「いっぽ」のつぶやき

健康に福祉にボランティアにと、自分らしい人生を過ごすために、一歩ずつ歩んでいる「いっぽ」のつぶやきです。

小さな一歩の会便り 第197号

2019-09-30 21:47:21 | ボランティア
 9月に入って、次々と台風が襲ってきますね。15号台風では千葉県に大きな被害が出ていて
復旧作業が続いています。先週、九州をかすめる形で通り過ぎた台風、離れている割には強風で
あちこちで被害が出ていました。今また台風18号が似たようなコースで向かってきています。
天災は忘れたころにやって来る、と言われていますが、忘れる間もなく次々にやってきますね。
これ以上、被害が出ないことを祈ります。

9月7日、これまで支援をしてきたカンボジアの希望小学校が公立小学校となりました。

カンボジアの内戦が終わり、支援活動に参加した緒方由美子さんが連れて行かれたのは、
地雷の被害に遭い、働けなくなって都会に出てきた人たちを集めたモンドルバイ村でした。
そこはアンコールワット遺跡群の中にあり、耕すこともちゃんとした家も建てられない場所です。
物乞いも禁止され、生活の糧を得ることが出来ず、子どもたちは学校へもいけません。
その村人の「もう一度、生きてみたい」「学校へ行きたい」という悲痛な願いに応えるべく、
1996年に国際人権ネットワークを設立、今日まで支援を続けてこられました。
私設の小学校ですが、きちんとした教育がなされ、中学校への進学も認められるようになりました。
しかし、長年支援されてきた緒方さんも高齢となり、継続するのに体力的な不安を持たれていたようです。
そうした中、州政府から公立小学校にしたいとの意向が示されたのです。緒方さんのこれまでの活動が
実を結び、最良の形で希望小学校が存続できることになりました。
数々の試練を乗り越えられ、これまで支援を継続されてきた緒方さんには、本当に頭が下がります。

希望小学校の贈呈式に参加された国際人権ネットワークの緒方さんからお礼状が届きました。

『カンボジア・シェムリアップ州副知事、教育局副局長2名、関係者10名、在カンボジア日本大使館より
公使、領事館所長、書記官のご出席を賜り、日本からも35名が参加し、保護者・児童など400名に
見守られる中、カンボジア形式で滞りなく式典を終えることが出来ました。

草の葉っぱの校舎からコンクリートの教室へ建て替えて12年、3年生までしか受け入れられなかった
希望小学校から6年生まで通えるようになり、その卒業式も8回目となりました。
子どもたちの夢であった学校を「かたち」として残すことが出来ましたことを皆さまと共に喜びあいたいと
思います。これまで希望小学校の運営や教育支援を賜りましたお蔭でございます。
モデルケースとして奇跡の着地が出来ましたことをご報告させていただきまして、NGO国際人権ネットワークの
カンボジア支援活動を終えたいと思います。本当にありがとうございました。』

また希望小学校の贈呈式、卒業式には、21名の卒業生が出席したそうです。

『第一回目の卒業式より中学進学の応援を始めて8年目。自転車、制服、靴、靴下や下着、リュックサック、
文具一式、それに写真や卒業証書・校歌などを収めたアルバムを記念品として贈ってきました。子供達にとって
一生の宝物です。中学、高校、大学と進学した卒業生が応援に来てくれました。
希望小学校の卒業生が教員免許を取得。州政府との契約第一号の先生が卒業生の中から誕生しました。
「私はこの希望小学校の卒業生です」との話に大きな拍手を送っていました。公立となったときに卒業生が
先生となって誕生したことに感動しました。』


緒方さんが州政府に要請してくださって、「小さな一歩の会」にも英語とクメール語で書かれた感謝状をいただきました。
機会があれば、ご覧いただきたいと思います。

 シェムリアップ文部科学省よりの感謝状
「シェムリアップ文部科学省は、シェムリアップ州モンドルバイ村希望小学校の建設に
多額の寄付で貢献して下さったことに対して感謝状を進呈します。」

ちなみに、小さな一歩の会は2003年に立ち上げ、その年からこれまで16年間、国際人権ネットワークへ
寄付をしてきました。その総額は8,056,622円になります。これだけの金額を寄付できたことは、
ひとえに皆様のご協力の賜物と感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

今後のことですが、継続してカンボジアの子どもたちが学校へ行くための支援をしていきたいと考え
いろいろな団体を当たってみたところ、自転車支援をしている団体を見つけました。
公益財団法人「民際センター」というところです。小学校は国内にほぼいきわたってきましたが、
中学校となると数が限られているので、当然、通学距離が長くなります。
カンボジアでは、中学生になれば立派な働き手です。通学時間が長くなれば、それだけ働く時間が少なくなり、
進学をあきらめてしまう子が多いのです。
自転車があれば、学校へ行くことができます。民際センターでは、18000円を寄付することで
新品の自転車と修理道具のセットをプレゼントしていて、支援者にはその自転車と子どもの写真が届くそうです。
また新学期には個別に一年分の奨学金を寄付することも出来るそうなので、一人でも多くの子どもたちが
中学校へ進めるよう、支援していきたいと思います。
今後とも、皆様のご協力をどうぞよろしくお願いいたします。


【9月の活動報告】
★9月11日(水)あいぽーとフェスティバル 打ち合わせ会議
 18時30分より熊本市市民活動支援センターあいぽーとで11月17日のフェスティバルの会議でした。
今回はいつものところとステージが変更になり、場所の大幅な異動がありました。
小さな一歩の会の押し花しおり作りコーナーは、大会議室の一番奥になりました。

★9月14日(土)定期活動日 14時~16時
 押し花しおり作りを行いました。今回は11月末に小学校のイベントとして押し花しおり作りをしたいと
保護者の方2名と5年生の女の子が体験しにきてくれました。実際作ってみて、とても楽しい、と何枚も
作られ、ぜひ子どもたちにも体験させてあげたいと言われていました。その他の7名の方たちも熱心に
作ってくださって94枚の素敵な押し花しおりが完成しました。
有り難いことに、そのうちの37枚はお買い上げしていただきました。

★9月17日(火)合志市エコまつり会議
 10月6日に合志市カントリーパークで開催される「合志市民まつり」と「エコまつり」の最終確認でした。
搬入、搬出の時間や出店場所、駐車場など、細かい確認作業を行いました。
大きなテントを割り振ってもらったので、たくさんの品物を並べることが出来ます。
品物の選別や値段付けなど、これから頑張ります。

★9月27日(金)民際センターへ送金
 8月に国際人権ネットワークへ最後の寄付送金をしたのですが、その後の収益が18000円あったので
公益財団法人民際センターへ振込んでみました。振込料金が免除されていて、そんな団体があることに
驚きました。30日には民際センターから連絡がきて、さっそくカンボジアの方の人選の手配をして
くださるそうです。どんな子に自転車がいくのか、楽しみです。


【今後の活動予定】
★10月6日(日)合志市エコまつりinカントリーパーク 10:00~17:00
 合志市カントリーパークで開催される合志市民まつりと同時開催のエコまつりに参加します。
皆様から提供していただいた衣類やバッグ、日用品など、たくさんの品物を安価で販売します。
またドレッシンググランプリやこれまでグランプリを獲得した、たこ焼き、から揚げ、カレー、
ソフトクリーム、シュークリームなどの受賞者が一堂に集結、グルメをご堪能ください。
その他、お笑いライブやキャラクターショーなど、楽しいイベントが盛りだくさんです。
ぜひ遊びに来てください。

★10月13日(日)むさしYMCAフェスタ
 年に一回のむさしYMCAのイベントです。多くの子どもたちが楽しめる企画になっています。
バザーも行いますが、毎年、ぷよぷよすくいが人気です。今年も子どもたちが楽しみにしているからと
要望がありました。昨年よりさらに楽しんでもらえるよう頑張ります。

★10月20日(日)子どもフェスティバル 9:30~15:00
 合志市ヴィーブル全館を使って、子どもたちがいろんな体験をしたり、スポーツをしたり
ゲームをしたりと楽しく一日を過ごせるイベントです。
毎年、押し花しおり作りコーナーを設けていますが、常に満席で順番待ちが出るほどで、
昨年は300名の子どもたちが体験してくれました。
今年は熊本県を対象とした子ども会の表彰式が9時からヴィーブル文化ホールであるそうで、
開始はそれが終わった9時30分になるそうです。
式に参加のした県下の子どもたちも参加するので、さらに大勢の子どもたちで賑わうことと思います。
子どもたちを補助していただける方、募集中です。ご協力をお願いいたします。 

★11月9日・10日(土・日)はあもにいフェスタ2019
 熊本市男女共同参画センター「はあもにい」で開催される「はあもにいフェスタ」です。
「〇 △ □ いろんな生き方 いろんなココロ」をテーマに、様々な催しがあります。
「かず先生のサイエンスショー」「小宮山洋子さんの講演会」「ディズニー映画リメンバーミー」など
は要予約になっていますので、お早めにお申し込みください。
小さな一歩の会では、バザーと押し花しおり作りを行います。毎年、楽しみにしてもらっています。
今年もたくさんの方に来ていただきたいです。

★11月10日(日)合志市ふれあい館フェスタ
 合志市社会福祉協議会ふれあい館で、毎年開催されるふれあい館フェスタで押し花しおり作りをします。
合志市の社協に関わっている、いろんな団体が出店します。地元ならではの品物もたくさんあります。
木工やアクセサリーなど、体験コーナーもいろいろあるので、年齢に関係なく楽しめます。

★11月17日(日)あいぽーとフェスティバル
 熊本市市民活動支援センター「あいぽーと」で開催されるフェスティバルです。
これまでは「あいぽーと文化祭」として親しまれてきましたが、今年からはフェスティバルとして
さらにバージョンアップしてお届けできると思います。
こちらでは、押し花しおり作りをしますので、熊本市の方たちに楽しんでいただきたいと思います。

★11月30日(土)みんなで遊んでほっと一息!
          木のおもちゃ広場・スポーツ&ものづくりフェスタ 11:00~15:00
 熊本市総合体育館 中体育館にて、木のおもちゃ広場やものづくり体験、ほっと一息癒しコーナーなど
赤ちゃんから大人まで、みんなが楽しめるイベントです。ご家族そろってゆっくりお過ごしください。
こちらで、押し花しおり作りコーナーを設けます。親子揃って体験してください。


その他の活動
〔書き損じハガキ〕
 書き損じハガキ、古いハガキ、年賀状などを集めています。

〔官製ハガキ、通常切手の購入のお願い〕
 いただいた書き損じハガキや古いハガキを新しい官製ハガキや通常切手に交換して、
それを購入していただくことで初めて支援になります。
たくさん集まっていますので、購入ご希望の方は、ご連絡ください。

〔押し花しおり〕
 押し花を使った手作りのしおりを1枚150円で販売しています。
裏面には、平和を願うメッセージが入っていて、プレゼントに喜ばれています。
購入ご希望の方は、受け渡し方法など相談に応じますのでお問い合わせください。

 また、押し花しおりの販売やしおり作りが出来る場所を探しています。
完成品の押し花しおりは、わずかなスペースでも販売できますので、講演会や発表会
などでご協力いただけると有り難いです。よろしくお願いいたします。

 室内のイベントでしたら、自分で押し花しおりを作ることもできます。
子どもから大人まで簡単にできて、だれにでも楽しんでいただけるものです。
材料はすべて持参しますし、費用は1枚150円です。人数に関わらず、
遠慮なくお問い合わせください。

〔使用済み切手〕
 ご家庭や職場などで使用済みの切手がありましたら、送ってください。
大きめに切り取ってもらってもかまいませんが、切手の周り3mmくらい残して
切り取ってもらうと助かります。
集まった切手はネットオークションで販売しています。

〔不用品〕
 日用品や贈答品などで、ご家庭で不要なものがありましたら、提供してください。
バザーやフリーマーケットなどで販売して、収益を寄付します。

その他、活動へのご意見やアドバイスがありましたら、どんどんお寄せください。
よろしくお願い申し上げます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする