『春されば まづ さきくさの
幸(さき)あらば
後にも 逢はむな
恋ひそ吾妹(わぎも)』
柿本人麻呂
春がくれば、まず真っ先に咲く三枝のように、何よりもあなたが無事ならば、また会えるでしょう。そんなに恋焦がれて苦しまないでください、愛しい人よ。
そんな意味の万葉集の春の歌があるそうです。
遠い昔々は
和歌(恋文)を交わし合うことが
自分の気持ちであれ
相手の聡明さであれ
はかることができた唯一のもの
とある中国の奥地では
山の頂から
次の頂へと
歌を歌で返し
互いの気持ちを確かめ合うと言う
今は
待つことが大切に扱われない時代
便利なようで
人の奥底の気持ちなんて
瞬時にわかる時ばかりではないのに。
少し時を追ってわかること
人の優しさや愛情は
言葉の裏に隠されていることもあるから。
人の幸せを願う気持ちも
じんわりと沁みてくることだってあるでしょう
せめて
過ぎ去ろうとする言葉を大切にしたいねって
誰とかじゃなく
自分自身にも
刻んでおきたいこと。
この和歌で出てくる三枝(みつまたの木)は
和紙の原料になるらしいのですが
私なりに、早春を告げる花木は、
『ユキヤナギ』
今年は咲くのが遅いなぁ。
幸(さき)あらば
後にも 逢はむな
恋ひそ吾妹(わぎも)』
柿本人麻呂
春がくれば、まず真っ先に咲く三枝のように、何よりもあなたが無事ならば、また会えるでしょう。そんなに恋焦がれて苦しまないでください、愛しい人よ。
そんな意味の万葉集の春の歌があるそうです。
遠い昔々は
和歌(恋文)を交わし合うことが
自分の気持ちであれ
相手の聡明さであれ
はかることができた唯一のもの
とある中国の奥地では
山の頂から
次の頂へと
歌を歌で返し
互いの気持ちを確かめ合うと言う
今は
待つことが大切に扱われない時代
便利なようで
人の奥底の気持ちなんて
瞬時にわかる時ばかりではないのに。
少し時を追ってわかること
人の優しさや愛情は
言葉の裏に隠されていることもあるから。
人の幸せを願う気持ちも
じんわりと沁みてくることだってあるでしょう
せめて
過ぎ去ろうとする言葉を大切にしたいねって
誰とかじゃなく
自分自身にも
刻んでおきたいこと。
この和歌で出てくる三枝(みつまたの木)は
和紙の原料になるらしいのですが
私なりに、早春を告げる花木は、
『ユキヤナギ』
今年は咲くのが遅いなぁ。