Apres l'Insead

欧州へのMBA留学体験記と
その後のつつましい生活について。。。

Final Luncheon

2006-07-30 01:41:56 | pre-MBA @Wharton
現在、ChicagoのO'hare International Airportにてこのネタを書いてます。

長かったようで短かったSIIBSプログラムも昨日終わりを迎え、
個々人へのフィードバックの後は、皆でランチを囲みました。

1ヶ月を共に過ごした仲間達との別れは結構つらいものがありますが、
皆、全米各地、ヨーロッパなどでMBAプログラムに参加していくんだなと思うと、
頑張って欲しいと願うと共に、僕も頑張らないと!と思いました。

Whartonの学生の何人かは、来年の夏(5-6月)、Inseadへの交換留学を
考えていると言ってくれてました。
もちろん、フランスへ来た際はWelcome!ですね♪

で、その後は皆で韓国風鍋を囲み、夜はCenter CityのBarへ繰り出し、
その中の数人はカラオケを楽しみました♪

韓国語、日本語、中国語、英語が入り乱れる中、
歌詞が分からなくてもみんなで一緒になって盛り上がれるのは、
カラオケの凄いパワーだと改めて感じましたね。(^^
特に韓国人は日本の歌を結構知っていたりするので、
一緒になって歌ったりしてました。
#もちろん、英語の歌が最も盛り上がるんですけどね。

2夜連続で帰宅は1時半・・・
今朝は必死の思いで荷造りしてなんとか9:00発の飛行機に間に合いました。
これから関空経由で実家へ帰りマース♪

The Tower of Greed

2006-07-28 04:50:58 | pre-MBA @Wharton
訳して、「欲望の塔」(^^;
Wharton Schoolがある、Jon.M.Huntsman Hallの別称です。
まぁ、お金や地位、名誉への執着心が大学内でも高いのは否めません・・・
それに、この建物の中は寒い、寒い。
長袖は必須です・・・(--

さて、今日はファイナルプレゼンテーションの日でして、
午前中に久しぶりにプレゼンなるものをやっちゃいました。
英語なので即興でやることができないのがまだまだですが、
準備するとなんとかいけるもんですね。(^^

今日は授業なるものは全て終了!
明後日にはここ、フィラデルフィアともお別れなのです~。
すっかりWhartonの学生になった気分でいたこの1ヶ月でしたが、
仕事の量が多いと、やはり早く過ぎるもんですね。

今夜はCenter Cityの日本料理屋でプチ打ち上げです。
美味しいお酒が飲めそうだぁ

グループワーク(真っ最中編)

2006-07-26 07:45:00 | pre-MBA @Wharton
とうとうSIIBSプログラムも最終週となり、各自、木曜日の
ファイナルプレゼンテーションに向けて、グループワークの
詰めを行っています。

今日(火曜日)も午後はまるまる授業がないので、
各グループともにミーティングルームに集まって
最後の詰めの真っ最中(?)のはずなんですが・・・

別にMBAの成績に反映されるわけでもないためか、
それともただ皆、働くのが嫌なのか、
あまり進捗がなさそうなところもあるようです。

うちのグループ(写真、僕以外)は、
・日本人×2名
・韓国人×1名
・スペイン人×1名
の計4名で構成されてるのですが、
・日本人2名は昨日の晩、約束した準備もせずに飲み会へ直行
・韓国人は気合が空回り?で疲労でダウン
・スペイン人はミーティングの最中にボストン旅行の写真を紹介し脱線の連続
などなど、まぁ、まとまりません。(^^;

グループで進めていくところもあるようですが、
うちは役割分担をきちんと決めて、アセンブルしたほうが良さそうです。

とまぁ、グループワークの難しさを体感中なのでした。

University of Pennsylvania

2006-07-20 10:24:00 | pre-MBA @Wharton
アメリカの名門私立大学と言えば、そう、Ivy Leagueです。
僕が今通っているUniv. of Pennもその1つとして有名です。

Ivy Leagueとは、Wikipediaから抜粋すると、
"The Ivy League is an athletic conference comprising eight private
institutions of higher education located in the northeastern United
States. The term is also used to refer to those eight schools considered
as a group. In a wider sense, it is used of the social group once
strongly associated with these schools..."
ってな感じです。要は、日本で言う帝大みたいなイメージでしょうね。

Fortune500に挙げられるような企業のCEOにおける
Ivy League卒業者が大分少なくなっているという記事を
最近見たことがありますが、それでも名門という肩書きは
卒業生にずーっとくっついてくるモノのようです。

Ivy Leagueを構成する大学としては、
・Harvard University (HBS)
・Princeton University
・Yale University (Yale School fo Management)
・Columbia University (Columbia Business School)
・Dartmouth College (Tuck)
・Cornell University (Johnson)
・Brown University
・University of Pennsylvania (Wharton)
があり(括弧内はビジネススクールの名称)、
特に最初に挙げた3つはやや大学としてのステイタスが
他よりも高く見られがちのようです。

ただし、MBAに関してはHBS、Wharton、CBS、Tuckが
ランキングなどでは上位10位圏内にあることが多く、
続いてJohnson、Yaleと続くことが多いようです。
(Princeton、BrownはBSが無いのかな???)

Univ. of PennはPhiladelphia市内の中心部の西側を
占めており、例によって広大な敷地面積を有しています。
こちらの大学は京都大学のように大学が街を形成している
といった感覚ですね。

グループワーク

2006-07-15 02:46:37 | pre-MBA @Wharton
SIIBSプログラムでは、最後の週にプレゼンテーションが行われます。
4~5人のグループが1つのテーマについて学校のデータベースを
用いて調査し、まとめあげて発表すると言う内容です。

プレゼンの仕方などもポイントの1つなんですが、
最も重要なのは、『バックグラウンドの異なる人達が集まり、
1つのテーマについて協働していくこと』なのです。

つまり、誰がリーダーシップをいつ発揮するのか、
仕事の分担はどうするのか、コンセンサスはどう取るのか、
ミーティングのスケジュールはどう合わせるのか、
そして他の仕事とどう上手くやりくりしていくのか、、、などです。

お互い、職業や文化などが全く異なる者同士、
1つの目標に向かって1枚岩になっていくのは
なかなか難しいので、そこを学ぶと言うわけです。

そのためのミーティングルームなどがMBA用の建物の中には
あちこちにあり、Whartonでは写真のような形になっていました。
Webへのアクセス、隔離された空間、電源完備など
なかなか整っている感がありますね。

まだここを使ったことはないですが、
来週辺りから使うことになりそうです。。。

ケーススタディ

2006-07-13 11:32:32 | pre-MBA @Wharton
MBAと言えば、今や代名詞に近いほど有名な学習スタイルが
このケーススタディかと思います。

ケーススタディとは、過去、様々な経営者が直面した問題について
自分が経営者ならどうする?という視点で捉え、学生や教授と一緒に
ベストな解決法は何か?を議論しながら、実社会でもあらゆる状況に
対応できるようにしていく学習法です。

スクールによってこのケーススタディを取り入れている割合が
大きく異なるのが面白いところで、例えば、ざっくり言って、
・HBS(ハーバード):80-100%(?)
・Wharton     :50%
・Chicago GSB   :20%前後
とかなり異なります。

ほとんどのケースはHBSで作られており、他の大学はそれを買ったりして
使用しているのですが、Inseadは独自にヨーロッパの企業を中心として
ケースを作成していまして、HBSで使われる他大学のケースとして、
Inseadのものだけが使用されているようです。
(例えば、ルノーの日産再生計画など)

SIIBSでもケーススタディを用いた授業を取り入れてまして、
この写真のケースはP&G JapanのSK-IIブランドのグローバル化の
是非についてのケースです。

ケースの分析は、
1)まず読むことから始まり、(これがnon-nativeには時間がかかる)
2)内容を分析し、(これが一番大変!)
3)Problem, Analysis, Recommendationとまとめあげます。(もち英語)

下手すると1つのケース分析に3~4時間はかかってしまうので、
速読、飛ばし読みなどの技術を駆使しながら対応していくのですが、
まだまだ慣れておらず、へろへろになりながら取り組んでます。

HBSではケースを1日に2~3つやる場合もあると聞きますが、
そんなことしたら死にそう・・・というのが今の率直な感想です。(^^;

The Wharton School of Univ. of Penn

2006-07-12 05:54:07 | pre-MBA @Wharton
今日は授業が終わってから帰る途中、友人との会話の流れで
今通っているビジネススクール、The Wharton Schoolの旧館(?)を
観にいこうということになり、ついでにパチリと写真を撮ってきました。
#今は(多分)新館のJon M. Huntsman Hallという所で授業を受けてます。

簡単にThe Wharton Schoolの紹介をしますと、
・全米でも有数のビジネススクール(ランキングなどでは常に5指に入るほど)
・Ivy Leagueの一角であるUniv. of Pennに所属
・世界で最初のcollegiate business school(1881年設立)
 (ちなみにgraduate schoolではTuckが最初:1900年)
・最大且つ引用数もNo.1の教授陣(280人)
・Undergraduate、MBA、Ph.D、Exec.MBAのフルラインナップ
・全世界81,000人以上(140ヶ国以上)の卒業生ネットワーク
と言ったところでしょうか。

今は夏休みで学生はほとんどがインターンシップなどに行っているため、
ほとんどの教室などはガラガラの状態ですが、ここで熱い議論が
行われているんだろうなぁと思うと、やや感慨深いです。

今年の日本人MBA進学予定者は20人弱と聞いています。
まぁ、MBA全体の人数が1学年800人ほどなので、
割合としては他の学校とあまり変わらないかもしれません。

僕が進学する予定のInseadとは提携を結んでいて、
2ヶ月ほどの交換留学が可能です。
僕も将来また戻ってくる可能性もあるので、
今のうちにじっくりと下調べをしておこうと思います。

SIIBS

2006-07-06 06:57:21 | pre-MBA @Wharton
ようやくweb環境も整い、今日からブログ更新が
少しは頻繁になるのかなぁ~?(^^;

さて、今日は僕が受講しているペンシルバニア大学のプログラム、
SIIBSSummer Institute for International Business Students)
の紹介をしたいと思います。

SIIBSとは、Univ. of Penn(ペンシルバニア大学)が設けている
いわゆるpre-MBAコースのことで、これから主に全米の各大学の
MBAコースへと進学する人で、英語が母国語でない人に向けた
準備プログラムのことです。

内容としては、
・Power-Reading(Reading力、Writing力を鍛える)
・Core Course(Case DiscussionなどMBAの授業への準備コース)
・Guest Lecture(ビジネス界の人の講演)
・Corporate Visit(企業訪問)
・Presentation(総仕上げ)
から主に成り立っていて、山のような資料の中から如何に
必要な情報のみを選び出すのか、どうやって諸外国の人達と
ディスカッションを進めていくのかなどを学んでいきます。
そういう意味では、普通の語学留学と言うよりも
本当にMBA準備コース寄りというものです。

参加者は今年は総勢40名ほどで、
・Wharton(Univ. of Penn)進学者:20名ほど
・Johnson(Cornell Univ.)進学者:10名ほど
・Goizueta(Emory Univ.)進学者:2名
・その他:数名
という内訳のようです。

国籍は主に日本人、韓国人、台湾人、中国人がいて、
残りはブラジル、アンゴラ、スペインなどから来ているようです。

話してみると、やはり日本人の英語レベルは
最低ランクのようで、遊んでばかりいないで
僕も勉強しないと・・・と痛感しているのでした。(--;;;