アコギおやじのあこぎな日々

初老の域に達したアコギおやじ。
日々のアコースティックな雑観

「おやすみ」が心に沁みるのである、かなり

2008-09-11 | Weblog
 午後10時、帰宅。

 息子は寝床で歯磨きの最中だった。

 ぎりぎり就寝前に間に合った。


 息子は、私の部屋に来て「おやすみ」をした。




     ◇

 もっと、家族みんなで一緒にいられる時間がほしい。


 息子は、我慢してくれている。

 しかし、なんやかやの理由をつけて、そばにやってくる。

 きょうは「麦茶を飲みにきた」と言って、冷蔵庫のそばで仕事をしている私の隣に来て、私がパソコンを打ったりメモ帳をめくっているのをしばらくの間見ていた。


    ◇


 明朝また辛い思いをすると自分でも分かっているのに、父親のそばで夜更かしをしたいのだ。


 5分ほど隣にいたので、「明日も早起きなんだぞ。もう寝なさい」と言うと、しぶしぶと寝室に入っていった。


     ◇


 もっと早く帰宅できる生活がほしい。


 息子が父親のそばに引っ付いてくるなんて、あと1年か2年。

 人生で最も幸福な親子の2年間。仕事で犠牲にしているなんて、実にもったいない。


 ましてや、歪な笑顔の金と権力の亡者と一緒にいるなんて、人生の浪費だ。



    ◇


 親と子の絆が、子どもにとって、親にとって、いやあらゆる人にとって、いかに大切なのかと痛切に感じる。


 今更ながら、だが。



 今夜も息子の「おやすみ」の言葉が沁みるなぁ。
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