朝の過ごし方

　このところ、息子と一緒に食事をしていない。


　夕食は、私の帰宅が遅いのでしょうがないが、朝食も一緒ではない日が多くなってしまった。



　私が朝寝坊して、間に合わない。



　このところ、息子は保育園に行くのに私と一緒を嫌がる。

　正確に言うと妻と一緒に行きたがる。




　そうすると、私の朝の仕事が以前に比べると激減して、ゆっくりと寝ていられる。妻には申し訳ないが、大助かりだ、と思っていた。

　だが、朝の生活に余裕が生じた結果、私の生活は、早起きを強いられることがなくなり、自然と夜更かしも増えた。かといって勉強するわけでも、仕事をするわけでもない。時間の浪費ばかりが増えた。

　そして、息子との接触が減ってしまった。





　子どもの世話は、子どものためならず。

　子育ては、親の健康を維持し、親の人間性を醸成してくれる。実は、親自身のためにやっているのだ、とあらためて思わされる。


　けち臭い話になるが、夜は早く寝るようになるし、風呂も同じ時間帯に入ることになるので光熱費も削減できる。収入が増えない以上、支出を抑えることが生活を維持するためには肝要である。



　せっかく、散歩するのに格好の場所に住んでいるのだ。ちょっと、朝の時間を大切にしてみたいと思う。

　息子の、いや、私自身のために。