アコギおやじのあこぎな日々

初老の域に達したアコギおやじ。
日々のアコースティックな雑観

人間関係のキホン

2008-01-30 | Weblog
 あと2週間で息子は4歳。感慨一入である。

 1歳のときも、2歳のときも、3歳のときも、うれしかった。が、今回はまた格別の喜びを感じる。

 この一年間、急速に成長してくれた。


     ◇

 食事も、排泄も、体の手入れも、自分でできることが本当に広がった。

 会話も上手になった。意思の疎通がスムーズになった。駄々をこねれば相変わらず手強いが、話せば分かるようになった。

 最近は、妻がいなくても私と2人きりで一日を過ごせるようになった。


     ◇

 妻が出勤してからの、朝の生活も格段に楽になった。


 昨年4月に越して来た当初、春ごろは、妻がいなくなった途端に私の「地獄」が始まった。朝ご飯を口まで運んであげなくてはいけなかったし、おむつの始末も大小さまざま、手こずった。歯磨きも悪戦苦闘の連続だった。

 なにより「お母さん、お母さん」と泣いた。

 夏ごろには、玄関の鍵を自分で開けて、妻の車を裸足で追って行ったりもした。


     ◇

 病気も多かった。妻が出勤した後、朝7時半までに病院に連れて行き、診察を受けたあとに不安ながらも施設に預け、9時までに出社したことも何度もあった。施設から「引取りに来て」と連絡をもらい、仕事を中断した日も何度あったことか。


     ◇

 昨年2月に妻の育児休暇が明けてから、朝の生活はいつも息子と私、2人きり。仕事に行く前に、一日の半分くらいのエネルギーを費やして息子と過ごした。


     ◇

 社内の男性で最も子育てをこなしてきたという自負がある。子育てがいかに一大事であるか、心も体力もすり減らすかを、知る数少ない男であると自負している。

 本当に大変だった。それだけに今度の誕生日が格段にうれしい。

 深夜の病院で君の産声を聞いてから、もう4年も経ったのか。濃密な時間である。



 どれだけの時間と出来事を共有してきたか。

 「一緒にいるということ」。親子関係の、いや、すべての人間関係のキホンである。

 それが、ヒトにとっていかに大切なことか。

 実感。
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