疫療法は別で、第三者機関の目もあれば報告義務もあって、保険診療以上に病院も先生もめんどくさい思いをするんだよね。
先進医療だって治験の一種なんだけど、情報がオープンで蓄積される仕組みがあるという意味では安心できるかなと思うんだ。
クリニックでやっている自由診療は、だれがどう情報を吸い上げて蓄積しているのか全く不透明。そもそもそのやり方が効くのかという論文すらあやしいんだよ。
サプリメントもしかりで、メーカーはがんが治るなんて書いてはいないけどね。
現場では「がんが消える」と言って売っていて、解約したいというと「解約したら死ぬ」とか言って、解約に応じない人がそこらへんにウザウザいることなんだよ。
アドバイザーとしては、ここらへんは医療とは線を引いて答えないといかんなと。
こうやって書くと、自分の頭の整理にもなるしねーーー
なんどでもいいですよ。
医療とサプリレベルの話を、同じ土壌に並べるのはやはり良くないですわ。
それに滋養強壮系のサプリは、かえってがんが元気になるという人がいるようだという現場の先生の声もあるし。
自由診療もサプリも、勧めるためのトークが一緒なんだよね。
治った人がいるようだ(噂で聞いた話レベル)とか、抗がん剤の副作用が弱くなるとかね。
患者自身と家族が冷静であれば全く問題ないけどね。
申し訳ないけど、スパム報告しました。
この内容読んで、お祈りで治ったって書き込みするって、すごい読解力ないわ
貼っておきます。
http://naka-booh-2.blog.so-net.ne.jp/2015-09-25
ありがとうっ!
お兄さん、そういうことだったんだね。
nakaさんが言うように、何とかクリニックでの免疫ナントカをやってもいいんだけど、いざ調子が悪くなった時に面倒が見切れないという話はほかでも聞きました。
腫瘍内科の先生は、緩和医療を受ける機会も失うと言ってますね。
治療方法がないといわれる患者の心を救うような緩和医療が浸透することは、1つの方法なのかなー。