まちみちふうけい

間もなく10年目も通過点

No.841 丹波の旅(1)・福知山市

2017-10-20 11:28:40 | まち
おはようございます。













主に水をテーマにして走った今年の夏の旅、盆休み期間の一番最後の旅となったのが今回からお送りしていく丹波の旅です。水と言ったら海、何で山ばかりの丹波やねん、と思われそうですが水をテーマに走るにはどうしても巡りたい場所があったからです、そう言えば「丹波」と言う地名にも水が関わっているが、山ばかりの所に何で波なんでしょうか?
まず出発は京都駅の山陰線ホーム、ここは昼でも真っ暗と言っていいほどの場所、せっかくの旅立ちの場所なのにもっと明るくすることができなかったんでしょうか。福知山行の電車は4両編成だが後ろ2両は途中で切り離しとなるので前2両の乗場へ、しかし自転車を持って並ぶのは気が引けるほどたくさんの人が並んでいる、ここは最後に乗って何とか空いた座席に滑り込むしか・・・と言うことで電車がやって来た、扉が開くと同時に一斉に座席が埋まって行く。とりあえず自転車を置く場所は確保できた、さて、空席は・・・ってそれはまず大丈夫、4人席は大概後ろ向きの窓側は開いている、ここはいわば人間心理を突いたとでも言ったところでしょうか、4人席はまず前向き窓側、その次に後ろ向き通路側と埋まるが、その後はなかなか埋まらない、ここを狙っておけば大概後ろから乗っても座ることができる。と言うことで思惑通り後ろ向き窓側の座席が確保できた、後ろ向き座席は進行方向に背中を預けることになって寝心地がいいので自分(一人称)はこの場所を好んで選択する、ここって結構嫌う人も多いので最後まで空いていることもあるが何とか確保できて良かった。
福知山までは約2時間、最初は寝ていて園部を過ぎてからはずっと車窓を眺めていたが2時間ともなると暇で暇で仕方がない。向かいに座っている人も降りないところを見るとこの電車が福知山行の朝一番だから終点まで乗るのだろう、途中の交換駅で長時間停まることになると席を立ってホームに下りていた、子供かよ!と思ったが自分(一人称)も腰が痛くて仕方がない、こういう時って窓側は不利なんだよなあ・・・。そんなこんなでやっと福知山駅に到着、硬くなった体で相棒を抱ぎあげてホームへと下りる、この駅に来るのは何年ぶりだろう、前に来た時はもう高架駅だったが奈良駅に似た感じで何か面白味がない、何枚か写真を撮って早速駅前で相棒を立ち上げることとしよう。












福知山を自転車で走るのは初めて、京都府北部の中心地として名高い町のシンボルと言えば上の写真にもしつこく写っている福知山城、なかなか壮麗な姿の天守閣が駅や町の中心からは少し外れた所に建っている。JR福知山駅前で相棒を立ち上げて出発、町の中心地は国道から離れていて駅付近の道はそれほど広くもなく、車の通りもそれほど多くはない。1本内側の道に入ると一地方都市の寂びれた商店街と言う感じの町並、今回初めて走る町だからそう決めつけてしまうわけにはいかないが、ここに来るまでに思っていた町とはちょっと違う感じ。京都北部の中心と言ったイメージだったが何か町に活気がないようにも・・・まあまだ朝の早い時間だし賑やかになるのはもっと時間が経ってからかも知れない、目の前に福知山城が見えてきた、さっきも書いたがさすがに壮麗な姿だ、この町の歴史を長年見守って来たのだろう、明智光秀による築城とのことだが、あんまり面白みのないおっさんにしてはいい仕事しましたな~とでも言ったところでしょうか。








さて、この旅のお供はまたまた夏の甲子園、第1試合済美vs盛岡大附の試合はもうとっくに始まっていて、何か満塁本塁打が両チームに出て大味な試合になっている、共に打線が強力なチームだから打ち合いは必至だろう。走りの方はそろそろ福知山を後にすることに、町中を抜けて国道175号線へ出て南へと進んで行く、進行方向右手側はJR福知山線、そう言えば福知山って大阪にも京都にも直結しているんやな~、距離的には遠く感じてもすぐに行けるイメージがあったからもっと賑やかな町だと思い込んでいたのかも知れない。一方左手側には大きな川が流れている、今回の旅の目的のひとつが水を巡ること、何か抽象的な言い方になってしまいましたが盆は過ぎたとは言えまだまだ暑さは収まるところを知らずと言ったところ、これだけ暑いと水が恋しくなるわけです、それにピッタリと言う場所がこの旅の中にあるわけですがそれについてはまだもう少し先の話となります。とりあえず最終目的地は篠山市と言うことに決めて丹波の旅は始まりました、次回はJR福知山線を各駅巡りしながら南へと進んで行きたいと思います、またお付き合い願えたらありがたいことです、今回はここまでとしておきましょう。         まちみち