●H27年度「福岡県障がい者スポーツ指導員養成講習会」(初級)が受講者:21名で開催された。
12月19日(土)、20日(日)、23日(祝)の3日間。
多種多彩な内容で、且つ様々な視点からの座学と実習に刺激を受ける充実した三日間であった。
特に、実習での「車椅子バスケット」「ディスクベース」「卓球バレー」等は、実感を伴い且つ楽しい「障害者スポーツ」の在り方を実感でき、本当に参加して良かったと思えた。
今後、ISCでも地元の糸島エリアでも、何等かの形で「障がい者スポーツ」を様々な方々との連携で開催できる様になりたいものである。
※以下に記憶に残った事項・項目を列記。
「障害のない人はスポーツした方が良いが、障害のある人は、スポーツをしなければならない。」 (スイス:ハインツ・フライ)
「失われたものえお数えるな、残っているものを、最大限に生かせ!」 (ルードウィッヒ・グットマン博士)
*ハインツ・フライ
1999年 車椅子マラソン世界記録樹立。
2008年 北京パラリンピック・ハンドサイクル金メダリスト。
*障害とは?
身体障害/知的障害/精神障害とがある。
*障害者の自立と社会参加を阻む障壁とは?
①物理的障壁:移動や交通手段&建物・構造物等
②心理的障壁:一人の人間としての認識より障害部分のみを認識してしまう傾向。
③社会的障壁:各種制度(保険・医療・福祉・経済・教育・情報等)
*ノーマライゼーションとは?
北欧から世界に広まった「障害者福祉」の理念。
障害を特別視するのでなく、社会の中で普通の生活が送れるような条件を整えるべきであり、共に生きる社会こそノーマルである。
・・・という考え方。
*スポーツ心理学(四つの心理的スキル)とは?
①自己分析 assessment
時々刻々変化する心&身体の状態を正確に、素早く知る能力。
②動機づけ motivation
やる気は、あらゆる活動へ必要な心のエネルギーであり、行動の源である。
③積極的思考 positive thinking
正確な現状把握と不測の事態にも的確に対応する認知適応能力である。
④リラクセーション&サイキングアップ技法 relaxation
身体エネルギーを最適水準に維持する為に、消極的な精神状態時には、精神的UPを図り、
不安や焦り気味の時には、リラックスさせる能力である。
以上の4つの観点から必要な時に必要な能力を発揮させ使える様にするのが「メンタルトレーニング」である。
*障害者スポーツ指導者の目指すべき能力とは?
①障害者スポーツを指導する能力
②障害者スポーツを普及・振興する能力
③障害者スポーツを創造する能力
対象者の状況、実施する場所、使用する用具、運営方法とルール創り、参加形態、相手に応じた動機付け等。
要するに、障害者の状態・状況に応じたスポーツの場を創出する事である。
*障害者スポーツの種目とは?
卓球バレー/風船バレー/フライングディスク/フライングディスクベース/ボウリング
その他にも多数あるが、上記種目はISCでも地元糸島でも実施出来そうな種目である。
★「フライングベース」の模様抜粋映像。 http://video.fc2.com/content/20151221sLu0JsDY
★感動のニックさんの講演映像。 http://itomirai.web.fc2.com/isc/movie/nick.htm
指導講師の皆様。 参加された受講者の皆様、ご苦労様でした。 有難う御座いました。
お陰様で、有意義な講習となりました。 今後、少しでも障がい者の方々や、各種施設・団体との連携を深め、何らかの形でお手伝いができるといいなぁ~と思います。
共に生きる社会。 共働の社会。
互いの思いが響き合う、心と心が通い合う“響働の社会”を目指していきたいものである。
しかし、マジ楽しかったなぁ~。
刺激も多く、今後の水平展開へのやる気が沸々と湧き上がってきたぞい!
※福岡県障害者スポーツ協会 http://www1a.biglobe.ne.jp/fhspokyo/index.html
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