まくとぅーぷ

作ったお菓子のこと、読んだ本のこと、寄り道したカフェのこと。

あの時ほどじゃない

2021-03-26 22:32:20 | 日記

珈琲文明さん、恒例の第四金曜ライブ。

ところが2日前、原因不明の発声不能。

歌うたい御用達の耳鼻咽喉科に行って

ドーピングしつつ敢行。

もし本日初の文明ライブの人がいたら(どうかな、みんな常連っぽかった)

「マスターってハスキーボイスなんだね」と思うところだ。

なのに「タンポポ」だなんてハードなの歌っちゃうんだもんね。

プロ野球の誰それを引き合いにだし

「あの時あんだけひどい状態でも試合に出たんだから

今回のこれなんか軽いもんだ。」

という謎のハードル設定で

この先は何があろうと、今日のことがあるのだから

乗り越えられるだろうって。

「比べればマシ」ってすっごいまやかしなんじゃないだろうか。

うちの会社で言うところの「前年比」みたいなもんで。

転んじゃった幼児が泣き出す直前に

「痛くない」って親が宣言してしまって

「え?あ、そう?そうかも」って騙されるみたいな。

「あなたなんかわたしに比べれば全然辛くないじゃない」

なんて言われたとしたって、

いや、でもわたしが辛いと感じていることは事実で、

それに対しての慰めには全くなっていませんよ、と。

えっと、話があまりにそれたので

ライブのことを書こうかな。

春なのでそれっぽい歌特集。ライティングも桜っぽい色だったな。

the rose(B.ミドラー)

チェリー(スピッツ)

小さな肩に雨が降る(谷村新司)

春(樋口了一)

僥倖(コブラツイストアンドシャウト)

さよならカラー(スーパーバタードッグ)

タンポポ(コブラツイストアンドシャウト)

悪くない(コブラツイストアンドシャウト)

わたしの一番好きだったのは、さよならカラー。

スーパーバタードッグはファンクロックの人たちらしいんだけど

これしか知らないんだよね。そしてこの歌大好き。

スティーブペリーの歌は「オープンアームス」が大好きでそれしか知らない、と同じで。

多分本人たちは「どうなのそれって」ってなるよね。

コブラツイストアンドシャウトで一番好きなのが「黄金色のススキ」って言ったら

5人全員から「どうなのそれって」ってどつかれるよね。

樋口パイセンの春も素敵な曲だった。今度オリジナルを聞いてみよう。

谷村さんの歌を歌うとなんとなく節回しが谷村さんに寄ってしまうのはなぜだろう。

ライブの前にTさんと鶏塩ラーメン食べながら「クラフトエレキギター」の話をしてた。

とうとう自ら作っちゃうのか。ギター小僧ここに極まれり、だな。

そして買う方のギターでは「マーティンのバックパッカーいいよね」と盛り上がる。

限定モデルのマホガニーのやつなんか、中世の楽器みたいな風情だよ。

文明ライブのエンディング、決め台詞は

「音楽があると人生は楽しい。」

御意。