湖のほとりから。

花と空と心模様を写真と詩と文に託して。

小さくて弱い者へ

2018-03-18 21:08:03 | ポエム
人生の中で
心の底から祈りたいと
思う時が何度か訪れる


自分のことより
自分より弱くて小さい者への思い


自分なら
どんなことがあったとて
なんとでもしてみせよう


けれど
どうしょうもなく


この身を差し出し
代われるものならば‥‥


それが
出来ないことは
重々承知の事実であるし
少々長くなってきた人生には
痛いほどわかっていること


折しも
お彼岸に入った今日


花を活けて
菓子をそえ


とびっきりの
いい匂いのお線香をたむけよう


そして
静かに
長く
手を合わしましょう


両脇に置いた写真に向かって


どうか、『守ってください』と。