ちいさなつづら

肩幅で暮らす。

伊予生糸の伝承へ!!

絶滅の危機にある文化、養蚕・製糸。その中でも、最高級品質の絹糸、「伊予生糸」は、日本の地理的表示保護制度の認証を受けています。養蚕農家、製糸技術者が減ってゆく中で、どのように後世に残して行くか、皆さんのご協力を得ながら、課題解決に向けて頑張ります。応援よろしくお願い致します!

失言

2013-08-05 18:17:24 | かんがえるあし


 野球の世界では、『失投』というのがありますね。


 どんなに好投を続けていても、たった一球の、甘く入った球を打たれて、勝敗の分かれ目になっちゃうような、球。



 政治家の世界にも、『失言』というのがあって、たった一言で、一線から退かなければならなくなる人も、過去にたくさんいました。


 わたしにも、明らかな、『失言』の思い出が、たくさん、あります。

 
 当時、付き合っていた女性と、初めて旅行へ行って、帰りのバスにて。


『あなたとは、二度と旅行にはいきたくない』


 私の言葉の後、その女性は、静かに涙を流しました。


 これは言い過ぎたな、と思ったけれど、『発言を撤回』します、なんて、便利なシステムもないし、うろたえてしまいました。


 ただ、私の記憶では、その時、謝罪はしなかったと思います。(ひどいよね!)

 私にはそれが、真実だった、というのが、その時の感情です。

 
 当時、彼女とは遠距離ではなく、まさに至近距離恋愛。毎日のように顔を合わせていたし、無理して旅行へ行くこともないと思っていました。そして、『二度と旅行へは行きたくない』とは言ったけれど、『あなたが嫌いです』という意味で言ったつもりは、ありませんでした。

 ただ、物は言い方ですよね。


 『あなたとは、二度と旅行へは行きたくない』と言っておきながら、でもあなたが嫌いになったのではないですよ、という気持ちは、わかってくれるかも、みたいな、淡い期待は、単なる幻想でした。

 私は、当時彼女と一緒に暮らしたいと、切望していました。ちなみに、『旅行』は、そもそも、私は好きではないのです。『日常の暮らし』の方が、好きなのです。


 『旅行へ行きたい』という彼女の要望に応えるような形で、行った旅行。楽しい旅行でしたが、最終日、思わぬ予定変更等のハプニングがあって、彼女がイライラしてきたのがわかったので、私もつい苛立ってしまったのでした。その後の二人の関係は、言わずともご想像がつくと思います。もうはるか昔の話ですが。



 言葉は、気を付けなければ、ならないのだ!!!



 


 
  



 

「ちいさなつづら」

2013-08-04 11:54:18 | 大地の恵み

 愛媛県では、ナスと言えば、長ナスが主流です。


 さて、左側の小さなナスと、右側の大きなナス、何が違うと思いますか?



 小さなナスは、我が家の庭でとれたもの。


 大きなナスは、ご近所からのいただきものです。


 私は、一人暮らしですから、ナスは、小さくて十分。毎日食べるものでもないので、株が一つあれば、ひと夏じっくり楽しめるのです。


 ご近所には、高齢の農家さんの多くが、やはり自家菜園をしていますが、食べる量も少ないのに、とにかく、たくさん生産しようとします。

 大きくて、たくさん物がある、ということが、最もいいことだと、信じて、70年近く生きてきた人たちです。

 たくさん作れば、当然、あまります。


 昔なら、今より人も多く住んでいて、みな若かったから、おすそ分けも喜ばれたことでしょうし、それが近所のコミュニケーションにも、いい影響を与えていたと思います。


 今は、超高齢化と、過疎の時代。作りすぎたナスも、捨てるのに困るから、タダでもらってくれたら助かる、みたいなものになっています。


 私も付き合い上、断れないので、いただきました。

 
 さて、上の、2種類のナス。もう一つ違う点があります。


 私のナスは、そもそもなぜ小さいかと言えば、肥料をほとんど入れてないからです。

 大きいナスは、見るからに、肥料を大量に入れているのがわかります。


 つまり、今、農家さんたちは、大量の肥料と、手間と資金を投入して、物を余らせて、困っているのです。


 体に似合わずに、『大きなつづら』をお土産に欲しいといっているようなもの。


 農産物を、作り、育てる喜びは、格別なものです。ただし、その喜びにおぼれて、大切なことを忘れてしまってはいないのか、と、いつも感じます。


 私は、『小さなつづら』を、選びます。


 私には、それが似合っていると思うし、それで、満足しています。

オレの田んぼ 出穂!!!

2013-08-03 08:30:51 | 大地の恵み

 昨夜は、例によって、地区の共同かん水の夜勤当番。少し仮眠は取れましたが、やはり、眠いです。普段から、早寝早起き、規則的な生活をしていますから、リズムが狂うのは、ハードです。

 さて、先ほど、夜勤から帰って、庭の田んぼ(バケツ栽培)を見て、びっくり!!!


 穂が出てる!!!



 毎日、朝晩見ているのですが、昨日の昼時点では、気が付きませんでした。


 


 隣町の田んぼでは、早場米の穂が垂れてきていて、お盆過ぎには収穫が始まりそうな感じです。

 うちのはいつ穂が出るのかなあと思っていましたが、8月3日、ついに出ました。


 時折、イナゴも見かけるようになって、なんとなく田んぼらしくなってきたところ。一粒一粒の種から、こんなにたくさんの実がなるわけですよね。いのちの不思議。


 数日前には、強い雷と雨がありました。稲光、稲妻。


 収穫が、待ち遠しくなってまいりました!!!