12月26日 【新・水滸伝】
目前の年末年始を資料作成と突合作業に追われPCとの格闘の日々が続く模様。
だがせめて寝る前の一時、読書の世界に浸りたいものである。
早速に志摩図書館にて、【新・水滸伝】(1&2巻)吉川英治著作を借用。
北斗七星の夢を見た晁蓋は、劉唐、呉用、公孫勝、阮三兄弟の7名で義兄弟の契りを結ぶ。
官憲や中央政府高官に反感を抱く者達を中心に、百八星の石碑の如く、梁山泊に様々な人生遍歴を持った個性豊かな好漢百八人が集う。 各人物象の性格や履歴を通じて物語が展開し、其れはやがて国家権力を牛耳る高官との熾烈な戦いへと展開していく物語である。
思えば、ISCも当初は「いとしまひらき」という任意の地域興しの団体の中で提案され立ちあがった経緯がある。 其の時、確か発起人の中心メンバーは7名だったなぁ~。 それに、H25年度の会員数:108名も不思議な一致の気がせんでもないなぁ~。
今は、ISC中心メンバーも若干変動したものの12名+8名前後の約20名の方々が中核となって各種事業展開をしていただいている。 やがて、108名の中核メンバーが揃う時が来るんやろうか?
時に任せるのでなく、時を創り、人材を糾合しつつ、事業の水平展開を図っていかなければならない。
平凡社の「水滸伝」は、漢文詩も表示されていて、メッチャ面白く、若き頃に何度も読み返した本であった。
何十年振りかに、吉川英治著作をてにとってみることとする。 今からワクワク感は一杯やぁ~!
若き日々に学びし、革命の戦略とも言える “時応機法の原理” そのままを実感できるドラマである。
※国芳作の『通俗水滸伝豪傑百八人』「短冥次郎阮小吾」復刻版。(WEBより借用)
「衛州石碣村の産にして胸に豹の彫物す 性勇猛にして能水中に長く身を潜す術を得たり、梁山泊の隊軍にて金沙潭に敵船の大将を捕ふ。」の図です。
阮小吾:梁山泊の岸辺に住む漁師、阮小二・小五(吾)・小七の三兄弟のうちの次男。
官軍の船が梁山泊の討伐に来た時、小船に乗ってわざと敵の前に姿を現し、敵船を金沙潭の狭い入江に誘い、敵将を水中に引き込んで戦った勇ましい姿を描いているとの事。
マジに色鮮やかにして躍動感溢れる絵図は、物語の中に引き込まれていく一つの要因ですね!