アコギおやじのあこぎな日々

初老の域に達したアコギおやじ。
日々のアコースティックな雑観

生活発表会

2009-12-22 | Weblog

 「ぼくね、どろぼうになったよ」



 んなぁ、んなぁにぃぃ?



 息子は、自慢げ、そして、喜色満面。




 ど、どろぼぉ?



 私の怪訝な表情を見ても、相変わらず息子は大喜び。




 その言葉、決して見過ごせんぞ、親として!





 1週間後、息子の喜んでいた理由が分かった。





 劇の役だ。




 「さあ、行こう! ブレーメン 足取りも軽く


 さあ、行こう! ブレーメン 仲間と一緒に


 メソメソしててもつまらない 歩けば夢が見えてくる


 さあ、行こう! ブレーメン 音楽隊が待ってる」





 保育園の生活発表会。

 同級生たちは、いかにも幼い演技をしている。そんななか、「どろぼう」たちが妙に大人びている。



 「ブレーメンの音楽隊」で、息子は「泥棒」役に選ばれた。


 主役は「ロバ」「犬」「猫」「鶏」。

 しかし、男の子たちにとっては「泥棒」が一番人気。



 お話の中では、暴力を振りかざして放蕩を尽くす敵役。



 しかし、どの国も寓話の筋書きは一緒。


 盛者必衰の理に沿って、最後は、力を合わせた善良な「ロバ」や「犬」たちに蹴散らされるのである。



 劇では敵役だが、男の子たちは、そんなことはどうでもいい。



 頭にバンダナ、首にスカーフ、上下は戦闘服。



 「ロバ」なんかの着ぐるみより、確かに、着てみたい。


 「主役」の称号は惜しいが、着ぐるみよりずっといい。



 息子は、切望していた「どろぼう」の役を気持ちよく演じていた。



 なんだか、慣れていたな、と思う。


 これまで経験したピアノやヴァイオリンの発表は、間違いなく役立っていたはずだ。



 息子の成長を感じた生活発表会であった。







 父親は出たがりで、母親は引込み思案。息子は、好まざると、そんな家庭に生まれ出てしまった。



 かわいそうだから、ただ自然のままに、好む方向に進ませてきた。



 いまのところ、ピアノにも、ヴァイオリンにも、抵抗なく打ち込んでいるようす。演奏中もニコニコしている。



 
 そのなかでも、特に好みはピアノ。


 外で遊びまくってどんなに疲れても、家に帰るととにかくピアノに触ってから、それから疲れ果てて、寝る。





 来年の春、息子のピアノレッスンは、少しだけ上のクラスへ進む。



 この機会にきちんとしたヨーロッパのピアノを弾かせたい、と思う。



 現在、息子が使っているのは、国産巨大メーカーの電子ピアノ。本格的にピアノに打ち込むのならば、打撃も音色も、きちんとしたピアノを与えたい。



 家は小さいし、お金はかけられないからアプライト。できれば、サイレントも。



 で、「ウェンドル&ラング」を検討中。


 どうでしょうか?


 ピアノに詳しい人、見ていたらアドバイスお願いします。
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