キジは日本の国鳥で桃太郎のお供としても知られている馴染みの鳥です。
ちなみに頼み事などをそっけない態度で拒絶し、とりつくしまもないさまを「けんもほろろ」と表現しますが、これはキジの鳴き声の「けん」や羽ばたく時の翼の音「ほろろ」に由来していると言われています。
オスは豪華絢爛で威風堂々とした雰囲気を感じます。
メスはオスとは対照的にとても地味な印象です。
メスは母性愛がとても強く、「焼け野の雉夜の鶴(やけののきぎすよるのつる)」というたとえにもあります。
きぎすとはキジの古い呼び名で、巣のある野原が焼かれたキジが必死に子供を救おうとしたり、寒い夜に鶴が自分の羽で子供を暖めようとしたりすることから親が子を思う深い愛情を示しています。