湖のほとりから。

花と空と心模様を写真と詩と文に託して。

森の中で

2018-05-17 13:38:53 | ポエム
雨が止むと森の匂いがする
うつむいた顔を
上向き加減でふと見上げる


目を閉じれば思いは時空を超えていく


必ず立ち止まる場所がある


なぜかわからない
幾筋にもわかれた森の小道が
360度で広がって
選択は自由だけれど
いつも決まって
歩き出す道がある


誰かに呼ばれているかのような気もする
そして見えてくる大きな幹に
話しかけてみる
不思議な空間 であることに違いはない


幹が笑っているように見える時もある
そうじゃない顔の時もある


それはきっと
自分の心を映してる鏡かもしれない
今日の私は心にウソをついてないですか?


自問自答しながら

それでも解き放てない

自分の気持ちをもてあます


そうだ?
その場所に立ってみよう

何かが見えてくるかもしれないでしょ

もう一度
違う場所から始められるかもしれなでしょ





不思議な縁

2018-05-17 08:47:41 | ポエム
人は自分の人生が消え入るとき
今まで心にあった
黒い塊のようなものを
口に出したりする


受け止める者は
果たして
それが本当なのか
疑ったりするけれど


意を決して放たれた言葉は
往々にして真実だ


誰にも話せず
心の底にあった言葉だから
すごく重いはず


重いけど受け止めてあげたい


そんな場面を
思い出しながら
ふと入った店で
話をしていたら
話を聞いてくれた人


その人の名前を聞いてみたくなったっけ


時空を超えて
どこかで
何かが繋がる


消え入りそうに話した人の
言葉に出てきた人と同じ名前の人


名前って不思議なもので
同じ漢字
同じ呼び名


すぐに思いはめぐりゆく


忘れないように
大切にするように


きっと
気づかされていくのですね


何をしても
なんだか
生きていく意味を探してる私の心に
イナビカリのように
また、その名が刻まれて


繋がりや縁や
生まれてから
生きている間に
引き寄せられていくチカラみたい


不思議な事が起こると
また、確かめたくなって
もう少し
頑張って生きようと思ったりしている