6月はヴァイオリンのレッスンを休んだ。
仕事が忙しかったのは、確かだ。
レッスンは週に1回だが、レッスンを受けるためには、その前日は長時間の練習が必要だし、本来、毎日練習しなくてはいけない。上級者と同じクラスになってからは、特にそれが不可欠になってきたが、それが生活の中で大きな負担となっていた。
◇
しかし、始めたばかりの5年前は妻と子どもが寝た後でも、4時間くらいは練習していたはず。自宅練習は、単身赴任の現在の方がしやすいはずだ。
ヴァイオリンから逃げている、というのが偽らざるところだろうか。
1ヵ月間、楽器にまったく触れなかった。
◇
6月27日、久しぶりに外で飲んでアパートに帰宅。
酔った勢い。一カ月もの間、触れなかったヴァイオリンを手にしてみた。
夜が遅いので、ごく小さな音で「エトピリカ」。
弾けた。音色はともかく。
楽譜はなし。
暗譜していたというわけではなく、指が覚えていた。
そりゃそうだ。この曲だけでも、少なくとも100時間は練習した。
本日、6月28日。帰宅後、とりあえず楽器を磨いた。
レッスンを再開する気持ちはまだない。
でも、やっぱり楽器を触っていると、心地好い。
やはり音楽はいい。それを再認識できた。休んだからこそ、だ。
息子もヴァイオリンをたしなんでいるが、疲れ始めている。
高いモチベーションを常に維持することは不可能だ。休むことは練習することと同等に大切だ。
弾くことへの「渇望」が湧いてくるまでは、レッスンは休む。継続は大切、が休むことも同等の効能がある。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます