2007.12.02 記
※TV討論アルビントフラーより
1.知恵の確保と運用 『生物学、遺伝子工学、ナノテクノロジー等の驚異的進歩と劇的向上により、人間とは? 人類とは? ・・・等、再定義を余技なくされる次代が目前に来ている。 それは恐らく今世紀末までに、更なる知識を中心とする時代へと向い、智慧の確保が求められる。』・・・とか。
2.スピード感ある対応 『スピード化が求められる時代において、その生き方も再検討を個々に要求されている。 企業:100Km、NGO等:90Km、家族:60Km、組合等:30Km、行政官僚:20Km 事例:マイアミハリケーン被害時における官僚機構(合衆国・州政府・地域含め)の動きの遅さは、機能不全といって良い 程悲惨な結果をもたらした。 』
3.プロジェクト方式 今後行政&官僚組織は、上位下達方式から下位上達&横のネットワーク構築方式とも言えるプロジェクトチーム方式による課題別・目的別の組織形態への変革が求められている。』・・・等。
4.自らゴールを描け 「生産消費者:DIY Do it your self ・・・綴りはあっているのか? 日曜大工、家庭菜園、地域共同農園等々。 自分達で作業し自分達の生活を支える事が、様々な分野で広がり始めた。」 「今後Goolの姿を描いて、そのプロセス(ルート)を作って提示する行政お姿勢が問われている。」 ・・・等、凡その概要であった。
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著書『第三の波』
技術革新の「波」の概念に基づいて[三種類の社会]を描いた。
それぞれの波は「古い社会と文化を脇へと押しやる」とした。
➀第一の波は農業革命の後の社会
農耕を開始し以前の狩猟採集社会の文化を置換した(新石器革命、農耕技術の革命に相当)
➁第二の波は産業革命
18世紀から19世紀に工業化により、農耕社会から産業社会へと移り変わる。
核家族、工場型の教育システム、企業である。
大量生産、大量流通、大量教育、マスメディア、大量のレクリエーション、大衆娯楽、大量破壊兵器などに基づくものである。
中央集権、集中化、同期化などで結合し、官僚制と呼ばれる組織のスタイルで仕上げをする。
③第三の波は脱産業社会(脱工業化社会)である。
情報化時代、情報化社会、情報革命、脱産業社会の中では、ライフスタイルは様々である。
生産者(プロデューサー)と消費者(コンシューマー)のギャップは技術によって埋められる。
労働をアウトソーシングするのではなく、無給の消費者にアウトソーシングすることもある。
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※行政の在り様に思う。
行政の中においては、プロジェクト方式による迅速なる対応が出来る組織と意識改革を断行し、その業務は前例主義 でなく、又各人(町長・課長・職員・議員等)への評価も住民満足度を基準として見直す システムに改める必要があるのでは?
又、何かあれば横並びを求める姿勢と、一般的事例より突出する様な事業運営への嫌悪感(ある意味での先駆的事 例への圧力とも言える。)とが蔓延る様な行政の有り方は、最早見過ごす事が出来ない状況迄きていると断ぜざるを 得ない。・・・是は、私一人の独断であろうか?
ここ糸島、そして志摩町(役場における一部職員を含む)においても多くの偉材が溢れている。 『認識せずして評価する勿れ!』とか。 職員や議員への評価基準も見直すべき時に来ていると思われる。
単なる仕事をこなすだけでなく、如何に徹底した住民への奉仕の精神があるかどうか。 又、具体的行動の面からの日常的にどう住民に係わり合い貢献しているのか? その観点からの評価基準も設けるべきであろう。 しかも住民自身によって評価される場を設定すべきであると思われる。
それらの多くに偉材(役場における一部職員を含む)が思う存分に力を発揮できる状況を作り出し、地域の大いなる活性 化へ向けた新たなる施策を具体的に提示していく事、更にコミュニティーネットワークの構築に本格的に取組んでいった 時、新たなる時代・社会変革への扉が開かれ始めると思える。
※「草莽堀起」
『この地域の中から、燃えい出る人々によってしかこの地域は変えられない。 草莽(民衆)が堀起する(改革のため立ち 上がる)以外頼るものなし。』・・・(大意)と説き、多くの偉材を輩出せし“吉田松蔭”
俊輔をして 『動けば雷電の如く発すれば風雨の如し、衆目駭然、敢て正視する者なし。 これ我が東行高杉君に非ずや』 ・・・と言わしめし行動の人“高杉晋作”
彼の辞世の句 『おもしろきこともなき世をおもしろく』 の下の句に『すみなすものは、心なりけり』 ・・・と歌いし維新の歌人“野村望東尼”
ここ志摩町・姫島に流刑となりし彼女を救出した晋作は、時に萌黄の直垂姿で他を圧し、時に騎馬武者姿で颯爽と雪の 功山寺に姿を現す。そして時には、三味線をつまびき戯れ歌を口ずさみつつ・・・維新回転の魁を為したとか。
“天下の震動はこの糸島・志摩より始まらん” ・・・との歴史変動の時に居合わせた想いに吾が胸、高鳴っていた・・・正に其の時。 『お父さ~ん、お父さ~ん。 ・・・ もう布団に寝らんね~。 風邪引くよ~!』 ・・・ との声。 コタツノ中での悪夢か、ハタ又正夢となるか。 否、深酒の戯言であったのか?