おはようございます。
今回も水巡りの旅、前項は春の北近江でしたがこちらはもう夏真っ盛りの頃で涼しさが恋しいという中、大阪市内の水辺に近い所を走っています。前回は大正区、親戚の家がある所で自分(一人称)にとっては懐かしい気もする所なのですが、正直言ってその頃の記憶もほとんどないのでまるで初めて来たかのような感覚で走って来ました。鶴町4丁目でバスは終点となるが道はまだ先へと続いている、人気のない寂しい所へと入って行くと目の前には青い大きな高架橋、しかしそちらの方へは行かず道を突き進んで行くとその先で渡しの乗場へとたどり着く。上を通る橋は千歳橋、渡しの乗場は千歳渡船場とあって車と歩行者、自転車は利用を区別されている、と言うことでスロープをたどって船の乗場へと行くと目の前には大正の内港が広がってくる。広い海とは違って内港なのですぐ向こう岸が見渡せて大きな川か・・・とも思ってしまいそうだが、それでも海の匂いと言うか感触と言うのが漂ってきて、ここまで汗を流しながらせっせと走って来た疲れがこの風景を見ただけで一気に癒される気分になる。海の近くに住んでいる人なら何とも思わない光景だろうが、何せ奈良は海がない県、海を見るとつい嬉しくなってしまうもんなんですよ、ご理解ください。乗場へ向かおうと思ったらちょうど船が出て行ってしまった、まあいい、そんなに急ぐ旅でもないし次の便も20分後にはやって来る。船は水面をゆっくりと進んで向こう岸に見える桟橋へと差し掛かって行く、ほんの5分もかからない船旅は地元の人にとっては単なる足に過ぎないだろうが、自分(一人称)にとってはこれでも十分な船旅、乗場でまったりと次の便がやって来るのを待つとしよう。
向こう岸の乗場に着いた船から人が下りて行くのがここからでも見える、こちらの乗場にある時刻表は向こう岸から出る時の時刻が記されているので乗船員さんの詰所は向こうにあるようだ。船を待つこと20分、せせこました都心の流れとは全く無縁と言った感じの大正の風景、ただここは工場が多くて空気があまり良くないイメージ、当然水も汚れているイメージがしてならない。水面を除きこんでも水の色が汚れているかどうかは分からないし、せっかくやっと海を見ることができたのだからそんなことは考えないようにしよう。やがて向こうからやって来た船に乗り込むことに、地元の人や自転車も含めて10人くらいが船に乗り込んできた、もちろん数分だけの船旅なので座席はなく皆自転車が倒れないように体で支えて寄り添っている。船は弧を描くようにして水面を滑り出し、青い高架橋と並行に向こう岸へと進んで行く、水面が近く、水の上で風も吹いているので涼しさが心地いいがこれ冬だったら寒くて仕方ないだろうな~。やがて向こう岸の乗場へと到着、頭上にあった千歳大橋はすぐに下に下りてきて乗場から続く道と合流する、実はここも大正区内でありこの道を真っ直ぐ進んで行ってもJR大正駅にたどり着くことはできる。船旅とは言っても大正区の中を右から左へと移動しただけ、まるでお釈迦様の手の内で踊らされる孫悟空と言った感じか。
大正区は水路に囲まれていて主要道がその水路を飛び越えて行けるが、歩行者や自転車が向こうへ渡るにはその道まで出るか渡しを使うしかない、区内で生活するしている人たちにとっては少々不親切な所かも。今回の旅の目的は大阪港と言うことで、ここは上の写真の2枚目にある運河の向こう岸にある港区へ渡るべく、この運河を行き来する甚兵衛渡しを利用する。さっきの千歳の渡しが内港を数分かけて移動したのに比べると、ここは川の間を1分も経たないで移動する、それなら橋を架ければいいのにね~と思うのだがまあこの地にもいろんな事情があるのでしょう。そんなわけであっと言う間に終わってしまった船の旅、こちらはもう港区へと入っている、目指す大阪港まではもうすぐ、さあ、先へと進んで行ってみることとしましょう。次回もお付き合い願えたらありがたいことです、今回はここまでとしておきましょう。 まちみち
今回も水巡りの旅、前項は春の北近江でしたがこちらはもう夏真っ盛りの頃で涼しさが恋しいという中、大阪市内の水辺に近い所を走っています。前回は大正区、親戚の家がある所で自分(一人称)にとっては懐かしい気もする所なのですが、正直言ってその頃の記憶もほとんどないのでまるで初めて来たかのような感覚で走って来ました。鶴町4丁目でバスは終点となるが道はまだ先へと続いている、人気のない寂しい所へと入って行くと目の前には青い大きな高架橋、しかしそちらの方へは行かず道を突き進んで行くとその先で渡しの乗場へとたどり着く。上を通る橋は千歳橋、渡しの乗場は千歳渡船場とあって車と歩行者、自転車は利用を区別されている、と言うことでスロープをたどって船の乗場へと行くと目の前には大正の内港が広がってくる。広い海とは違って内港なのですぐ向こう岸が見渡せて大きな川か・・・とも思ってしまいそうだが、それでも海の匂いと言うか感触と言うのが漂ってきて、ここまで汗を流しながらせっせと走って来た疲れがこの風景を見ただけで一気に癒される気分になる。海の近くに住んでいる人なら何とも思わない光景だろうが、何せ奈良は海がない県、海を見るとつい嬉しくなってしまうもんなんですよ、ご理解ください。乗場へ向かおうと思ったらちょうど船が出て行ってしまった、まあいい、そんなに急ぐ旅でもないし次の便も20分後にはやって来る。船は水面をゆっくりと進んで向こう岸に見える桟橋へと差し掛かって行く、ほんの5分もかからない船旅は地元の人にとっては単なる足に過ぎないだろうが、自分(一人称)にとってはこれでも十分な船旅、乗場でまったりと次の便がやって来るのを待つとしよう。
向こう岸の乗場に着いた船から人が下りて行くのがここからでも見える、こちらの乗場にある時刻表は向こう岸から出る時の時刻が記されているので乗船員さんの詰所は向こうにあるようだ。船を待つこと20分、せせこました都心の流れとは全く無縁と言った感じの大正の風景、ただここは工場が多くて空気があまり良くないイメージ、当然水も汚れているイメージがしてならない。水面を除きこんでも水の色が汚れているかどうかは分からないし、せっかくやっと海を見ることができたのだからそんなことは考えないようにしよう。やがて向こうからやって来た船に乗り込むことに、地元の人や自転車も含めて10人くらいが船に乗り込んできた、もちろん数分だけの船旅なので座席はなく皆自転車が倒れないように体で支えて寄り添っている。船は弧を描くようにして水面を滑り出し、青い高架橋と並行に向こう岸へと進んで行く、水面が近く、水の上で風も吹いているので涼しさが心地いいがこれ冬だったら寒くて仕方ないだろうな~。やがて向こう岸の乗場へと到着、頭上にあった千歳大橋はすぐに下に下りてきて乗場から続く道と合流する、実はここも大正区内でありこの道を真っ直ぐ進んで行ってもJR大正駅にたどり着くことはできる。船旅とは言っても大正区の中を右から左へと移動しただけ、まるでお釈迦様の手の内で踊らされる孫悟空と言った感じか。
大正区は水路に囲まれていて主要道がその水路を飛び越えて行けるが、歩行者や自転車が向こうへ渡るにはその道まで出るか渡しを使うしかない、区内で生活するしている人たちにとっては少々不親切な所かも。今回の旅の目的は大阪港と言うことで、ここは上の写真の2枚目にある運河の向こう岸にある港区へ渡るべく、この運河を行き来する甚兵衛渡しを利用する。さっきの千歳の渡しが内港を数分かけて移動したのに比べると、ここは川の間を1分も経たないで移動する、それなら橋を架ければいいのにね~と思うのだがまあこの地にもいろんな事情があるのでしょう。そんなわけであっと言う間に終わってしまった船の旅、こちらはもう港区へと入っている、目指す大阪港まではもうすぐ、さあ、先へと進んで行ってみることとしましょう。次回もお付き合い願えたらありがたいことです、今回はここまでとしておきましょう。 まちみち