子どもって、本当にたくさん夢を見ているんだなぁ。
息子の隣で寝ていると、まさに実感、である。寝言が多い。寝ている間も、脳の中で実に元気に活動しているようである。
◇
「やーめーてっ!」
「やだ、やだ、やだ!」
多分、保育園で友達と争いになっているのだ。
いくら子どものこととはいえ、真夜中に苦悶の声を聞かされるのは、ちょっと驚く。
それに、「いじめられてはいないだろうな」なんて、周囲が暗い分、必要以上に心配してしまう。
◇
しかし、寝言は唐突に調子を変化させる。
「ミレドー、ファミレー、ソソソファ、ミレドー。アッ」
いまピアノで練習している曲だ。
最後の「アッ」は、多分、ちょっとうまくいかなかったところだろう。
以前から、音符を寝言で言うことはしばしばあったが、両手でピアノを弾くようになってから、この「アッ」が増えた。夢の中でまでご苦労なことである。
苦戦しているんだろうな。
◇
「うふふふっ」とうれしそうに笑っている時もある。
これは親冥利に尽きる。
実生活が充実しているからこそ、夢の中でも楽しく過ごしていられるんだろうと思う。
◇
夢の中でも、もっともっと笑ってほしい。
さらに、実生活の中でも、もっともっともっと笑ってほしい。
そのために、何が必要か。
そのために、おれは何をすべきか。
息子の寝言の質をより向上させていくため、お父さんも頑張るよ。
基本は、一緒に過ごす時間を多くすることだな。
それが最も大切であることに、間違いない。
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