湖のほとりから。

花と空と心模様を写真と詩と文に託して。

薄れゆく記憶の中で

2017-10-25 06:52:04 | ポエム

もっと写真を撮っておけば良かったと
今更にように悔やんでしまうのは
私の悪い癖で
この胸にあるあなたの笑顔は
日を追うごとに薄れていく


思い出のひとかけらを
慈しむのが写真であって
思い出の全てではないこと
分かってはいるの


思い出が心を満たしている時はいい


残された写真の姿だけが
脳裏に刻まれていくのが悲しい
それがおぼろげな自分の心の
一番痛い所へ漂着してしまう


今は
薄れゆく記憶の中
どうか、この雨に濡れていないように
あの笑顔があのままでありますように


今日も星に聞いてみる
私の大好きな人は元気でいますか?





コメント (2)
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朝食のビックリ

2017-10-24 11:27:03 | 日記
そうそう
書き忘れてしまいました。


実家が遠いもので
あちこち、ホテルに泊まるなり
安いビジネスホテルの朝食つきだったり


朝は、大量には食べないけれど
少しリッチな気分にさせてくれるもの。


数日前に、五年前に行った和歌山のマリーナシティにある
『ロイヤルパインズホテル』に
泊まったと書きました。


ここは、口コミでも
日本一の朝食とか、
一番美味しい朝食とかに
あげられているところでした。


朝食場所は、夜は洋食コースで宿泊した方のレストランになります。
私は和食を選びました。


部屋から降りて来て
長い、広いフロアの一番奥に
その朝食場所はありました。


ビッフェ式になっていたのは
有り難く
話に聞いていたので
入り口をなんなく入っていった正面に
どか〜んと並んでいたものは、、、、。





さすが、梅どころの和歌山!!

各種、各味、
これでもかと並んだ南高梅の数々

唾液が、それだけで大量に溢れて来ました。

それが狙い?

わかりませんが。

『そんな沢山、食べられるわけないじゃん』

結局、選んで食べたのは、3種類ほど(笑)

梅好きの皆さんなら、喜びますが、
梅嫌いの方は、卒倒します。


ちなみに、
ほかのビッフェのお料理は
とても品数があって
美味しゅうございました。







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湖と夕焼けと三日月

2017-10-23 21:04:23 | ポエム
大きな台風だった
自分の住んでいる場所は
大きな被害はなかっただけ
ただ、今回はそれだけ


悲しみにくれる方もいる


誰がどこでどうなるなんて
誰にもわからない
紙一重のところで生きている


だから感謝があって
自分の足元をじっと見てみる


皮肉にも
空は洗われたように
澄み切っていた


夕焼けもやけに
いつもよりきれいだ


どこか
燃えたつような
悲しいような


三日月も空に添えて












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自由に飛べるチカラ

2017-10-23 09:35:58 | ポエム
見送られるより
見送るほうが好き


そう
そのあなたの背中を見送るの


私の思いを
その背中の翼に


自由に飛べるチカラが宿るように。


本当は
飛べないんだよ、なんて言わないで。


飛べるような感じがする時って
長い人生の中
特別な一瞬だと
思える時があると思うの


誰かから
チカラをもらっているはず


めぐりめぐって
自分だけでは飛べないもの


高く
遠く
思いのままに


きっと
あなたはそうして飛べるはず


ずっと
憧れていたその腕に
抱きとめてもらいたかったけれど



あなたが飛べるなら
私は空を見上げ
手を振ることにするから

ハナレグミ「ハンキーパンキー」





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生まれ故郷の和歌山

2017-10-21 19:49:51 | 日記
和歌山の地で生まれた私



育ったのは大阪府内の小さな町。
あの辺は岸和田のだんじりが有名だけど
育った町は
岸和田のように城下町でもなかったし
ちっぽけな何もない町だった。


再び、中学2年の年に
生まれ故郷の和歌山に帰ることになる。
それは、病気の兄のためでもあった。


その兄が亡くなり
そのまま、私は社会人となり
縁があって結婚した人の転勤で
結婚一年目で関東の外れに移住。


当時は
転勤についていくのが当たり前。
この人ならばと何の躊躇もなく
和歌山を離れたものだ。


しばらくたってから
大切な思いを置いてきてしまったことに
気づくことになる。


大切なもの‥


友人達の思い、私の友への思い。
両親への思い。
それは、新しい地で生活するのには
一番欲しいものだったせいなのか、
時折、激しく押し寄せてくる寂しさ。


しかし、生活は悲しみや寂しさだけで
足踏みや地団駄を踏んでるわけにはいかない。


夕暮れになると
西の空を見上げながら
決して口には出すまいと
自分の置いてきたものを
今の生活には必要だった事と思いながら
よく涙を流したものだ。


そして、何度か親のために
和歌山に帰省したが、
とうとう、その親も自分が引き取ることになり
とんと和歌山には、友達と大好きな仲人さんご夫婦とは、会う機会もないまま、
随分と長く月日はながれてしまっていた。



ちょうど今から5年前の秋
旅行クーポン券を頂いたので
さて、どこに旅行行こうかと思案する間もなく、和歌山へと即決した。


私は観光よりも
人に会いたかったんだ。


折しも
大好きな仲人さんの『和歌山のお父さん』と言うべき人が亡くなって2年。


私が、キューピッド役となった、私の友達と、私のかつての同僚の男子が結婚し
のち、残念にも、私の友達を置いて
天国に召されてしまったこともある。


もう、ほかの場所に行くことは
考えもしなかった。


会いたかった。
お世話になった人達に会いたかった。
友達に会いたかった。


会える時に会っておかなければ
この先、いつ会えるというのだろう。


そんな思いに強くかられたものだから。


ほかのお世話になった方々から
観光地に行けば良いものを
人に会いに行くことを選択したのは
不思議な感覚だねと言われたが
私にとってはすごく当たり前の選択だった。


友達、知人、恩人。
手を合わせ、涙を流し
今まで、自分がこうしてこれたのは
全て、巡り合わせがあったから。


愛おしくて
嬉しくて
悲しくて
悔しくて


和歌山を離れた時に
置き去りにしていったものを
拾いにきたような旅になった。


ただ、私のわがままで
和歌山の外れ、すぐ隣にあるポルトヨーロッパ内のロイヤルパインズホテルにだけは
泊まりたかった。


かつて、コブクロが東堺市で路上を始め
そこ、ポルトヨーロッパに縁があり
数々の路上ライブを積み重ねた聖地



黒潮市場前の広場


初めて作った歌『桜』のインディーズ時代に作った(今では、幻のもの)ミュージック・ビデオの場所



ロイヤルパインズホテル内で
行われたという、ファンミーティング





思いを馳せながら、
泊まらせてもらいました。



ホテルのオーシャンビューから見えるのは
幼い頃、母のいなくなった日々に
父がよく連れて行ってくれたホットドッグ屋さんがある岬が向かい側の半島にちょうど、遠くに見える場所なのだ。



ここのホテルは
私の生きてきた半生の半分ぐらいを
眺めているように立っていた。


祖父母のお墓参りもかねた、この旅。
ちょうど5年前の事となる。


あー、またいきたいなぁ。

元気でさえいれば
また、きっと会える、行ける!

信じてる。













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