アコギおやじのあこぎな日々

初老の域に達したアコギおやじ。
日々のアコースティックな雑観

音楽の力 その2

2008-07-29 | Weblog
 26日は、息子の保育園の「ちびっこ夏祭り」。


 私はヨーヨー売りのおじさんを務め、子どもたちの買い物体験に協力した。


     ◇


 「お父さん、ヨーヨー屋さんだよね」


 息子は、友達にも、先生にも、私にも、妻にも、だれかのお母さんにも、何度も繰り返していた。


     ◇


 いつも自分が過ごしている場所に父親が来た。そこで、なんだか偉そうに働いている。

 「やっぱり、大人の働いているのはカッコいいなぁ」という感じ、である。


     ◇


 うれしそうだ。



     ◇


 27日は、開成山公園で開かれていた「ビールまつり」の最終日。家族で夕食を兼ねて出かけてきた。


 目的は、花火だった。

 雨降りだったので、息子は、私に抱かれて傘の中から夜空を彩る花火を見た。しかし、大喜び。「きれいだねぇ」を連発していた。


 そのあと、ステージではいくつかの出し物が続き、最後にドイツバンドが民族音楽を演奏した。


 息子は私の肩車に乗って、バンドメンバーと一緒にリズムを取って盛り上がった。


 これが大盛り上がりだった。


      ◇


 「花火、きれいだったね。音楽も楽しかったね」

 開成山公園から、わずか3分ほどの家路。

 私と妻の真ん中に手をつながれて、息子は何度も何度も、いま見た感激を伝えた。

     ◇


 ヨーロッパの音楽を私自身、誤解していた向きがある。


 ヨーロッパというとクラシックのイメージが強いが、ヨーロッパ音楽だって、もともとは民族音楽。ジプシーやバガボンドの演奏は、アジアやアフリカに負けずにノリノリだ。



      ◇

 息子は、ドイツ・バンドの演奏がかなり気に入ったらしい。

 私の肩車の上で、メンバーと何度もハイタッチをしては歓声を上げていた。

 メンバーの一人は、演奏のあと、息子を抱きしめてくれた。


      ◇


 家に着いたのは午後10時ごろ。息子には遅すぎる時間帯だ。


 私と風呂に入った。


 「楽しかったね。あした、また行こうね」と息子。


 「楽しかったね」「おもしろかったね」


 何回か言っているうちに、息子は湯船の中で眠ってしまった。


      ◇


 体を拭いて、布団に運んだ。


 いつも寝ている途中で何度かむずかるのに、この日は笑顔で眠っていた。



 音楽って、すごい。
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