花火大会 少し残念だった須賀川行

　8月24日（土）、知人のライブがあるため須賀川へ。

　午後6時過ぎに郡山発須賀川行きの東北本線に乗る。

　この日は「釈迦堂川花火大会」があるので郡山駅から大混雑。

　自分には関係がないのだが、まあ仕方ない。

　首都圏の通勤電車のような満員電車に揺られた。


　須賀川駅に着くと、これまた大混雑。

　駅前周辺は交通規制がかかっておりバスも運休とのこと。

　仕方なくライブ会場の店まで約30分歩く。

　その途中、釈迦堂川にかかる橋の上から撮ったのが冒頭の写真。

　花火大会は興味がないが、親子連れやカップルたちがにこやかにしているのは美しい。


　関係も関心もない人間からすると、混雑するは、バスは止まるはで大迷惑なイベントなのだが、まあみんなが幸福そうにしているのだからしょうがないだろう。


　ライブ会場に着くと、店の人も演奏者も花火を見に行っており、開始までまだ1時間。

　しょうがないから近くの居酒屋で暇を潰すことにした。

　良さげな店は花火大会のための臨時休業。


　仕方なく入った知らないお店。

　で、生ビールを頼む。同時にお通しの卵焼きも出てきた。

　やや甘すぎるがまあ悪くはない。

　続いて、里芋やコンニャクの煮物。

　まあ胃に優しい感じで良いだろう。

　続いてカツオの刺身。

　生ものを客に何も聞かずに出すとは、少しあこぎな店だな。

　チアイが真っ黒。よくこんなもの出せるなと思ったが、まあ季節のものだしまあ良い。


　で、サンマの塩焼き。

　ホソ！　脂のノリも悪くパサパサ。


　ここまで自分で頼んだのは生ビールだけ。

　次々と頼みもしない料理が出てくる。

　しかも俺はカツオやサンマはうるさいので、内陸部の店では普段まず頼まない。


　「料理はここまででいい！」

　黒いカツオ、痩せたサンマの連続攻撃に、思わず店主に告げた。

　1時間ほど飲んで会計すると6000円也。


　確かに、つまみの数は多かった。けど、全部、自分が頼んだものじゃないんだが。

　軽いボッタクリみたいな感じかな。


　須賀川は好きな町だし、花火大会だし、まあいいか。

　この店に２度と来なければいいだけの話。


　諦めの理由を自分で見つけて自分に言い聞かせ、店を出た。


　ライブは楽しかった。が、少し残念な気分の晩夏の須賀川行であった。