まくとぅーぷ

作ったお菓子のこと、読んだ本のこと、寄り道したカフェのこと。

メモ*ざっくざくチョコチップクッキー

2016-05-22 12:35:33 | お菓子作り


*材料 直径10センチ 36枚

バター 150
グラ  150
卵   1個

薄力粉 200
BP    5

チョコチップ 100
オートミール  80

*作り方

バター練ってグラ混ぜる
卵混ぜる
粉類ふるって入れる
チョコとオートミール入れる
冷蔵庫で休ませてから
手でまるめて天板へ
かるくつぶして平らに

焼成
180度20分 二段は追加

**********

こないだ作ったのが
ねっちりしっとりで
もっとざくざくばきばきしたのが
作りたかったので
卵を半分にして
間隔とって焼いたら
思い描いた通りになったので
ちょっとしあわせ。

じぶんの思う通りに
なることなんて
そうそうありゃしないもの。

これからお友だちの
絵をみにいくんだけど
イメージをかたちにできるひと
心から尊敬する。
それは絵に限らず歌でも粘土でも
動画でもなんでも。

絵もかけず
歌もうたえず
詩もかけないやつは
あくせく勉強して
あくせく働け

これ、相当心に刺さったな。

働きますよ、あくせくと。




教室撮影 宮前平編

2016-05-17 21:17:56 | 日記


なんちゃってカメラマン
二年目の夏
なにしろこんなに楽しいお仕事
他にない
先生の奮闘ぶりも素晴らしいし
ちびたんもおっきい子も
がんばってお勉強してる様子は
いじらしい

ボスの管轄が広くなったので
わたしの出張先も拡がる予定で
三浦とか横須賀とかだったら
直行直帰クルマにチャリ積んで
行っちゃおうかと企んでる

ただ、わたしが出掛けてる間は
通常業務は滞るか、同僚ちゃんが
必死にレシーブするかなので
たとえうきうきしていても
なるべくしんみりと出掛けることに
している

そして翌日は決まって残業となるが
楽しいこととしんどいことは
かわりばんこが世の常なので
甘んじて受け止めている

業務の一環という扱いなのだが
わざわざ来てくれたから、と
お菓子やジュースを用意して
くださる先生もいる
恐縮しながらいただくのだが
昨日のこれは過剰すぎて
びっくりしてしまった

10年くらい前、営業時代に
何度か伺ったお教室
ちょっと前にマンションに建て替えた
という話は聞いてたのだが
そのあまりにも巨大なことに驚愕
エントランス横の立て看板や
のぼりがとてもよく目立ってて
教室スペースの手の入れようも
相当なものだし
なによりこどもたちのコントロールが
完璧だったことにさらに驚いた

つまり最初から最後まで
驚きっぱなしだった

だんなさまはここらへんの地主の息子で
先生は隣町の地主の娘で
一人息子さんはこないだ
大学院を卒業後
先生の教室のアシスタントをしてるそう

こんなお教室が担当エリアに
あることはとても嬉しく誇らしい

けど
庶民なわたしの心に
まっさきに浮かんだ台詞は



お金持ちっていいなあ




ほんとごめんなさい、先生


お菓子ありがたくいただきます

棚田ちゃり

2016-05-16 19:22:00 | 日記


そうだ千葉行こう、と
お昼過ぎに車にちゃりを積み始めた。
渋滞の心配されたアクアラインも
するーっと通過。
何回通っても感心する
海中トンネルと海上ロード。
トンネルに窓があったら
最高なんだけど。

キョナンホタという
聞きなれず言いにくいインターで
降りて漁港を目指す。
まずは腹ごしらえの海鮮丼。
窓際で実演販売してる
たまごやきの美味しそうなこと。
どんなにシュミレートしても
ここで食べきれないし
持ち帰れない巨大な黄色い四角。
未練がましい食いしん坊。
しかたないのでびわゼリーで
妥協する。

ちゃりを組み立て、向かうは
15キロ先の鴨川市。
大山千枚田の美しい景観を目指す。
大好きな田園ライドに心踊るが
のちに若干の勘違いがあることに
気づく。

走りはじめてすぐ、道の駅を通過。
正直いって、道の駅って
超絶田舎にしかないんだと思ってた。
いやそうじゃなくて
千葉がそんなに超絶田舎だなんて
思ってなかった。
なにしろ広い県なのだから
都会も田舎もあるのは
当たり前だし
箱根を持ってる神奈川県民が
何を言っちゃってるんだ、と
いうお叱りも当然だと思う。

舗装されてない川の流れ、
いたるところにある神社の鳥居、
広い広い田んぼ、
キバナコスモスやカラーの群生。

そしてじわりじわりと登り坂。
最初のうちは、少し登っては下ってたはずなのに
だんだん登っても登っても登り坂。

あとで地図見てわかったのだが
棚田のあるエリアは
房総半島の真ん中
尾根になってる場所にある。
港からは登っていくに
決まってるのだった。

息あがり、脚止まり、
ようやくたどり着いた高台で
小休止しようとしたら
犬のブリーダーの小屋の前。
数えきれない量の
高価そうな子犬たちが
一斉に吠えたてる。
ヘンナヤツキタ!!
ヘンナヤツアッチイケ!!

その先はどんどん下がる。
帰りは登るんだと思うと
ちっとも嬉しくない。

大きな道路に出て、棚田の標識を発見。
ついこないだもここに来たムスメから
重大発表が。

「ここからはずーっと登ります。
なぜなら、棚田ですから。」

…それってあまりにも当然すぎて
気が遠くなる。

でもしかたない。
美しい景色のためだもの。
それに登らなきゃここまでの苦労が
報われぬ。

マイペースで行くので
お先にどうぞと言ったら
あっという間に見えなくなった。

じりじり漕いでさっさと諦めて
ちゃりを押しながらだらだら歩く。
日陰はうっそうと緑が繁り
空気がひんやりする。
加圧ポンプ室、人気もなく。
でもあとでサイト見てたら
日本唯一の天然水の棚田って
書いてあった。
けっこう登って来たところに
唐突にあるテニスコート。
いったい誰がいつ、こんなところで
テニスするのだろう。



急に開けた緩い下り坂の終わりに
待ち構えてる家族。
ここが棚田なのか。
確かに素敵な眺め。

「あ、ううん、大山千枚田はもうすこし先。」

なんだ、きれいねーとか言っちゃったじゃないか。

そしてそこから本当にすぐ先に




圧巻な風景が広がっていた。

耕地改革にちょっと乗り遅れてしまったために、現存している棚田は
そのままだと放置されかねないので
一区画単位で都会の人にも貸している。
ちゃんと真剣にやるんなら、米作りを教えてもらえ、収穫できたらじぶんで食べられる。



一帯の里山はフィールドワークもできるよう、保存団体がメンテしている。
今日もたくさんの人が観光に訪れ、
写真を撮っている。
千枚田が視界に入った瞬間は
みんなテンションがあがるが、
記念撮影したあとは
別にそこでなにかできるわけでもなく
さっさと車に乗って降りていく。
ちゃり組は今日のところは我々だけのよう。



三脚をセットしてるカメラマンがひとり。夕暮れ待ちかも知れない。




赤みを帯びてきた陽光が水面にやわらかく反射している。



近くの素朴な小屋仕立てのカフェで
チャイを飲んだ。
少し冷えた体があたたまる。

来るときに、帰りここ登るのやだなと
思った坂は
千枚田の直前のに比べたら
ゆるっとしたもんで
あとはほぼ下るのみの帰り道。
雲の合間、稜線のうえに
真っ赤なおひさま。
漁港に戻る前に食べた
びわソフト、いまいち。

港には温泉施設もあり
ぬるい炭酸泉につかって
手足のばすといい気持ち。
帰りのアクアラインもするりと通過。
京浜エリアの工場夜景がきらびやかで
ほんの少し前に見ていた田園風景との
落差にくらっとする。

九時少し過ぎに帰宅
前回もらった房総土産の
秋刀魚みりん干しを焼いて
炊きたて土鍋ごはんと
わしわし食べる。

無駄なくがっつり遊んだ
休日のはんぶん。

はぴば

2016-05-14 17:33:23 | 日記

早い春のひだまり

こんな名前を
お菓子につける人って
どんな人なんだろう

会いたい人は
代官山へ行ってみて

こんだけ偉い人なのに
こんだけオーラ薄い人も
めずらしいけどね

このお菓子には
なにやら
お母様との思いでが
込められているそう

そんな大切なお菓なのに
正式な姿のロールに
いつもしないのは
しっかりした生地を
うまく巻ける気がしないから

ごめんなさいとおるちゃん



たっぷり作ったクレームオブール
ぜんぶナッペしちゃった
恐ろしい量のバターを
食すことになるけど
一年にいちどの暴挙だから
許されないかな



あたし、はじっこがいいー
3面!
と、お誕生日girl
たーんとめしあがれー

嬉しそうに完食したのち
お皿をさっさと洗って
残ったケーキをカットして
しまいこむのを
横からうきうきのぞきこむ
ぜんぶのケーキに
視線で予約タグをつけていく

去年は材料揃えるのに
失敗したから
今年はしっかり事前に
ネットや店舗で準備して
臨んだイベント
無事に終わってひと安心

教習所にも通い始め
ますますパワーアップしてゆくムスメ
新たに入ったゼミにも馴染んできて
相変わらずバイト先でも頼られ
なにやら化粧とかしてみたり

ふと、ひだまり作るのも
あと何回もないかもしれない
とおもったら
なんだか
なんだか


べつに勝手に作ればいいのか






お菓子を作る理由

2016-05-14 15:32:13 | お菓子作り


アマンドキャラメリゼ

作り方は

シロップをつくる
アーモンドを焼く
アーモンドにシロップをまぶす
バターを塗った天板に広げる
ときどき混ぜながら焼く

こんなかんじ。

単純だけど手間かかる。

これは今日作るケーキのパーツ。
今は、ビスキュイ焼成中。
クレームオブールノワゼットは
すでにできあがってて
冷蔵庫でおとなしく寝てる。
この3つを組み立てて
ケーキにする。

お教室で習うケーキも
だいたいパーツが3つのことが多い。
これ以下だとちょっとさみしいし
これ以上あるとへとへとになる。

ふだん、自分が作りたい、
自分が食べたいから
作るお菓子だけど
誰かにリクエストされて
作るのがいちばん楽しい。
作ったものを食べたひとが
おいしい!って笑ってくれるのが
いちばん幸せかもしれない。

だけど
もう8年くらい
お誕生日というと
ひだまり!と叫ぶムスメ
たまには違うのも
目先変わってよかろうに
それとも
ワンパターンの美学なのか
ハハを「ひだまりマスター」に
鍛えるつもりなのか。



ビスキュイが焼けた。
ちょっと焦げた。

お菓子作りを教わって
10年目になる。
プロのお菓子屋に
なりたいわけじゃなくて
楽しいしおいしいし
もらってくれたひとが
喜んでくれるから
続けてるんだけど
ちょっとなにかが
満たされず

やりたいことは
まだ妄想の域を超えないけど
なにかの片手間に
ぼんやり考えるんじゃなくて
ちゃんと向き合える時間を
せめて作ろう。
仕事に忙殺されてる今
それすらどうしたらよいか
わかんないんだけど。

そしてとりあえず今日は
我が愛するお誕生日girlのために
ひだまりを完成させよう。