湖のほとりから。

花と空と心模様を写真と詩と文に託して。

白鳥のブローチ

2019-02-15 21:06:55 | 日記
ふと開いた手のひらサイズの

ちいさな機械から

流れてきた歌



小窓の小窓に夕焼けが見えてた

美しい歌が聞こえた



なんて心にしみる歌詞と声



そう思った途端に

ハラハラと落ちてくる涙



私は何を我慢していたのだろう

なんてことない話に

一生懸命に自分に蓋をした

取り繕って、うなづくのが精一杯なくせに。



ちいさな子が私の中にいた

涙を溜めて立っていた


いつまでも子供のままじゃいられない

そう教えてもらって

精一杯大人のふりをしたのかな



ハラハラと落ちる涙は雫

ぬぐっても、ぬぐっても

溢れでて仕方なかった



ふと、ちいさな箱を手に取った

昨日もらった『白鳥のブローチ』



開けてみて

また泣いた



友達が『あなたの心の穴は計り知れない

だから、少しでも小さくなりますように』と。


色んなことを思い出したんだよ



自分の至らなさ

幼さは自分の欠点だけど

全てに蓋をしてしまっては

飛び立つことができないんだと



人には分からなくていい

自分だけが抱えていけばいい



このブローチは一つだけのもの

そのために、

作家さんに作ってもらったんだって



白鳥が自分を包むように

自分を大事にできるように



何もかもが愛おしくなる

嬉しくなる

有り難くなる


涙は、ごちゃ混ぜだけど

私はここにいる、居るのよ


















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予測不能の友達

2019-02-13 08:27:20 | 日記
手作りのホビー本を
友達に教えてもらって
自分で作れるものを探していた


どうだろうって
私に作れるかなぁって


友達にLINEしていた時だったんだ


友達がふいに言った


『亡くなったお母さんの服のボタンってどんなのがある?』


友達は
イミテーションではあっても
手作りの味のあるアクセサリーが上手な子で

どうやら
うちの母の身につけていた洋服のボタンで
何やら作ってくれるらしい



最後の最後に来ていた母のパジャマは
全体的にパープルかブルー系のもので
よくよく見て、並べてみると
グラデーションが効いているよう


そうか、そういう手があったか!


さっそく写メして
友達にLINEしたら
町一番の店の
いちご大福を携えてやって来た


『あさこさん(亡くなった母の名前)が身につけていたものをブローチやイヤリングにして、あなたが身につけていれば、すこしでも一緒に居てるような気持ちになれるでしょ。私に作らせて!』


その言葉に
私の友達がこの友達で良かったと思った


もう何度も何度も
いままでだって泣ける言葉を
沢山もらってきたんだけど


私とは全く性格が違うから
口から出てくる言葉が
どこの思考を通り抜けて
出てくるのか予想不可能
『うっ!』っと
友達が宇宙人に見えることがある



綺麗なものを綺麗だと言える
もちろん、その反対のこともズバリ


頑張ったものに美しいと心から言える
もちろん、それも怠慢なものには
決して屈することなくハッキリと口にする


けれど
馬鹿らしいものを思い切り面白がり
馬鹿らしい気持ちに思い切り怒り飛ばす


そんな友達を
信頼と尊敬
そして、一番の面白みを感じられる


大人になってから
得た友達って


なかなか
腹の底から笑い合い
腹の底から怒られることなんて
まず得られないこと知ってるからこそ


全く一体全体
予測不能のこの彼女だけど
いや、だからこそ


ほんとにもう
大好きなんだよ


















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花の雪かんむり

2019-02-11 10:27:43 | ポエム
雪の朝は

すべての音が

白い雪に吸われてしまってしまうのか

静かすぎて

慌てているのは貴方達だけよと

ひっそりでもなく

開き直っているふうに

ただ

ただ

何かに見守られているかのよう



人って小さいなぁって思う



庭の花は

静かにされるがまま

雪のティアラをつけられて

どう?って問いかけていた



雪が積もったことは

少ないなりに

それなりの私の時々があった



何年ぶりだろう

この小さな町に大雪の警報がでたよ



私は

コタツでまぁるくなって

耳をすましながら

『シン、シン、シン』

音にチョコレートの甘さを解けこませ

コーヒーを飲むことにしょう









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ダイアモンドの雪変幻

2019-02-10 21:48:43 | ポエム
雪がふわふわと降り続いた寒い夜


太陽が雪を溶かし始めた朝


白い雪は透明な氷に変わる



少しづつ

涙のように

雫になって落ちていく



その前に

ダイアモンドの姿をチラッと見せる



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ダブルヘッダーと雪

2019-02-10 09:43:14 | 日記
昨日は雪の心配をしながら

あちこちからのお誘い

どういう訳か

雪の様子を見ながらの移動

ランチとディナーを経て

無事に帰ってこれて

朝はもう、雪景色

滅多にない雪景色だけど

私が滅多にない友達のハシゴのダブルヘッダー www


最初のランチは本当は
私んちで
キーマカレーとミネストローネとサラダ、
マスカロポーネの和風スィーツで
迎えるはずが、雪のせいで中止。

それならば
雪の心配のない場所でと
私がよく行く(お友達が働いてるので)
割烹屋さんのランチへ。
ジャスト¥1000
コーヒー付き



夕方、一旦帰宅してからのイタリアンディナーの店

今、町一番。

予約の取れないイタリアンのお店が、
雪のせいで、即座に予約が入れられた(笑)

茄子とモッツレラチーズのトマトパスタ
パンの写真を撮り忘れてしまったけど







このディナーコースで¥1500

リーズナブルな価格

しかし、美味しい

しかし、選べるパスタをトマト味にしたせいで、最後の『鶏と野菜のトマト煮』がメインになっていたことを確認せずに頼んだために、帰りには、お口の中が
どちらのトマト味だったのか分からなくなったみたい。

どちらにせよ、イタリアンは、
トマト、オリーブオイル、にんにく、チーズ。
その組み合わせに尽きると思う。


私がよく作る『鶏のトマト煮』に野菜をいれて、チーズとオリーブオイルで味を整えれば、近づけない味ではないと
こうして、外に出てみれば
料理の勉強になるから
その時間を持つこともステキなことに加え
お金を出して、何かを持ち帰ることができる。


もちろん、一緒に行った友達との会話や情報交換もステキなこと。


結局、最後には
その友達(年下の可愛い子)から『感謝チョコ』を頂いた。


なんでも、
その子の家の近くに
手作りチョコの専門店ができたとのこと。


一粒ごと、自分で選べるらしい。


これは、チョコ好きのもう一人の
私の親友に流す良い情報ともなる





気持ちがホクホクしながら帰宅。


朝の日差しに目覚めると
やけに窓のカーテンが明るい。


カーテンを開けると雪景色だった。


私がダブルヘッダーの掛け持ちをすることは、10年に一度ぐらい。


そんな珍しい行動に、滅多に雪の降らない地の珍しい雪景色


暦の上では春だけど
当分は、冬と春を行ったり来たりするのだろうね。





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