当時、私は人形の世界にまったく無知でした。
着替え人形としてミーコを作ったけれど、洋服に困りました。
デパートに行ってリカちゃんの服を買ってきてミーコに着せましたが、
人形のサイズが違うので似合いません。
ミーコの服を作ってくれる人を探すために、リカちゃんの洋服のサイトを探しました。
しかし、どのサイトの服も2,000~4,000円と高く、ミーコには着せられません。
ネットサーフィンをしていたら、安いリカちゃんの洋服屋さんを見つけました。
それがひみつの花園さんです。
花園さんとはかれこれ20年以上、パートナーとしてコラボしています。
花園さんと巡り会わなければ、ミーコはこんな長寿の人形にはならなかったでしょう。
2002年の夏、北原照久さんに販売を委託するために、
ミーコを100体作りました。
完売したらセルロイド人形を作るのは止めるつもりでした。
しかし、案に相違してまったく売れませんでした。
北原さんのファンはアンティーク好きで、
新しいセルロイド人形には関心が無かったのでしょう。
結局、私が自分で世に出すことにしましたが、良いことが一つありました。
私はセルロイドの価値を低く見ていたので、納品価格は安かったです。
それが北原さんの鑑定価格は6,800円です。正直、驚きました。(つづく)
昔、見たテレビ映画「バット・マスターソン」を検索していたら、
こんな画像がヒットしてびっくりです。13年前のこのブログの画像です。
右はジーン・バリーのバット・マスターソン、左は腰を痛めて杖をつく私。
子供の頃、スッテッキをあざやかに使い、悪人を懲らしめるマスターソンに、
大人になったらボクもステッキを持つのだと憧れていました。
その大人というより老人になって足腰が弱くなったので、杖は老人臭くて嫌なので、
憧れていたバット・マスターソンのステッキ(杖)を探していたら、アマゾンにありました。
子供の頃、棒を振り回して赤銅鈴之助ではなく、バット・マスターソンを気取っていたなあ。
この杖を使って伊達男を気取りましょうか?
- ウィリアム・バークレイのバット・マスターソンの
アメリカのオールドウェストフィギュアにインスパイアされた
杖のレプリカ シャフトは本物のブラックブナ材で作られています。
ノブのハンドルは真鍮製で、襟は真鍮18Kゴールドです。
ミーコを復活させた動機は、1998年におもちゃコレクターの北原照久さんから、
ミッキーマウス誕生70年記念のオールドミッキーの制作を依頼されたことです。
ミッキーのセルロイド人形は手造り感が素晴らしくて、
私はセルロイドの良さに目覚めました。
北原さんのコネを使って、ミーコを世に出すことにしましたが、
北原さんのネームバリューでもミーコはまったく売れませんでした。
骨董市で出店業者にミーコを見せたら、「これはセルロイド人形じゃない」
と、けんもほろろでした。
私はアンティークファンのためにセルロイド人形を復活させたのではなく、
ドールファンのために作ったので、その言葉はうれしかったです。
世はインターネットの黎明期です。
私はホームページ「セルロイド・ドリーム」を作って、
「懐かしくて新しいセルロイド人形」のキャッチコピーで販売しました。
そして、いろいろなドールイベントに参加しました。
当時はBBS(掲示板)でドールファンの人たちと交流し、
BBSを通じてミーコは次第に広まりました。
ブライス人形は2001年6月に日本で発売されました。
ミーコは2003年1月に50年ぶりに復活したセルロイドの人形で、
20年を超えるロングセラーの着せ替え人形です。
ミーコが復活したとき、人形の世界はブライス人気で盛り上がっていました。
「アイドール」は以前はブライス中心のドールイベントでした。
ミーコはそのイベントで2003年にデビューしました。
しばらくは鳴かず飛ばずでしたが、
ブライスファンの人たちに気に入られたのがきっかけで、
人気の人形になりました。
18年前、ブライスのオフ会に誘われて30人ほどの女性の集まりに、
黒一点の私とミーコが参加して、おおいに歓迎されました。(つづく)
5月13日、14日に石神井の台湾カフェ・来久三堂(きくみどう)さんで、
「ミーコちゃん展」があり、ワークショップでセルロイド人形にペイントをしました。
後ろ姿の白衣の人が来久三堂のオーナーさん
初日に参加した人たちが描いたミーコが全員集合。
2日目に参加した人たちが描いたミーコが全員集合。
お昼にカフェで食べた台湾料理のトンポーロー(豚の角煮)と蒸饅頭は美味しかったです。
ワークショップの最後に来久三堂のオーナーさんから、
私とセッちゃんに花束が贈られるハプニングがありました。
来久三堂さんに行った5月14日は、石神井公園で練馬区のイベント
「照姫まつり」が開催されていました。
石神井公園へ行ったら「照姫まつり」のパレードに遭遇しました。
室町時代、石神井の領主が戦に負けて殿様、奥方、娘の照姫が、
石神井公園の池に入水した故事にちなんだ祭りだそうです。
もりのゆうえんち(千葉県野田市)に行きました。
観覧車は高さ62メートル、15分で一回転します。
ミーコは初めて乗る観覧車に大喜びです。
62メートからは遠く筑波山が望めました。
ミーコは、もりのゆうえちにまた行きたいと言ってます。
日の出桟橋から墨田川下りの水上バスに乗船して、
浅草に向かいました。
水上バスは浅草に着きました。
浅草はどこも、かしこも大変な人出で賑わっていました。
お昼はうなぎの川松で鰻御膳を食べました。
献立は、鰻ざく、おさしみ、鰻巻き、柳川、鰻重、肝吸い、香の物、クリーム。
どれも美味しかったとミーコは喜んでいました。