まちみちふうけい

間もなく10年目も通過点

No.705 伊勢本街道、榛原の町並

2017-03-31 09:34:12 | まち
おはようございます。













名張から初瀬街道をたどって来た走りももう後半戦、これより榛原、大宇陀と古い町並を見ることができる所を走って行くこととなります。まずは榛原、国道165号線の厳しいアップダウンを過ぎると初瀬街道に当たる細い道へと入って行って、写真1枚目にある辻へとたどり着く、ここはT字の交差点になっていて旧街道は直角で左へと曲がって行くが、その直角の変に当たる部分には古い家屋に道標、お地蔵さんと旧街道の雰囲気が漂う風景を見ることができる。道を左へと曲がって行くとこの先も古い町並が続き、道は旧街道らしいうねうねとしたカーブを繰り返して榛原の中心地へと差し掛かって行く。写真6枚目にある民家には軒先に「登録古民家」の表示が掛かっている、この表示はこれから行く先でいくつか見かけることになるがこの家がまずその最初、興味が惹きつけられる想いですが、まずは榛原の町並をいろいろと巡って行くこととしましょう。












旧街道はその先で国道165号線の交差点へとたどり着く、そのまま真っ直ぐ横断歩道を渡って行く先に興味をそそられる建物が見えるがそれは後程として、まずは国道を右へと上り坂を進んで行く。途中にカーブがあり90度向きを変える坂道、それを上り終えた所が西峠、峠とは言っても付近はコンビニやニュータウン風の住宅地が建ち並ぶ普通の町並、ここを北へと行くと更に高い所を越えて名阪国道針インターへと行くことができる。国道165号線は西峠交差点を過ぎるとその先で一気の下り坂となって長谷寺方面へと続いているが、そちらへと入ると戻れなくなってしまうのでここでUターンして再び榛原の中心地へと向かうことに。
交差点から少しだけ榛原方面へ向かって国道から右へ分かれる細い道を入って行くと写真4枚目の場所、「伊勢本街道」と書かれた碑が示しているのはこの階段のことか、ここを下りて行くわけにはいかないので迂回して下へ向かうと伊勢本街道と書かれた地元の商店街へと差し掛かる。緩やかなカーブと下りが続く道は短い区間だが旧街道の雰囲気が漂う町並と素朴な感じの商店が入り混じるように建ち並んでいてなかなかいい所、この通りを過ごしていくとさっきの横断歩道を渡った所に見えた建物の前にたどり着く、ここからがいよいよ榛原の中心街へと差し掛かって行く。












写真2枚目にある大きな道標が立つ所は初瀬街道と伊勢本街道との分岐点となる場所、初瀬街道はここからこれまで走って来たとおり名張から青山峠を越えて伊勢へと通じる道、一方の伊勢本街道も最終的には伊勢にはたどり着くがその途中は山深い所を行かなければならない。自分(一人称)はこの道はまだ一度も走ったことがありません、JR名松線辺りは行ってみたいと思ってるんですけどねえ。その伊勢本街道は近鉄のガードの下を過ぎて南へと向かって行くが、この後は大宇陀方面へと向かう予定なので国道370号線へと入って行く、ちなみにこの辺りは165号線、369号線、370号線が四方に広がっていてややこしい。近鉄榛原駅前付近がこの町の中心地となるのだろうが、特急停車駅の割には駅前はあまり賑わってない感じ、たまたまこの日が祝日だったからだろう、バスは各方面へ本数が安定した感じで運行されていてさすがに宇陀市の中心駅と言った存在である。宇陀市は榛原町、大宇陀町、菟田野町、室生村が合併してできた奈良県でも新しい市だが、その中でもやっぱり電車が通っている榛原が一番中心となるのは当然なことか。ただ県内北部に住んでいる者からしたらまだ市になる前の町の中心駅に特急が停まるのは何か、何かなあ~、納得いかなかったなあ、特急停めるなら桜井やろ~とも思ったが、その桜井駅はいまだ不遇な状況にかこわれている。さて、この先は大宇陀へ、重要伝統的建造物群保存地区(長いな)に指定されているなかなかな見所の町並へと向かって行くこととします、次回もお付き合いよろしくお願いします。         まちみち