アコギおやじのあこぎな日々

初老の域に達したアコギおやじ。
日々のアコースティックな雑観

ボブ・ディラン 文学賞 歴史に残る選考だと思う

2016-10-13 | Weblog


 ボブ・ディランを「文学」と評価したのは、驚いたけど、言われてみれば「そうか!」とうなずけますな。

 村上春樹さんに関しては日本人としては残念だったけど、歴史に残る画期的な選考結果だと思います。


 養老先生のいう、いわゆる「バカの壁」を打ち破った選考員の方々だと思います。


 ノーベル賞というと、平和賞のほかは、物理、化、医などの「○○学」の専門分野の学者が対象という印象でした。ソフト面よりハード面を顕彰するものかと。
 

 でも、歌手活動をしている人間の自作楽曲も「文学」として評価され得るという事実。目新しくもあるが、「言われてみりゃあ、そりゃそうだ」とも思う。


 例えば、人種差別や障がい者差別の愚かさを描いた映画「アラバマ物語」や、自己の利益ばかりを求める人たちがつくりだす争いの愚かさを描いたアニメ「天空の城ラピュタ」が平和賞になってもいい。もちろん、戦争の悲惨さを訴えかける「ゲルニカ」を描いたピカソも。


 今回のノーベル「文学賞」は、歴史の残る選考だと思う。


 ただ、このニュースばっかりやってて、国会や都議会の自民党に不都合なニュースを隠すのに躍起になっていたNHKのニュースは、あいかわらず「残念賞」でした。

 一句浮かびました。

 「NHK いつまでポチの ままなんだ」

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