まちみちふうけい

間もなく10年目も通過点

No.713 たつのの旅(最終回)・・・各駅巡り、山陽電鉄網干線(後編)

2017-04-10 09:42:36 | 鉄道
おはようございます。




















今回はたつのの旅最終回、ここまでたつの、室津と巡って来た走りももう大詰め、最後の姫路までの戻る道として山陽電鉄網干線各駅巡りをお送りしていきます。前回は山陽網干駅から始めて、何か存在感の薄い駅で終わったんでした、と言うことで今回はその続きからなのですが、まずは上にあるとおり写真をズラリと並べてみました。最初の駅は山陽天満駅、前回の最後の駅からは線路に沿う道を進んで来てたどり着いた駅は普通の住宅地の中にあると言った感じ。これと言って書くことない駅だなと思いながらwikiを見ていたら、この駅の乗降客数と順位がある時を境にしてガクンと落ちていた、なぜかと言うとこの駅のほぼ真北のJR山陽本線にはりま勝原駅が出来て、そちらにお客さんを取られてしまったと言うことか。さすがにJRが相手となるとローカル私鉄の支線は分が悪いと言ったところか。
小さな川を渡ると広畑区に入り、その中心となる広畑駅にはすぐにたどり着く。駅の南側には工場群の建物、駅のすぐ横にある踏切のある道は正門通りとあり、この道を南に進んで行くと新日鐵住金広畑製鐵所の正門があるからこの名前がついているようだ。駅は割と広々として立派な造りだが、乗降客数順位は下から数えた方が早い、新日鐵の従業員の人たちがあまり通勤で利用しないのか、地元住民があまり利用しないのか、この線区の中では知名度もあって中心的な駅のイメージがあっただけに意外な気がしました。








次の駅は夢前川駅、さっき広畑駅へ向かう前に渡った川とこの駅の先にある夢前川に挟まれた海に近い所が新日鐵住金広畑製鐵所の敷地であり、この駅も工場への通勤の足となっている様子。南側を走る国道250号線には商業施設もあってこの駅も割と利用されていそうだが、それでも乗降客はあまり多いとは言えなく、上の写真にあるような立派な駅舎も持て余されていると言った感じ。
姫路市は兵庫県第2の都市で西側の中心地と言った所、その一部では「○○区」という地名が使われているが、ここは政令指定都市ではなく云々カンヌンと言うことで(詳しくはwikiを見てください)区役所はないが「区」と言う区画が使われているとのこと。その地名はどれも駅名などで聞いたことがあるものばかりで今回走って来た広畑区もその一つに当たるが、大阪市にある「区」とは比べ物にならないほど小さな町と言った感じ。大阪市が合区を進めていると言う話だが、自分たちの町を大きな区分に売ってしまうような気がしてならない、一方で堺市は政令指定都市になった時にどんな区名になるか楽しみだったが、堺区、美原区の他は方角ばかりで名前を考えるのが面倒だったんかと言う感じ。姫路市もいつかはこの「区」の取り扱いでは曲がり角を迎える時が来るだろうが、自分たちの住んでいる町の名前は大事にしていってほしいところである。







網干線最後の駅となる西飾磨駅、夢前川に架かる橋を渡った後、県道から外れて細い道へと入って行くと旧街道の雰囲気が漂う町並の中を通り過ぎて行って、高架の駅前へとたどり着く。まあ高架駅と言うことで写真にあるとおり味気のない駅と言った感じ、駅前には町の案内図が立っていてこの辺りは歴史のある町であったらしい。そこは英賀保と言う地名でJRの駅名にもなっている所、この辺りは全くのノーマークだったし今回は時間がないことで通り過ぎるだけになってしまったが、またいずれ機会を設けてこの町を走ってみようと最後の最後に宿題を残してくることになった。ここから先は姫路駅を目指して走るのみ、遠くまで来ているのでどうしても帰る時間が早くなってしまうのは今は宿命みたいなもの、今回、行きたい所には行けたもののそれでも未練がたっぷりと残る旅となってしまったが、それはまたここに来ることをこの先の楽しみとしてたつのの旅、シリーズ終了といたします。次回もお付き合いよろしくお願いします。        まちみち