アコギおやじのあこぎな日々

初老の域に達したアコギおやじ。
日々のアコースティックな雑観

ゆんないで!

2008-01-10 | Weblog
 きょう、息子の幼稚園は三学期の始業式。白いタイツを穿いて、制服を着て、制帽をかぶって…。


 制服に身を包むと、息子が入園式のときより随分と大きくなったことが分かる。だぶだぶだった服やズボンのたるみが、今はない。


    ◇


 今朝は、前日よりも手こずった。制服を着るのが面倒なのだろう、パジャマから着替えるのに20分近くかかってしまった。

 「用意しないんなら、一人で家にいなさい」。ついつい語気が鋭くなってしまう。

    ◇

 「ゆんないで!」

 「ゆんないで」とは「言わないで」である。最近は「お父さんのお話、聞かない」と続く。



    ◇

 なにか都合が悪くなると、すぐ「ゆんないで」である。こっちは文句を言わないわけにはいかない。特に朝は、言うことをきかないことは幼稚園に遅れることであり、仕事にも遅れることである。それは避けなくてはいけない。

 で、「ゆんないで」のあとも「早くしなさい」「じゃあ一人で家にいなさい」と連発してしまう。

 が、最近になってようやく気付いた。「ゆんないで」は「言わないで」だけでなく、より正確には「それ以上は言わないで」であり、さら正確にいえば「言っていることは理解しましたので、それ以上は言わないでいただきたい」なのである。

 「早くしなさい」「やめなさい」と言った後、しばしば忙しくてほかの作業に没頭してしまう。少しの間、息子をほったらかしにしておいてふと息子をみると、「やめなさい」と言われたことに自分で区切りをつけてやめているのである。


 「早く、早く」「やれ、やれ」は意欲を殺ぐ言葉。くどい説教こそ逆効果。まさに、それである。

 力ずくというものは、なんでも無理をうむ。相手の動きを利用することこそ肝要である。

    ◇

 子どもは、いろいろなことを教えてくれる。
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