26日は、息子の保育園の「ちびっこ夏祭り」。
私はヨーヨー売りのおじさんを務め、子どもたちの買い物体験に協力した。
◇
「お父さん、ヨーヨー屋さんだよね」
息子は、友達にも、先生にも、私にも、妻にも、だれかのお母さんにも、何度も繰り返していた。
◇
いつも自分が過ごしている場所に父親が来た。そこで、なんだか偉そうに働いている。
「やっぱり、大人の働いているのはカッコいいなぁ」という感じ、である。
◇
うれしそうだ。
◇
27日は、開成山公園で開かれていた「ビールまつり」の最終日。家族で夕食を兼ねて出かけてきた。
目的は、花火だった。
雨降りだったので、息子は、私に抱かれて傘の中から夜空を彩る花火を見た。しかし、大喜び。「きれいだねぇ」を連発していた。
そのあと、ステージではいくつかの出し物が続き、最後にドイツバンドが民族音楽を演奏した。
息子は私の肩車に乗って、バンドメンバーと一緒にリズムを取って盛り上がった。
これが大盛り上がりだった。
◇
「花火、きれいだったね。音楽も楽しかったね」
開成山公園から、わずか3分ほどの家路。
私と妻の真ん中に手をつながれて、息子は何度も何度も、いま見た感激を伝えた。
◇
ヨーロッパの音楽を私自身、誤解していた向きがある。
ヨーロッパというとクラシックのイメージが強いが、ヨーロッパ音楽だって、もともとは民族音楽。ジプシーやバガボンドの演奏は、アジアやアフリカに負けずにノリノリだ。
◇
息子は、ドイツ・バンドの演奏がかなり気に入ったらしい。
私の肩車の上で、メンバーと何度もハイタッチをしては歓声を上げていた。
メンバーの一人は、演奏のあと、息子を抱きしめてくれた。
◇
家に着いたのは午後10時ごろ。息子には遅すぎる時間帯だ。
私と風呂に入った。
「楽しかったね。あした、また行こうね」と息子。
「楽しかったね」「おもしろかったね」
何回か言っているうちに、息子は湯船の中で眠ってしまった。
◇
体を拭いて、布団に運んだ。
いつも寝ている途中で何度かむずかるのに、この日は笑顔で眠っていた。
音楽って、すごい。
私はヨーヨー売りのおじさんを務め、子どもたちの買い物体験に協力した。
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「お父さん、ヨーヨー屋さんだよね」
息子は、友達にも、先生にも、私にも、妻にも、だれかのお母さんにも、何度も繰り返していた。
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いつも自分が過ごしている場所に父親が来た。そこで、なんだか偉そうに働いている。
「やっぱり、大人の働いているのはカッコいいなぁ」という感じ、である。
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うれしそうだ。
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27日は、開成山公園で開かれていた「ビールまつり」の最終日。家族で夕食を兼ねて出かけてきた。
目的は、花火だった。
雨降りだったので、息子は、私に抱かれて傘の中から夜空を彩る花火を見た。しかし、大喜び。「きれいだねぇ」を連発していた。
そのあと、ステージではいくつかの出し物が続き、最後にドイツバンドが民族音楽を演奏した。
息子は私の肩車に乗って、バンドメンバーと一緒にリズムを取って盛り上がった。
これが大盛り上がりだった。
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「花火、きれいだったね。音楽も楽しかったね」
開成山公園から、わずか3分ほどの家路。
私と妻の真ん中に手をつながれて、息子は何度も何度も、いま見た感激を伝えた。
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ヨーロッパの音楽を私自身、誤解していた向きがある。
ヨーロッパというとクラシックのイメージが強いが、ヨーロッパ音楽だって、もともとは民族音楽。ジプシーやバガボンドの演奏は、アジアやアフリカに負けずにノリノリだ。
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息子は、ドイツ・バンドの演奏がかなり気に入ったらしい。
私の肩車の上で、メンバーと何度もハイタッチをしては歓声を上げていた。
メンバーの一人は、演奏のあと、息子を抱きしめてくれた。
◇
家に着いたのは午後10時ごろ。息子には遅すぎる時間帯だ。
私と風呂に入った。
「楽しかったね。あした、また行こうね」と息子。
「楽しかったね」「おもしろかったね」
何回か言っているうちに、息子は湯船の中で眠ってしまった。
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体を拭いて、布団に運んだ。
いつも寝ている途中で何度かむずかるのに、この日は笑顔で眠っていた。
音楽って、すごい。
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