川遊び

ミーコが海に連れて行ってと言います。
海は遠いし暑いから川遊びに行こうとなだめて、
近くの東淵江渓谷に連れ出しました。
ミーコはお気に入りの水着を着て、大はしゃぎです。
東淵江渓谷：足立区立郷土博物館の庭のせせらぎ

ネコのエアコン

ミーコの洋服屋さんに着物２点をアップしました。
http://www.celluya.com/page18.htm

ネコのためにエアコンを設置したのに、
どいつもこいつも冷たいところは嫌とばかり、
庭の木陰で一日中、寝そべっています。
おまけにおまけが毎日、蝉を捕まえて、
嬉々として見せに来ます。
勿体ないのでエアコンは私が使っています。

ネズミがネコなった話・６

見本を作ってトイズに送ったら、Ｓさんがクレームに飛んで来ました。

色見本としてミッキーとミニーの写真をもらっていました。

写真の人形は服の色がくすんでいるので、見本は明るい色使いにしました。
Ｓさんは人形の復刻だから服と靴はオリジナルと同じ色にしてくれと言います。
そして、十数万円するというオリジナルの人形を持ってきて見せてくれました。
この人形と同じ色に塗って欲しいというので、オリジナルを見ながら色あわせをしました。

Ｓさんのクレームはもう一つありました。
見本は生地厚０．３ミリの白いセルロイドを使って作りました。
頭は良いけれど、胴体はペコペコでチープな感じがすると言います。
それに立たせようとするとバランスが悪くて倒れてしまいます。
そこで胴体に生地厚０．５ミリの赤いセルロイドを使うことにしました。
厚手のセルロイドを使ったらチープ感はなくなって、
バランスが良くなり自立出来るようになりました。

ミッキーとミニーを作ったこのときの経験から、
後年、ミーコを作るときに着せ替え人形とするため、
生地厚０．５ミリの肌色のセルロイドを発注しました。
厚手のセルロイドを使った効果で、
ミーコはどんな服を着ても着負けすることがありません。

ネズミがネコになった話・５

１９９８年５月中旬、新しい金型が出来上がってきました。
ミッキー生誕７０周年記念としてディズニーストアから販売するので、
ミッキー２，０００体、ミニー２，０００体を作って欲しいという注文です。
納期は７月１５日です。
金型は頭、手と耳、胴体と３型あるので成形数は６，０００型になります。
１日成形しても３００型が限界で、６，０００型成形するには２０日以上掛かります。
それから彩色、頭と耳、手の取り付けをすると２ヶ月の納期では無理です。
Ｓさんにそれを説明すると、７月１５日までに出来るだけたくさん納品して、
その後は出来た分だけＳさんが毎回、受け取りに来ることになりました。
まずは見本作りから始めました。

時代遅れ

見るともなく２７時間テレビを見ていました。
さんま、たけし、タモリまではわかるけれど、
今の若いタレントは誰が誰なのか見分けが付かず、
どの顔を見てもみな同じに見えます。
おまけに早口でまくし立てるので、
何をしゃべっているのか理解不能です。
私が年をとったのか、耳が悪くなったのか、
時代遅れの人間になっているのを実感した日でした。

ネズミがネコになった話・４

依頼された仕事はセルロイドのミッキーマウスとミニーマウスを復刻することでした。
Ｓさんが持ってきた人形は北原さんのコレクションで１９２０年代に作られた、
今はいくつも残っていないというヴィンテージのミッキーとミニーでした。
カミジョーさんが原型を作るのに必要なので人形を預からせて欲しいと頼んだら、
「とても貴重なものなので今日、持ち帰る」とＳさんは置いてゆくのを断りました。
仕方がないのでカミジョーさんはミッキーとミニーの写真を撮って、
写真から原型を興し、金型を作ることにしました。
セルロイドのミッキーとミニーの金型作りにはたいへん苦労したそうで、
「セルロイド浪漫で」カミジョーさんがそのいきさつを語っています。
http://k-shimincenter.org/media/pdf/0804sinia-sel.pdf
私はＳさんが撮ったミッキーとミニーの写真をもらって帰ってきました。
あとはセルロイドの金型が出来るのを待つだけです。

復刻することになったヴィンテージのミッキーとミニー。
開催中の「驚異のセルロイド展Ⅱ」にこの人形が展示されています。

姿を現す

今朝、起きて外に出たらヨモが庭のコンクリートの上に寝そべっていました。
「ヨモ、ヨモ」と声を掛けて近寄ったら逃げてしまいました。
１ヶ月ぶりに姿を見せたヨモはやつれた様子はなく元気そうです。
庭に餌を置いているので毎夜、食べに来ていたのか知れません。
とにもかくにもヨモの無事な姿を確認できて安心しました。
ヨモとシャン（箱の中）

ネズミがネコになった話・３

カミジョーさんがセルロイドの金型を作ってくれると、
トイズのＳさんに伝えたところ、たいへん喜んでいました。
数日後、カミジョーさんの会社をＳさんと私が訪ねて仕事の打ち合わせをしました。
その時はどんなセルロイド人形を作るのか、Ｓさんから話がありませんでした。

１９９７年が暮れて１９９８年になってもトイズからは何の連絡もありません。
セルロイド人形の企画はつぶれたのだろうかと残念な思いでいました。
そして、人形作りをあきらめかけていた１９９８年の４月にＳさんから、
「作ってもらう人形が決まったのでカミジョーさんのところで相談しましょう」と連絡がありました。
カミジョーさんの会社に社長のカミジョーさんと会長、
トイズのＳさんと上司のＴさん、私の５人が集まり打ち合わせをしました。
※会長（昔、セルロイドの金型作りにたずさわっていました）
（続く）
この話は以前、書いたような気がしますが、
ミーコを作るきっかけになったエピソードなので、
もう一度、書き残しておきます。

出かけすぎ

蓮乗寺さんの盂蘭盆施餓鬼会の法要に参列してきました。
お寺へは車を運転して行ったのですが、
いつも通っている幹線道路でうっかり道を間違えて、
とんでもない方角に向かってしまいました。
４月に１２０円に下がった時のガソリンがタンクにまだ半分も残っているほど、
最近は車を運転をしなくなったので方向感が狂ったのかも知れません。
もっとも日曜日から毎日のように出かけているので疲れ気味かも。

ガテンの取材

求人情報誌「ガテン」の取材でライターさんとカメラマンさんが来ました。
 「生涯現役」という企画の取材でミーコを作っているところを撮影した後、
次のような内容の質問がありました。　
　①現在の仕事に就いたきっかけ。当時の年齢・時代背景は？
　②仕事をはじめたころ、どんな若者でしたか？
　③現在に至る略歴（何歳で結婚、何歳で長男誕生、何歳で転職・独立など）
　④長く仕事を続けてきた中で、人生の山場・転機となったエピソード。
　⑤長く一つの仕事を続けていくコツ、楽しみ方は？
　⑥他の仕事とは違う、職人の仕事ならではの良さ、醍醐味は？
　⑦自分の仕事で肝に銘じていることや、ポリシーは？
　⑧自分にとって、仕事とは？
私がどんな応えをしたかは、９月１７日（水）発売の「ガテン」４０号を見てください。http://www.isize.com/GATEN/