2018.6.14
昨晩母に巻いてもらった足の包帯は朝を待たずして半分解けて、一生懸命巻いてくれた気持ちはありがたいが、不器用だと思う。
今朝は私が母の前で自ら包帯を巻いた。
見よう見まねで巻いた包帯に母は「看護師になれば良かったのに!」と、言った。
おそらく高校を卒業して「看護学校に行きたい!」と、言えば反対にあうことは目に見えている。
今更何を言っても母には通用はしないのだ。
いただいた湿布薬をありがたく使わせてもらっている。
このところどうしたことか寝ても覚めても頭の中は師匠のことでいっぱいだった。
そして目の前を師匠のお仲間の浪曲師の顔がちらつくのだ。
一度しか聴いていない花渡家ちとせさんの顔さえちらついてきた。
どうにもこうにもいたたまれなくなって涙さえも溢れて来る。
腫れた足首や痛い左手首に、それでも出来る範囲で家事はする。
物干し場に洗濯物を干しながら見上げた空に師匠のことを想う。
次々に浪曲師の顔が浮かぶ。
人一倍やきもち焼きで独占欲の塊のような私は、好きになった人が誰かと話をしていることにもやきもちを焼いてしまうのだ。
でも主人が誰かに取られる心配のないことは嬉しいと思う。
のど自慢のはがきが来ないのでヤキモキしている。
予選に出れなければクミコさんのコンサートに行くのだ。
予選に出れるならカラオケBOXに行って練習もするのだ。
許されるものなら着物も着て見たい。
なんなら浴衣でも構わないと思う。
どうせ着れば着たで母がごちゃごちゃ言うのは目に見えている。
雲の切れ間に次々と浮かぶ浪曲師の顔は皆私のあこがれだった。
生きている間にあと何回浪曲を聴けるのだろうか?
木馬亭に何回通えるのだろうか?
普通に歩けるのだけれどいっそのこと外出は杖を突いて歩こうかしら?
自転車だって乗れるのに杖を突いて歩こうかしらと思う。
日々生きていることは時には残酷だとも思う。
死ぬ勇気のない自分は時としてみじめなのかも知れない。
うつ病になって自殺願望はなかった。
リストカットもしなかった。
そんなことをする勇気は持ち合わせてはいない。
さあ、日曜日の差し入れだね。
4人分だね。
こういうの意外と好きなんです。
昨晩母に巻いてもらった足の包帯は朝を待たずして半分解けて、一生懸命巻いてくれた気持ちはありがたいが、不器用だと思う。
今朝は私が母の前で自ら包帯を巻いた。
見よう見まねで巻いた包帯に母は「看護師になれば良かったのに!」と、言った。
おそらく高校を卒業して「看護学校に行きたい!」と、言えば反対にあうことは目に見えている。
今更何を言っても母には通用はしないのだ。
いただいた湿布薬をありがたく使わせてもらっている。
このところどうしたことか寝ても覚めても頭の中は師匠のことでいっぱいだった。
そして目の前を師匠のお仲間の浪曲師の顔がちらつくのだ。
一度しか聴いていない花渡家ちとせさんの顔さえちらついてきた。
どうにもこうにもいたたまれなくなって涙さえも溢れて来る。
腫れた足首や痛い左手首に、それでも出来る範囲で家事はする。
物干し場に洗濯物を干しながら見上げた空に師匠のことを想う。
次々に浪曲師の顔が浮かぶ。
人一倍やきもち焼きで独占欲の塊のような私は、好きになった人が誰かと話をしていることにもやきもちを焼いてしまうのだ。
でも主人が誰かに取られる心配のないことは嬉しいと思う。
のど自慢のはがきが来ないのでヤキモキしている。
予選に出れなければクミコさんのコンサートに行くのだ。
予選に出れるならカラオケBOXに行って練習もするのだ。
許されるものなら着物も着て見たい。
なんなら浴衣でも構わないと思う。
どうせ着れば着たで母がごちゃごちゃ言うのは目に見えている。
雲の切れ間に次々と浮かぶ浪曲師の顔は皆私のあこがれだった。
生きている間にあと何回浪曲を聴けるのだろうか?
木馬亭に何回通えるのだろうか?
普通に歩けるのだけれどいっそのこと外出は杖を突いて歩こうかしら?
自転車だって乗れるのに杖を突いて歩こうかしらと思う。
日々生きていることは時には残酷だとも思う。
死ぬ勇気のない自分は時としてみじめなのかも知れない。
うつ病になって自殺願望はなかった。
リストカットもしなかった。
そんなことをする勇気は持ち合わせてはいない。
さあ、日曜日の差し入れだね。
4人分だね。
こういうの意外と好きなんです。